発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

保育園落ちた日本死ね問題について

2016年03月13日 | 日記
保育園が充実したとしても、幼い子どもの両親たちが楽チンできるわけでは全くない。朝夕の送迎、着替えなどの持参物の用意、残業後のお迎えは延長保育終了に間に合うのか。熱を出そうものなら、保育園では預かってもらえないから、その間どうするという別の問題が出てくる。 上の小学生のきょうだいがいれば、その放課後を、学童保育を、宿題を、学校への提出物を持参物をPTAを、病気をどうするという問題が上乗せされる。

保育園に入ることは、勤労者である親が、生活の糧を得続けるための最低限のデッドラインに過ぎないわけで、「日本死ね」は、すなわち「私が死にたいわ」ということなのだ。

品のいい語り口とは言えないが、発言しないと世の中は変わらない。これまでの方法でだめだったら、方法を変えるしかない。言い古されてきた保育園の問題を、これだけの議論にしたということは、いいことだと思う。
何が問題かわかっちゃいない人たちを、あぶり出すこともできたね。
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