そして今日は過ぎ行く

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湯ったり熊野

2010-04-11 11:06:12 | 国内・旅コラム
14時頃には、ようやく熊野へ着きました。
↓こちらは本宮大社ではなく、境内にあったお社です。桜がきれいだったので。

本宮は撮影禁止だったのですが、注意書きが控えめで、みんな気づかずにバシバシお社を撮影しています。
おかげで、神社特有の気持ちがピシッと引き締まるような空気がすっかり消えてしまってました

参詣のあと、大社前の茶店ですごい人だかりがしてたので、何かと思ったら、餅つきをしていました。
見物人はみんな外国人の方です。
ちょうど餅をつき終ってこれから丸めるというところだったんですが、臼から餅が取り出されただけで観衆は「ohhhhh~」と大盛り上がり!!!

とにかく人垣がすごくて近づけず、肝心の餅が写せません。
しかし、こういう何気ない日常のひとこまがこんなに喜ばれるのですね。
特別にお金をかけなくても、ちゃんとニーズを拾っていけば、観光資源は生み出せるのかもしれません。

宿にチェックインして、明るいうちにあたりをぶらぶら・・・。
←自販機には、平安時代の熊野詣の装束の写真が
←こんな懐かしい風景も

喫茶店のメニューボードに↑熊野本宮大社に縁の深いやたがらすが書かれています。
ここでハンバーグランチ(17時30分まで注文可)を食べました。
熊野牛という、地元産の肉を使われているそうです。
オージービーフみたいに草を食べて育った牛の味がするなぁ・・・と思いました。
あとで調べてみたら、熊野牛は、主にわらを飼料としているみたいですね。
肉の香りがいいので、洋食と相性バッチリでした。
デミグラスソースも甘みのある優しい味でおいしかったし、たくさんの種類の野菜が少しずつ添えられていてきれいな盛り付けでした。

郵便局だった建物を改装して営業されてるのですが、窓口のカウンターがそのまま残してあります。
係の人が入る部分を凹ませてあるのが面白いですね。
食後は近くの渡瀬温泉に行きました。
暗くなってから行ったので、露天風呂の景色が見られず残念。
内風呂の湯船と露天風呂の湯船がつながっていて、間のドアを開けると、お湯に浸かったまま移動できるのは面白かったです。
いい湯でしたよ~

車で10分ほど距離に湯の峰温泉もあり、翌日に朝風呂をしに行きました。
源泉そのままの『くすり湯』は本当に温泉成分が濃い感じがします。
使い込まれていい色になった木の浴槽で、ゆっくりと温まれました
なんでも日本でいちばん古い温泉地だそうで、レトロな佇まいの旅館が立ち並んで、ひなびたいい雰囲気です。
旅館の看板には、昔懐かしい書体で「冷暖房完備」「エレベーターあります」なんて記してあるのも味があります。
川湯温泉は、時間がなくて今回は寄れませんでした。次回は行きたいです・・・。

↓こちらは熊野の幸たっぷりの素朴な朝食。
ケンミンショーで見た茶粥に思いがけず出会えてラッキーでした。
本当に普通のお粥と違って、健康なときでもおいしく食べられます。
干物や筍も、ぜんぶ地元産のものでした。

本当に心遣い細やかなお宿で、快適に過ごせました。

次は新宮市を経由して、那智勝浦へ→
(途中寄り道あり)


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