発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

「きれきれ」「きゃわわわ~」を伴わない「くんくん」について

2013年02月05日 | 日記
 それでも春は近づきつつあって、15℃越えの日もある。かといってこのまま暖かくなってくれるはずもなく、冬と春との間をいったりきたりしながら、春になるのだろう。
 去年は父が亡くなり、年末に1日1ページの縦書き当用日記を買って贈るという、学校を出て以来の私の習慣は終わった。かわりに自分が日記をつけはじめた。まとめてつけることも結構あるというのは父もそうだった。
 1月末には、福岡では、空気に臭いがついていた。化学工場のある町の風の少ない曇天の日のような臭いだが、あたりには煙突などない。大陸から流れてきた大気汚染物質が臭ったのだと考えられる。海を越えて臭気があるのだから、大陸はさぞやと思う。
 海自の護衛艦にレーザーを当てて(何かの治療法みたい)も、大気汚染はなくならないし、領海を侵犯しても、国内の富の分配の不公平感がなくなるわけではないんだよね。      
 それでもまあ、大気汚染というのは、比較すればましな汚染だ。外を歩く人は公平に影響を受ける。当然スモッグは北京中南海にも届いているわけで、みんなの問題として対策されやすいのではないか。
 たとえば、もっと対策が遅れそうな、その場で水揚げされた魚を中心に食事を組み立てている地元の漁業者とその家族が集中的に影響を受ける種類の水質汚濁みたいなことが、あの国で起きているようなことはないのかと。