発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

ひどい副反応が誰にも出ないように祈ろう

2021年07月01日 | 日記
 緊急事態宣言から蔓延防止に変わって、それでも「命を守る行動を」という県のアナウンス活動は続いている。ともかく統計の数字をみて百分率の計算をしてみよう。
 510万福岡ケンミンの約0 .7%(1,000人に7人)しか陽性とカウントされたことがなく、約0.0086%(1,000,000人に86人)の人が今現在陽性とわかっている人、その半分が自宅療養か宿泊機関にいる無症状者か軽症者、残り約半分203人は入院中で、ICUレベルの重症患者は今現在14人。これまで亡くなった人は1万人に1人。これなら現在新型コロナで闘病中の私の知り合いがいないのは当然で、これまで新型コロナに罹った知り合いが1人しかいないのも、私の友達が極端に少ないせいではない。会社や学校に所属していなければそんなものだろう。

◆流行り病の実感がない
 これが、治験が終わっていない外国産ワクチンを広く打たなければならないほどの緊急事態で蔓延で危機なのかという疑問は消えない。世界的流行だが、日本においては爆発的流行状態というのとは違うように思う。実感がない。知り合いがほとんど罹ってないし、統計を見て割り算してみても、その実感が、統計とかけ離れた楽観とは思えないのだ。

◆国産ワクチンの治験のお知らせ
 国産新型コロナワクチンの治験ボランティア募集。国産ワクチンの治験(効果や安全性についての臨床試験)がはじまる。今接種が進んでいる外国産新型コロナワクチンも、治験の済んでいないワクチンなのだから、どうせなら国産ワクチンの治験に参加すればワクチン打った上に協力金(今回は協力金という名の報酬が数万円出るという)をゲットできる。ただ、現実は甘いものではないみたい。
 治験の済んでいないものの外国産を、大勢で接種しているというのが現状である。安全と言い切れるわけがない。通常なら、まだ発売できない段階のものだから。治験が終わっていない限り、安全性はGOⅮ KNOWSとしか言いようがない。しかも、ワクチンを打ったからと言って、その人が金輪際新型コロナに罹らない、人にうつさないというわけではなく、だから今まで通りマスクをして3密を避けてねと言われる。何それ~(号泣)。
 ワクチンは任意であるとご公儀からの案内に書かれているのはこういうわけである。職域接種のワクチン供給がストップになるのも、職域実施だと半強制となりやすく、「何か起きたとき」に「自己責任」と言いにくくなるからであると私は踏んでいる。
   ワクチンは任意である。打ちたくない人は打ってはいけない。
 今接種されている新型コロナワクチンは、治験をスキップして(これは薬の世界では、ものすごい例外なのだ)緊急避難的に認可されたものだが、そこまでの緊急避難的状況なのだろうか、と、百分率の計算をし、小数点の位置が正確かどうかを確かめながら思う。

◆陰謀説は信じない
 ところで、新型コロナワクチンが、世界人口を減らす陰謀だという風評が一部にあるらしいが、それは違うと思う。人を減らそうと思っているような悪人は、変わり者ばかり残る世界を望むわけないもんね。たぶん。
 ともかく誰にもひどい副反応が出ないように祈っていよう。