発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

モーニング症候群(Morning Syndromeあるいはワイド症‘Waido’ Syndrome)

2020年12月16日 | 日記
◆ご公儀は、たぶん新型コロナの特別扱いをやめたい
 先日、初めて新型コロナで十代の女性の死者が出た、と報道され、すぐに、それは間違いで、十代にまだ死者は出ていない、と訂正された。
 これは、少なくとも日本において、新型コロナでは若年者は亡くなっていないということを、厚労省が「強調して」告知する手段だった、と認識している。
 だが世論は動かざること山のごとし。
 日本では年間140万人に近い人が亡くなる。1日平均で3000~4000人、冬場は多い傾向がある。そのうちの年間2000~3000人、1日数十人の死因(しかも年齢や基礎疾患は考慮に入れていない)となっている感染疾患について、ここまで経済を停止する必要があるのかと毎日考えている。
 たぶん官邸もそう思って、Gotoとやらを推進していたが、結局世論に押された格好である。
 医療が逼迫しているのは、新型コロナをいまだに2類感染症(SARSとか結核とか)にしているからで、5類(インフルエンザ同様の扱い)にすれば、問題は解決するように思える。

◆世論が新型コロナを過剰に怖がっている
 春や夏には、政治家が強権発動の実験をしているのではないかと、非常に不愉快に思ったものだが、日本ではあまり人が亡くならない感染症だとわかってきたところから、これは世論が問題なのだなと思った。
 未知の疾患で、ひょっとしたらSF映画みたいな大パニックに……なりそうにないことはわかった。
 特効薬がない、ワクチンがない(「11人いる!」)といっても、特効薬やワクチンの「ある」インフルエンザは流行年には年間1000万人が発症し、感染はその何倍かだろう、死者は3,000人、関連死はその何倍か。学校で1人新型コロナ感染者が出たら休校というのはさすがにやめたみたいだが、5人7人でクラスター発生、事業所は閉鎖、休校となる。インフルエンザ流行しかけで合唱コンクールを敢行し、翌日から学年閉鎖になっても校長は責任を問われて記者会見などしない。多くの児童生徒が高熱でうんうん呻ってたのに。秋のうちにみんなインフルやったから、受験に影響しなくてよかったわねぇ、程度である。
 新型コロナではどうなるのか。県にその日1人感染者が出てもニュースになるのはおかしい、と思う人はどのくらいいるのか。そう思ってても、それ言ったら職場やご近所や学校で叩かれるから言えないのだろうか。
 私は風邪ひかないし(〇〇は風邪ひかないっていうし)、たとえ新型コロナに罹ったところで迷惑のかかる職場はないから、ここで書く。
 ご公儀も大変だが、それは、ここ数年にわたる積み重ねの代償である。それはまた後日。
 


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