そして今日は過ぎ行く

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神戸ビエンナーレ会場で昼食

2009-10-10 17:40:26 | 日帰り・食べ歩き・おでかけ気分のレシピ
神戸ビエンナーレの会場内で昼食も済ませようと、軽食コーナーに寄りました。

旧居留地にあるカフェが出店しているようです。
傾斜をつけて置かれたコンテナが店舗になっていますが、ここでは落ち着いてお茶が飲めそうにないですね…。
席数が少ないので、長居されないための工夫でしょうか? それとも単にアートっぽくしてるだけ?
これとは別に、普通の平らな場所にも席があったので、そこで食べることにします。


ハンバーガー¥600也。

値段だけ聞くと高そうに思えますが、パティは、もしこれがハンバーグ定食だったら、980円でも納得するぐらいのボリュームがあります。
あまりに厚みがあるので、これが目の前に運ばれてきたときには、どうやって食べようか、しばらく悩みました。

プラス100円で飲み物もつけられてお得でした。
おいしかったですよ!

※11/7追記
再訪しました。
今度はチーズ焼きカレー(700円)を。

スパイスの香りが効いていておいしかったです。ナッツを砕いたものがパラパラと乗っていて、その食感がアクセントになっています。
チリパウダーもたくさんかかっていましたが、辛すぎることはなかったです。

天気の悪い平日、ゆっくりと見れました。神戸ビエンナーレ

2009-10-10 15:52:58 | 日帰り・食べ歩き・おでかけ気分のレシピ
先日、神戸で、用事の合間に4時間ほど待たなくちゃいけなくなり、急遽、ひとりで神戸ビエンナーレを見に行きました。
2年前の開催に続き、今回は2回目。
メリケンパークの一角に、会場が設けられています。
前回は、会場のまわりにビニールテープが張り巡らされているだけだったので、入場料を払わない人が、テープをまたいで会場内に勝手に入ったりしていましたが…。

今回は立派な柵↓ができていました!

前回、受付のにーちゃんに嫌な顔をされながらも、文句を言った甲斐がありました!


その頑丈な柵で囲われた会場の中には、貨物用のコンテナがたくさん並べられていて、そのコンテナの中に、現代アート作品が展示されています。
この日は台風が接近していたので、観客が30人ほど…ものすごく少なかったんです。
おかげで、ほとんどの作品を独り占めして、ゆっくり鑑賞できました。

↓ここから先は、展示作品の説明や写真を載せますので、これからビエンナーレを見に行きたいという方(とくにうちの旦那!!)は、ご注意ください。

①これは大賞を取った「beyond the sea」という作品です。

左右の壁は鏡張りで、床には白い砂が敷かれています。
その砂の上に、いろいろな画像が投影されます。

ビルがにょきにょき伸びてきたり、たくさんの色がちかちか点滅したり、波がゆっくりと打ち寄せたり。
万華鏡を見ているように、飽きずにいつまでも見ていたくなりました。

しかし、雨の日に行くと、靴が砂まみれになります…


②これは特別賞の「むぎゅむぎゅ轍」という作品。
真っ暗なコンテナの中に入ると、奥のほうに、何やらトンネルのようなものが見えます。
トンネルの壁には、柔らかいゴムボールがたくさん貼り付けてあります。
このボールは、子ども向けのおもちゃで、触れるとその刺激で蛍光色の光を放ちます。

暗闇の中で不安なので、壁に手を突いてトンネル内を歩くと、壁一面のゴムボールに手が触れ、いろんなところがピカピカと光ります。

わずかでも明るくなるとほっとします


③こちらは入賞作、「BUTSU」です。

その名のとおり仏様なんですが、材料は使用済みのダンボールなんです。

作品の一部に、見覚えのあるイオン系スーパーの荷札シールが!
この段ボールは、神戸市北区から持ってきたようです。
その隣はコープのダンボール。これだけ集めるのは大変だったでしょうね


④そしてこちらも入賞作品、「ワールドカウハウス」。
このコンテナは、実際に牛舎として使われていたそうで、牛のおしりが擦れてできた傷がいっぱいついていました。

こんなギリギリのスペースで飼われていても、牛さんはおいしい乳を出せるのでしょうか…


この他にも、いいなあと思った作品はあるのですが、その雰囲気のよさが写真では伝えられなくて残念です…。
カンヌで賞を取ったアニメーション「つみきのいえ」を上映していましたし。
1200円のチケットで2回見に行けるので、また時間ができたら寄ろうかと思います。

※11/7追記
旦那と一緒に再訪しました。
休日にもかかわらず、やはり空いています。こんなに客入りが悪くても、次回開催はあるのでしょうか。不安…。

今回は、前回にゆっくり見られなかった作品を鑑賞できました。
特別賞受賞の「Walk into the Light」という展示です。

コンテナの壁一面に鏡が貼られていて、中心にミラーボールが下がっているので、映り込みがとても綺麗です。
前回になぜゆっくり見られなかったかというと、ミラーボールの真下(柵があって立ち入り禁止のはず!)に、なぜか観客のおばちゃんが無言でボーーーーーーーーーッと座っていたんです。
真っ暗闇の中でひざを抱えてしゃがんでいる姿があまりに怖くて、そそくさと出てきてしまったのです。
今回じっくり観てみたら、静謐な美しさに打たれ、その世界の真っ只中でしゃがみたくなる気持ちはよぉーーくわかりましたけど…本当に怖かったです!

あともう一つ、前回に体験しそびれたのが、特別賞を受けた「Liquid Dreams」という作品です。
これはコンテナの中に大きな壷が置いてあって、そこにたっぷりと水が入っています。
観客は、水に溶ける紙に願い事を書き、壷の水に紙を溶かしておくと、後日、その水を海に還してくれるという趣旨の展示なんです。
前回は、紙が品切れで願い事を書けなかったのですが、今回はちゃんと紙がありました!
じつは、観にいってからずいぶん日にちが経っているので、あのときの壷の水は、もう海に還っているかもしれませんね。
願い事が叶うといいなぁ