発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

ぢっと手を見る暇などなし

2013年12月16日 | 日記
◆ピーター・オトゥール氏死去。20世紀がまた遠くなる。
 「アラビアのロレンス」で有名だけど、私が初めて映画でみたのは「ラストエンペラー」のジョンストン先生。もちろんイギリスのマフラー屋さんではなく、清朝末代皇帝の家庭教師として登場した老人。
◆ぢっと手を見る暇などなし。泣き濡れて蟹と戯るなど論外。
 そんな12月だ。
 ぢっと手を見る暇などなし。爪さえきれいに切ってあればよしとしよう。外から帰ったら石けんを使って手をよく洗うのは大事だけど、一体全体何を触ってこんなに汚れたのだと思うくらいグレーの泡が出る。
 季節柄ハンドクリームの宣伝が多いけれど、実に手荒れというものはすべての作業の能率を落とすものである。家事全般の能率が落ちることはいうまでもない。痛くて重いものが持てない。おおよそ「タフ」からほど遠い「やわ」な生活ぶりとなる。梱包作業のスピードが落ちるのは、出版業者としては致命的である。しかも見た目がそこはかとなく不幸そうになるのが実に気に入らなかった。
 そんな手荒れと数年ほどつきあっていたのだが、どんな高価なハンドクリームや油など何をつけてもだめだったしつこい手荒れが、乳酸菌製剤を飲んで改善し、今はハンドクリームを忘れてもびくともしない手になった。
 私が毎日飲んでいる乳酸菌製剤は、蒼井優が宣伝している老舗のもので、ドラッグストアでよく安売りされているごく普通のものである。あの宣伝では一体全体何に効くのか全然わからないが、結構体質が改善するので、あまりそれを目的に飲む人が増えたら発売元の大手製薬会社が商売あがったりになるために、奥歯にものが挟まったような宣伝をせざるを得ないのかもしれない。
 個人の感想ですが、という前置きをつけないといけないのだろうが、私については乳酸菌製剤と手荒れの改善は因果関係はありそう。なにしろ何日か乳酸菌製剤を飲むのを忘れると、手に小さな水ぶくれがポツポツ出てきて飲むと消えるのだ。お腹の調子に特に問題を感じていない場合、乳酸菌製剤は無視しがちなものだが、運良く効くものがわかって本当に良かった。
 そういうわけで乳酸菌製剤を飲むのをここ2年ばかり習慣化している。
 手荒れが治ると同時に、カカトも特別な手入れをしなくてもいつもツルツルになった。今ではたとえ全盛期の福永法源に見られたとしても平気な足裏である。
 そういえばずっと風邪をひいていない。乳酸菌飲料が風邪予防に効くという宣伝もやっているけれど、乳酸菌製剤で十分みたいである。ヨーグルト類を食べるのは、乳酸菌とともにカルシウムやタンパク質を補給するのが目的となる。タンパク質は運動の直後に摂取するのが望ましいということで、運動後はどうせ飲むなら飲むヨーグルトである。
 健康によい、とりわけ脳に良い、ということでDHAやEPAのカプセルを販売しているが、それらはようするに栄養的にはオメガ3脂肪酸であるから、植物由来のアルファリノレン酸でもよいと思い、スーパーでエゴマ油とかアマニ油を買って、毎日スプーンで飲んでいる。アマニ油おいしいよ。酸化しやすく、酸化すると逆効果なので冷蔵庫に入れてさっさと飲み切らないといけないけど、それでも健康食品売り場で売ってるカプセルと比べると、コスパばつぐんである。とはいえ本当に私の頭に効いているかどうかは甚だ疑問である。まあ、気休めとしてでもいいではないか、高くつくものではないことだし。
 出かけるときは、カロリーメイトとベビーチーズ(QBBのアーモンド入りと雪印のサラミ入りがおいしい)と、何か果物を持って。何かおいしそうなお店があればそこがよし。なければ携行食というわけ。
 いつも走っているわけではないけど、靴は全速力で走れないと意味がないと思っている。腕時計は、最近は歩数計つきのものを愛用している。長傘は65センチの大型。折傘は晴雨兼用。
 オヤジっぽいコーディネートにならないために、イヤリングは必須。自分を甘やかす食べ物としては、明治ハイミルク。これは秀逸。いまいちばんおいしいと思う。
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