屯田7条8丁目~札幌北陵高校美術部

札幌北陵高校美術部顧問&部員がご案内いたします。

【作品アーカイブ】第53回全道美術展出品作品~191104

2019-11-04 03:33:33 | 作品アーカイブ
今年の入選作品は8点。
んー、少し寂しい感じ…
それでは1点ずつ紹介していきます!



『ねえ、どれにする?』:すずめ(3年)*全道優秀作品
昨年の悔しさを晴らすが如く、コンセプト&メッセージ性、人物&背景の調和その他…今年はいろいろ考えて準備をしていました。
早くから黙々とキャンバスに向かって試行錯誤の毎日。
途中背景だけが激浮きして彩度を落としていったりとか、いろいろありましたが
結果が出て何より。
これだけの描き込みはそうそうあるものじゃない。
作品自体には文句のつけようはないです。
結果としても全道優秀だしね。
あえて欲を言えば、自分の作品だけでなく、進度の遅れている下級生を引っぱってほしかったってのは正直なところ笑
終わったことはいいや。いよいよこれからは受験に向けてがんばってくれい。



『彩美』:コレチカリン(3年)
途中入部&茶道部の掛け持ち。
それでも高文連で2回入選は立派なことだ。
コピックとペンによる描き込みは詰め込みすぎにならず、ほどよく見える感じだが、やはりもうちょい詰め込めば良かったのう笑
何だかんだ美術系大学への進学を希望しているのでがんばってもらわないとね。
最近は形も取れるようになったので、こっからどれだけ描けるようになるかが勝負だ。
あとセンター…  ある意味こっちの方がたいへんかも…笑
ということで、勉強もデッサンも行動も、今後は4割増しくらいで速く動くと良いぞ。
持ち合わせた天才的な“感覚”と“間”は、顧問が『天才』と認める数少ない逸材であります。
受験がんばってくれ!!
あ、天才ってのは、美術的なことじゃなくて、もっとこう、天然とゆーか何とゆーかそっちの方の笑



『朧』:ラ・トゥール(3年)
気づけば立体作って3年連続入選。
すごい、すごいよ。
コンセプトもしっかりしてるし作業も的確で丁寧。尻尾の作りはともかく頭部の作業は目を引く出来です。良い良い。
でも、振り返ってみると全国に最も近づいたのは1年の時だったのよね~。
そこがね…笑
造形能力も高いし着彩能力も高い。判断力もあるし、勘もある。
しかし、それらを帳消しにするくらいの計画性のなさと精神的な甘さ笑
そこがね…笑
ホント全てにおいて甘さを捨てろ、とだけ最後に言っておきましょう。
受験がんばれ。



『突撃!おまえが晩ご飯』:テノール(3年)
最後の高文連で見事入選できて良かったね!
今回はタイトルも良い。多くの人たちがクスリと笑う、乙な作品です。
事実、全道大会でのメッセージカードもたくさん入ってました。
こーゆーのってできそうでできないんだよね。
そのへんだけ見ると、こう見えて実はかなり高尚な作品笑
最後の方は「おまえが晩ご飯の“おまえ”はどこにいるんだよ!?いねぇぞ!!」と、
サメよりも“おまえ”の存在感を出すことに相当時間をかけましたが、
入選という結果を出せたのもそこをきちんと求めることができたからだと思います。
さ、受験受験。44期自然科学部が○百合会で待ってるぞ!笑



『雪解け、春の訪れ。』:100号(2年)
けっこう早くから準備はしていたんだけど
やろうとしていたことが難しくて…紆余曲折。
この三角形の空でかくねぇか…紆余曲折。
いろいろなことにぶつかりながら完成した作品です。
でも、それも大事なことだから。
要素を足し算するのはありと言えばありなのだが、やっぱりどう考えても表現は引き算だと思うんだよね。
自分の表現したいことを削いで削いで突き詰めていけば確実に形になるし
たとえ画面に詰め込んだ作品でも、引き算的思考があれば
必ず存在しなければいけないものになるし、画面がうるさくならない。
“何故こういう表現になるのか”“何故これが画面にあるのか”をきちんと考える。
“描きたかったから”“何となく”では甘い。
その辺を考えながら自らの表現に向かい合ってくれい。
そしたらもっと完成度高くなるから、絶対。



『To my Youth』:パー子(2年)
去年は描ききることができず結果が出なくて「泣いた」と聞いていましたが、今回は結果が出て良かったです。
しかし構図が決まるまではかなりたいへんで
構図の取り方&資料のための写真を撮影するカメラワークが如何ともしがたく、
毎回毎回見せてもらうたび
「え、なにこれ」みたいな。
今回もけっこう時間ギリギリ&「え、なんでこうなるの」みたいな感じがありましたが、持ち前の根性と
いや、こいつけっこうメンタルポンコツだから根性ではないな笑
ま、ともかく粘り強くがんばりました。おつかれっす。
まだまだ明暗や形の追い方は詰めないといけないですが
雰囲気、空気を出すことは成功しているので、自分に厳しく今後も制作に向けてがんばってほしいと思います。
あと勉強~笑



『好奇心は猫をも殺す』:銀だこ(1年)
実は当初は
「背景にがしゃどくろがいて、正面に大量の目で覆われた女の子を描きたいです」
…ちょっと何言ってるかわからないからやめれ笑
的な感じだったのですが、見た目よりも強情な彼女はそのまま突入して、結果は…ね…笑
たまたま学校祭期間中にラ・トゥールが撮影した写真がなかなかの出来だったので
もうしょうがない、これにしろよ笑
でも結果出て何よりです。タイトルの申告後に変えたので題名は意味不明。
つ~か当初の予定でも題名は意味不明だけどね笑
しかし、入学当初より“勘”を感じる子だし
今はたぶん誰よりも制作と向き合ってる子なのでここからが楽しみです。
今後もがんばれ。そして遅刻はもうするな笑



『駄菓子、だがしかし』:ヒリ(1年)
昨年のとはまた違うレジンを使用した作品です。
グロと言えばグロですが、一笑のある乙な作品ができたと思います。
何が一番たいへんだったかって、お菓子のケースを手に入れるために駄菓子の串カツを必死に食べたことだな~笑
語弊を怖れず言うと、高文連でこういう立体作品はあまり見ない。
北陵だからできたと言っても過言ではないと思う。
だって顧問の先生止めるもん、普通笑
結果も大事だけど、こういうセンスは大事にしていこう。
エポックメイキングとまでは言えないけど、こういう表現もあるってことを高文連で提示できたことは大きなことです。
結果だけを求めてたら表現が腐る。そんなのばかりになったら高文連の質が落ちるだけだし
北海道が他の都府県からアホだと思われるだけや笑
あれ、何か火薬の匂いがするな笑
ともかく、高校生だからって遠慮することはない。狭い視野のままだとつまんね~人間になるからね。
大事なのは来年だぞ。自己模倣に陥らないようにしないといけない。
新しい表現を模索してくれい!!

ということで、去年から比べると入選数は2点減り、いよいよ全道優秀は1点になってしまいました。ヤベェヤベェ
日々の勉強もたいへんだし、受験もたいへんなのはわかるけど、計画的に奮起して制作していきましょう。
勉強と部活の両立!
…これだけでは表現が少し不足気味。
高いレベルで勉強と部活の両立を目指す!
コレが大事。
どっちもゴミみたいな成績で終わりたくないってプライドを持ってるかい?
どっちもボチボチの努力でボチボチな結果なんて、とても両立とは言えない。
そもそもボチボチの結果で何か得るものがあるのか、阿呆ぅ。
そこまで結果求めてない、それでもいいんだって思ってる人はもう根性腐ってるって自覚あるのかなぁ。
制作だけじゃない、全部ダメになるぞ、全部。
危機感ある?危機感。
今は親に飯も食わせてもらってヘラヘラしてられるけど、
遅かれ速かれ社会から淘汰される。

今から死ぬ気でやれ、美術部諸君。
あと1年生に男子入れようぜ、男子。
何かさ、このままの雰囲気じゃうちの美術部ダメになると思うよ。
コメント

【作品アーカイブ】第52回全道美術展出品作品~181112

2018-11-12 22:40:21 | 作品アーカイブ

どうなるかと思った時もあるけど、10点の作品が入選し、全道大会に出品することができました。
それでは1点ずつ紹介していきます。

 


『対峙』:すずめ(2年) *全道優秀作品
かなり早くから準備をした本校必殺の平面作品。
全国へ行きたいって気持ちもびしびし感じていたので、顧問も気づいたところはいろいろ伝えていきましたが、本人にとっては(たぶん)悔しい結果となり、顧問として申し訳ない。
人間の質感、全体的な描き込み、どこへ出しても恥ずかしくない作品になりました。
…が、本人はやっぱり悔しい結果だったと思います。すまぬ。
1つアドバイスをするとしたら、今後は一枚の絵としての最終的な調和を意識して作品に取り組むべきでしょう。
そこを意識したら作品はもっともっと良くなると思います。
おいしいカレーとおいしいご飯を合わせたら、おいしいカレーライスができるかもしれないが
表現はそういうものではない。
すごく描きたい主役とすごく描きたい背景を組み合わせたら、すごい絵になるか
と言えばそういうものではないってことです。
その辺をしっかり意識することは油彩でもデザインでも同じことでしょう。
今後の制作にも活きるところだと思います。

 



『ふりかえると』:反人(3年)  
さて、制作の方はけっこう早めに動いたんだけど、いろいろあって最終的に完成したのは最後でした。
ま、これもハイスクールライフでしょう笑
去年のネギとは違うけど、今年は女の子を見る視線にストーリー性を持たせるというなかなか難しいテーマに挑みました。結果的には成功だったと思います。
この何事においてもトライする!って気持ちを忘れず、受験にも臨んでほしいものです。
英語に関してはかなりの実力の持ち主なんで今後も強気で勝負してほしいものです。
進路でいろいろたいへんな中、部の取りまとめに奔走してくれました。
統率力は歴代の部長でもかなり優秀だったと思います。
お礼に、疲れて美術室に来た時にはコーヒーの一杯でも淹れますよ笑



『ある夏の日の午後に…』:母さん(3年)
去年の線路に続き、寂寥感を含んだ風景を描きました。
モチーフはけっこう早くに決まっていたのですが、トリミングがなかなか難しい感じで。
空の量とか、小さなモノとか。
描くもの描かないものの線引きになかなか苦労した感じはありました。
良かったことは、この絵を見て過去の勤務地を思い出し、声をかけてくれる先生が多かったことです。
この時点でこの絵は良い絵だと言えると思います。
さ、こっからは受験に向けてデッサンデッサン。
強く!取り組んでくれい!



『crawl up』:ジュージツ(3年)
描ける方だし、ペン画には何回も取り組んでいたんだけどイマイチ結果が出ず。
今回はこれまで以上に大胆な動きのある構図で挑戦した結果、無事に入選して顧問も一安心です。
ぱっと見、自分の感情をあまり面に出さない方なので作品もわりかし静かな作品が多かったですが
今回のような動きのある、わりと荒いタッチが本人には合っていたのでしょう。
この点はいつまでも忘れないでほしいものです。
さてジュージツも受験に向けてデッサンが待ってるわけですが、それ以上に面接が問題だと思う笑



『おとずれ』:コレチカリン(2年)
茶道部との掛け持ちで、今年初めて高文連への出品になりましたが見事結果を出しました。
すげー。
美しい模様と、ペンとコピックで描いた丁寧な仕事は賞賛に値しますね。
ただ、スタートの鳥は、ほんとぼんくらな表情でどうしようもない感じだったので
今後はそういうところにもしっかり意識を向けてクールな仕事をしてほしいものです。
さ、次は油彩に初挑戦。
現時点では初心者が陥りがちな塗り絵みたくなってるので
岩教目指すならしっかりがんばっておくれ笑



『寝起き』:キタローコンチネンタル(2年)
昨年に続き「家に持って帰ったけどだいじょうぶなのか」となりましたが、しっかり結果を出しました。
去年の「これ途中じゃね?」感もないし、成長したってことですね笑
かなり細密な描き込みですが、ふくろうの表情も良いし、見る人間に変なプレッシャーを与えない感じが良いと思います。
さ、来年も家に持って帰るのでしょうか。
顧問としてはそっちの方が気がかり笑




『鍾美』:一橋(2年)
モチーフはかなり回数描いてる同級生。本校でもかなりレベルの高い女子です。
人物、番傘の描き込みもしっかりされていて、たいへんスタイリッシュで良い感じがするのですが
構図的に手に大きな量がいったところと、皮膚を描く時に一本調子になっちゃうってことと、服がね。
その辺が大きな障害となったことは否めません。
もともと描ける方だとは思うんだけど、制作への取り組み方に波があるんだよなぁ笑
技術どーこーより、そのへんの意識改革を優先した方が良い作品が生まれるのではないかなと思います。
一度止まって自分を、自分の作品を見る。
人生にとっても美術においてもとても大切なことですよー。



『好きなものより』:100号(1年)
今年度1年唯一の入選作です。
高校入って初めての油彩にしては、とても良い描き込みだったと思います。
人物は! 人物はね笑
すずめのところでも述べましたが、やはり1枚の絵としてどんなところでもしっかりとした描き込みができるよう
さらに精進してほしいところです。
本当に描きたいものを良く見せるためにも
本当に描きたいもの以外をきちんと描くってことはとても大事なことです。
描きすぎるのも良くないけどね。
今後は「視界が狭まらないように仕事に取り組むことが大事」だとだけ言っておきましょう。
がんばってくれ~。



『Eggxtreme』:三成(2年) *全道優秀作品
すずめの作品が「本校必殺の平面作品」だとしたら、三成の作品は「本校必殺の立体作品」でした。
結果として全道優秀作品となり喜んで良いところなんだけど
やっぱ、くやしいよな~笑
常日頃から「北海道でも、こーゆー表現ができるんだ」と「北海道からとんでもないものが来たぞ」と
立体に手を出すならそういう気概を、プライドを持ってやれとは言っているのですが…
ん~、くやしい。
素材はレジン。黄身は紙粘土で。単純な作りではあるんです。
全道大会では講演にいらっしゃった日比野克彦さんに「良くできてる」と講評に取り上げられた作品の1つで喜ばしいことではあるんですが
結果的には「くやしい」の一言。
数年前の凶子のシャドーアートといい、顧問一押しのアヴァンギャルド作品ってあんまりうけないんだよな~笑
ごめんね~。
顧問はもう少し生徒にアカデミックな仕事をさせることにします。
ほんとは嫌だけど。でも悪魔に魂を売らないといけない時もあるよね笑



『瞬間』:ラ・トゥール(2年)
こいつはですね。昨年取り組み姿勢を顧問からも部員たちからも指摘されてのですが
結果として今年も同じ感じでした笑
蛇の胴体なんて「焼く前の手作りちくわ」かよって笑
作品に関しては何故入選したのかが不思議なくらい。
春先、構想を語ってた時はかなりの強気でしたが結果としてギリギリから始めて、2年連続やっつけ仕事笑
でも、入選。
こういうのも「もってる」って言うのかな~。
そろそろおまえ自身のためにも反省した方がいいよ?笑



いかがでしたでしょうか。
入選数的には石狩支部で大谷、厚別に続く3位と
上々と言えば上々の結果ですが
…全道優秀は2点だもんね。
顧問も部員諸君もさらに奮起していかなければならないと
これ書きながら少し憂鬱な気分笑

でもがんばらないとね!
やるぞ!部員諸君!

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【作品アーカイブ】第51回全道美術展出品作品~171108

2017-11-08 23:07:37 | 作品アーカイブ
今年は立体グループのがんばりもあり、顧問が北陵に着任して最大の11点が入選しました。
全道優秀も5点。素晴らしい〜。
いつも応援していただきありがとうございます。
入選した部員諸君もおめでとう。
それでは1点ずつ紹介していきたいと思います。




『雅』:凶子(3年)*全道優秀賞
元祖“サゲマン”の異名を持つ凶子ですが、これで3年全て入選&2回全道優秀を受賞と素晴らしい結果を残しました。
サゲマンなのに。笑
冗談はさておき、今回の作品は切り絵なのですが、ただの切り絵ではありません。パーツが立体的に組まれており、かつ偏光スプレーを使って着色しています。その結果見る方向によって大きく印象が変わるという作品になっているのであります。
3年間「紙を切って表現する」ことにこだわり、1年の時はシャドーアート、2年の時は鏡を使い、今回偏光スプレー。自己模倣に陥らず、いろいろな表現を探したことが結果的に良かったのだと思います。
ま、この制作の陰には、忙しい時間をぬって何度もヨドバシカメラに偏光スプレーを買いに行った彼氏の発達□がいたことを我々は忘れてはいけないと思います。笑




『11歳』:災子厄子(3年)
1人で十分なのに、美術部に現れた“第2のサゲマン”災子厄子。笑 ハンドボール部のマネージャーをやめて美術部に入った異色の部員ですが、ラストの高文連で入選しました。
かわいいと噂の妹の11歳の誕生日を記念しての作品。ま、もともと技術はあったので、そんな驚く結果ではありませんがね。
誕生日を祝う時間というか、空間を丁寧に表現できたと思います。ラ・トゥール(本物)やレンブラントからその表現を研究し、結果ろうそくの明かりと背景の闇の表現もばっちり決まって会場でもけっこう目を引く作品になってました。
今後は進路に向けていろいろとがんばらないといけないわけです。どれだけ真剣に自分の人生と向き合えるかが勝負ですぞ。
そりゃあ予備校に行ったら得るものはたくさんあるんだけど、行ったから絵が上手くなるわけではないんだと。そんなだったらみんな藝大に行けるわと、東大に行けるわと。
そーゆーことです。とにかく気合い入れてがんばれ。自分に厳しく!!




『内臓を紡ぐ』:アダルト小川(3年)*全道優秀賞
1年の時にJR描いた時は「こいつうめ~な」って感じだったけど、そこから全国取って今回も入選&全道優秀。すごい。
自分の作品を1から見直し、グリザイユ&カーマイユ… 紆余曲折、良くやったと思います。油断すると前後関係が破綻して空間を表現するのに四苦八苦していましたが、今後のことを考えれば良い経験になったでしょう。
「これが私の作品だぁぁぁ」って気合いは絶対手放しちゃいけないものですが、ただの自己満で他人に伝わらなかったら意味ないからね。
今後は「他人が見たらどう思うのか」という客観的な視点を1mmでも持って制作に臨むと良いと思います。
常に変わる姿勢を持つことが大事でしょう。
ここからは受験に向けて努力あるのみ。気分に振り回されず対象に真摯に向き合おう。




『奔別炭鉱』:ペラ(3年)*全道優秀賞
昨年、部員の誰もがいけると信じて疑わなかったのだが入選せず。リベンジとばかり、おじいちゃんにゆかりのある土地でけっこう早くから描いていたわけですが、結果が出て何より。全道大会でも奔別炭鉱を描いている生徒がいて、顧問は知らなかったけど、ナウでヤングなキッズたちのホットスポットなのかなあ。笑
背景とのコントラストを注意深く表現して、きっちり表現したのは流石でございます。もうちょい時間があれば、鉄骨の朽ちた感じを描いて、背景とのコントラストを詰めれたんだがね…
ま、それでも立派な成績だ。
思い出せばテロ子と2人で1人、ほとんどセットで周りとのコミュニケーションにも心配していた面もあるが、1年のU21から油彩に挑戦し、大きくそのキャラクターが変わり、2年の見学旅行では美術部の歴史に爪痕を残す
「フラワーパイン=ヴェルマーレ戦争」の影の首謀者として暗躍するまでになるとはね。笑
ま、ある意味美術部で大きく変わった1人でございますな。去年のサダメンみたいだね。笑
とにかくここからは受験がんばってくれ!!




『ネギと女子高生』:反人(2年)
悩める部長、反人が入選できてほんと良かったです。個人的に最も喜ばしく、心からほっとしました。笑
近年でも数少ない学年で、有象無象の1,3年に挟まれ、いろいろと悩むことも多かったと思いますが、ライブドローイングや24時間テレビなどでも部員をきちんとまとめてこなしていたのはまさに“部長”でございました。
さて、絵の方は当初から人物を描くことは決まっており、話し合った結果、そこに“デペイズマン”を、それも“ネギ”を持ってきました。見た人が「何故ネギ?」と考えさせることが大事だと、「何でネギ?意味不明じゃん」と思われてはいけないと、高校生にはかなり難しい目標に臨ませたので正直内心はひやひやしておりましたが、ほんと良かった良かった。笑
今後も部長として美術部をまとめてくれい。よろしくね。
病みそうな時はすぐに相談して!担任の先生に!笑




『終着駅』:母さん(2年)
風景は良く見せるの難しいのよね。個人的にはあまりおすすめできません…。しかし今回は丁寧に建造物や線路のコントラストを描き込んだことが勝因でしょう。
ま、背景の樹木やら何やらはまだまだ反省の余地がありますが、結果出たんだしあえて言うまい。“硬いもの”は合ってると思うので、ここからはどれだけ心動くモチーフを見つけ、描き込めるかどうかが勝負ですね。
取材を受けた「熱烈!ホットサンド!」見ると、美術の先生になりたいようです。え~、マジで~。
そういう夢があるなら残りの美術部生活で多くのことを学んでくれい。顧問のように1時間で美術部やめるとかしてると後々苦労するんやで…
あと、へらへらしてるけど俺、けっこう仕事してるからね。楽な仕事じゃないよ?笑




『ロシーオ』:キタローコンチネンタル(1年)
「家に持って帰って描いていいですか?」と聞かれ、イヤな思い出がフィードバック… そう42期ちゃいな…笑
そして搬入日前日。正直作品を見た時は「す、進んでいるけど、こ、これ、と、途中じゃないの?」って印象でした。
でも結果は入選。ごめんちゃい。笑
ま、密度は高いんでね。これから同じことをする時は、計画的に作業を進めて一段一段完成度を上げる努力をしよう。次に生かそうな。次に。
もちろん現在挑戦中の油彩もがんばっておくれやす。




『spiral』:レフ(3年)*全道優秀賞
パスタをボンドで一本一本接着するという、気の遠くなるような作業で作られた作品です。
講評でも言われましたが、(きちんと接着はしているけど)この壊れそうな、転がりそうな、本来作品としては嫌われそうな脆弱さ、か弱さ、危うさが評価につながったんだと思います。
支部美術展では心ない人に一部壊され急遽横に置きましたが、それはそれで建築物のような感じでおもしろい。
過去2年入選できず悔しい思いをしてきましたが、最後に全道優秀&閉会式では講評に取り上げられる快挙もあり良かったよなぁ。
めちゃくちゃお父さんとお母さんに愛されていて、美術部もお父さんお母さんから差し入れいただいてばっかりで、まさか全道大会でも差し入れいただいちゃって、ほんと頭が上がらないんですけど、これでチャラってことにはなりませんかね。笑
…ウソです。
全道の会場でも一際存在感を強く出せた作品でした。おめでとう!




『Morphism』:自然科学部(3年)*全道優秀賞
昨年の支部美術展では「フィボナッチ」という数学と美術をシンクロさせた作品を作り、作品の説明のためにまるで国民に歩み寄らないパネル10枚も制作し提示しましたが、国民のほとんどを「?」という境地に陥れたのは記憶に新しいところです。笑
「ふふふ、愚民どもめ」と調子こいてたら、チカホで実施した校外展で北大理学部の院生に「論理に飛躍がある」と1時間ちかくボコボコにされたのも記憶に新しいところです。笑
今年は数学的なアプローチはそのままにもっとわかりやすい作品を制作しようと、「グラフを可視化する」というこの作品が生まれました。
途中糸を張りすぎて斜めにゆがんでしまいましたが、北陵美術部立体作品名物「意図しなかったトラブルが高評価を得る」という幸運も重なり全道優秀賞をいただくことができました。笑
レフ同様、過去2年入選できなかったが最後に良かったね。
後は受験です。持ち前の集中力で進路実現を!!




『かくれがプレート』:サンダー(3年)
陶芸の経験があったので、高文連では3年間陶芸で出品し続けました。
結果が思うように出なくてメンタル的にもたいへんだったと思いますが最後に入選できて良かったです。
勉強していくとわかりますが、同じようで違うようで、美術や工芸(陶芸)ってその線引きがあやふやになってて、表現する上でいろいろと考えなければいけないことが多いです。
実際、“美”と“用の美”を同居させることは簡単そうに見えて、当然のことの様に思えるけど、すごく難しい。
そして(本人には最後まで言いませんでしたが)“ファイン”としての陶芸と“陶芸教室”の陶芸は違うんです。これは絶対違う。本人も気づいているはず。たぶん。笑
何か長々とわけわからないこと書いちゃいましたが、本人の持っている構想と技術が、やっと合わさったというか融合した無駄な背伸びをしない高校生らしい素直な良い作品に仕上がったと思います。
おめでとう。今後も陶芸は続けてくれい。




『Red bull』:ラ・トゥール(1年)
はっきり言いますけど、これは「必殺の」アイデアだったはずなんです。ただ、完成に至るまでとにかく制作態度が悪く、顧問や先輩がいくら諭しても「過程はどうあれ結果がついてくればいいんでしょ?」という態度は最後まで続き、結果“入選止まり”。
過程が悪くて結果が伴うわけないだろうよ。「最低限の努力で最大限の結果がほしい」まさに北陵生症候群患者。笑
世の中には美しくきれいで技術的に素晴らしい作品はたくさんあります。
「レッドブルでレッドブル」。くだらないことなのかもしれない。
ただ、そういうことにアプローチすることが美術の醍醐味であり、新しい表現を生むということであり、少しでも高みに上りたいなら絶対挑戦するべきことなのだ。
“二番煎じ”などくそったれだ、ゴミクズシネシネ団なのだ。
そしてタイミング的にもドンピシャのまさにこれ以上ないタイミングで
…そのタイミングを生かすことができなかった。
高い代償でした。この上なく高い代償。


このような感じです。
入選した人も入選できなかった人も、気合い入れて制作したことは決して無駄にはならない。
今後の人生に生かしてください。

今後も常に新しい表現を模索し、アグレッシブに挑戦し続けますので、引き続き応援の程よろしくお願いします!!
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【作品アーカイブ】第50回全道美術展出品作品~161014

2016-10-14 18:12:03 | 作品アーカイブ
忘れないうちに。笑
今回の全道大会には9点出品され、全道優秀が2つ、そして全国推薦が1つ。
素晴らしい結果を得ることができました。
さ出品された9点を紹介いたします。


『The white morning』:スポ2(3年)*全道優秀賞

 個人的には今年の支部美術展で最も来場者にインパクトを与えたであろう作品だと思っています。笑
 これまで2年間入選したことはありませんでした。原因は、その作品の持つ独特の雰囲気。過去、講評をもらう先生たちから揃って「描いているんだけどなぁ。気持ち悪いんだよね」などと、描いた絵がことごとく生理的嫌悪感を抱かれるという、ちょっと気が遠くなるような本質的な問題で、ここをどう解決するかが課題でした。で、本人の出した結論はセミヌード(自分)笑 相当自信あるのか。笑
 明らかにグレーゾーンを突いた作品でしたが、一生懸命描き込んだことで見事嫌悪感を払拭し全道優秀賞を受賞することができました。良かった良かった。

   でも、とある先生から「マスクが淫靡」という指摘も。笑 顧問の指導も「胸とか尻じゃなくてよ。大人の女性で大事なとこは、この胸骨から股にかけての胴だよ、胴!」みたいな感じで、今思えば指導っていうよりセクハラに近かったのではと反省しておりますが、いや、反省はしていない。これはしょうがない。笑
 とにかくよくがんばりました。でも校内には展示しません。高校生には刺激が強すぎるから。笑

 
 
『フィエルテを持て』:サダメン(3年)*全道優秀賞
 進学希望先がなかなかの偏差値なので、学業と制作の両立はたいへんだったことだと思いますが、結果が出て良かったね。あと題名。昨年に引き続きフランス語で、結局何を持つのかは不明ですが、この辺は雰囲気を感じ取ってください。笑
 学業の傍ら計画的に作業を進めたことは賞賛に値します。花1つを取っても、そのバランスやムーヴマンを考え何度も何度も構成しました。描き進めていく度に、光源に矛盾が生じるというか、鑑賞者にとって“?”となる疑問を解決するため苦労しましたが、3年間の集大成として満足のいく作品ができたと思います。

…で、フィエルテって何?笑



『風化と花』:ダミアン(3年)
 技術もあるし、計画的に取り組んだし入選することができたし、良かった良かったと言いたいところですが本人はきっと満足していないはず。うん。
 全体的にしっかり細部にわたって描かれているし配色なんかもきちんと考えられてはいるんだけど、やはりテーマというか、“自分が何を見せたいのか”というところが弱くなってしまったのかなという印象は否めません。画面に詰め込みすぎた感があるというか。“風化”という現象を意味するものも画面上に見当たらないしね。
   いつも言ってますが、顧問は自分の発想をどれだけ“削ぐか”。そこが大事だと思います。削いで削いで残ったものこそ自分の表現において大事なものであって、その発想を削ぐという行為をきちんとしていれば、画面にどれだけものが溢れていようが詰め込んでいようがクールに見せることは可能だと思うのです。画面には無駄に見えて1つも無駄がないように作る。難しいですがそこはしっかり考えてもらいたいと思います。
 ダミアンは進学のためここからはデッサン!デッサン!の毎日になりますが、ほんと勉強はだいじょうぶなんだろうか。講習何にもとってないのにヘラヘラしてるからなぁ… そっちの方が心配だわ。笑


 
『banana refrain』:発達□(3年)
 *すみません。立体は写真を撮れなくて後述の監督の作品も合わせ、全て生徒から提供してもらいました。
 さて、1年の頃に歴史的問題作『猫娘いろは』を出品して支部美術展に女子の悲鳴を巻き起こし、2年の頃はよくわからない作品を作ってよくわからない結果。笑 しかし3年の最後の高文連に取り組む前には「俺も全校集会の部活動表彰でステージに上がりたいです!」と表明し、強い意志を持って今回の作品に取り組みました。まぁ昨年彼女が全道優秀取ってステージに上がったのを見たらね。軽い格差を感じちゃうよね。笑
 いろいろと試行錯誤し作ったのがこの作品です。本物のバナナを何本も石膏取りし雌型を作り粘土で造形、素焼きをして、筆でフフンみたいな感じで施釉。発達□も顧問も迷走に迷走を重ねましたが、結果が出て何よりです。結果が出ればこっちのもんだ、うん。笑
   今回評価された部分は石膏取りまでして作ったバナナと、“陶芸”という表現にこだわらなかったところだと思います。最近は表現の枠組みが刻々と変化し、境界線があやふやになっている感じがしますが、そういう点から考えると、そういう路線を先取りした表現だと、ものすごく好意的に解釈するとそんな感じで評価されたんだと思います。
 現在、本人はすごく勉強をがんばっています。全道大会に向かうバスの中では「θ波、θ波」と連呼しながら英単語を勉強していました。入学前の評判では、いとこの☆パイから「親でもさじを投げるくらいのオタク野郎」というフレコミで、ふたを開けてみたら本当に虫酸の走る様なオタク野郎でしたが、美術部に入って、彼女もできて、勉強もがんばり、すごくハイスクールライフを謳歌しています。美術部に入って最も良い意味で変化した人間かもしれません。
 受験がんばれよ~。
 
 

『渡邉先生』:アダルト小川(2年)*全国推薦
 そして、とうとう取りました。全国推薦。何か言うのも野暮というものでしょう、終わり。
…というわけにもいかないので何か言わなきゃ。笑 本人は去年JR車中を描いて入選。雰囲気を描く勘があるなぁとは思っていましたが、まさかここまでとは…。
 1年の道展U21ですさまじくふざけた作品を制作したのはナイショの話で、そのU21の反省をもとに、一から人物に取り組みました。その時から大好きな渡邉先生にモデルをお願いし、顧問から「渡邉先生の遺影に使えるように描けよ、このやろ~」と無茶な指導にも耐え描き続けた結果、ここまでの結果を得ることができて本人も喜んでいると思います。
 支部美術展でも全道大会でも上手な作品はたくさんありましたが、やはりどうしても“俺ここまで描けるんだぁ、見て見て~”みたいな技術の押し売りみたいな作品があるのも事実。アダルト小川の作品は技術的にもきちんとしたものはありますが、それ以上に“対象に真摯に向き合った”と感じられたのが全国への道を切り開いたのだと思います。実際アダルト小川の作品を何人もの先生から褒めてもらいましたが、少なくとも顧問は直接「上手いね」とは一言も言われておりません。そのかわり「いい絵だ」という言葉を多くの先生からもらうことができました。これがどれだけの褒め言葉だってことです。“上手い絵”ではなく“良い絵”を目指す、すごく大事なことです。
 本人は美術系大学への進学を希望しています。今回の結果を糧に精進してほしいものです。がんばってください。
 あと、受験に使わなくても渡邉先生に失礼なので数学の勉強はもっとがんばるべきだと思います。笑



『木陰の続く場所』:凶子(2年)
 ちょっとわかりにくいかもしれませんが、額の側面に鏡が貼ってあり、合わせ鏡の要領で木陰がずっと続くようになっています。鏡は特注です、特注!! 今年の投資1号です。マジで。
 制作に関しては同じコンセプトで立体を考えていたのですが、どうにもこうにも作品として成立しなさそうなので平面でこういう形をとりました。
 支部美術展でも「こういう作品とか新しいよね」と重鎮の先生からお褒めの言葉をいただくことができました。ま、昨年度全道優秀を取った凶子さんからしてみれば今年度の結果は悔しいものだと思いますが、今後もがんばってください。
 作業も細かく丁寧で問題はない。ただ、ギリギリまで一緒に考えたけど、このコンセプトでいくのならばもっともっと巨大な作品の方が良いのかもね、と思った顧問なのでした。んー、勝負に勝って、試合(規定)に負けたって感じかなぁ。
しょうがないとこだ。…とゆーことで、今回投資を回収できなければ凶子からBITCH子に改名することになっていたのですが、許してしんぜよう。笑



『カニ、人ミソを食す』:L(2年)
 去年は溺死浦島太郎を描き、U21でトイレから顔を出した人間が大量の水を吐く絵を描いてお母さんから「もっときれいな絵を描いて」と言われたとか言われてないとか。で、今年は心機一転!美しい夏の高原ではなく、人の脳を食べるカニの絵を描きました。笑
 誤解のないように言っておきますが、決して顧問が描け!と命令しているわけではありませんのでご承知おきください。笑
 さて、何だかんだ熱心に取り組んだ結果、雰囲気的に良い感じには仕上がってると思います。カニなんかもすごく硬質でクールに描けたしね。ただ、課題を言えば“脳”でしょうね。やはり“描いた感”があるので、そこをもっともっと描いて“ぬめり感”を出せたら良かったと思います。
 さ、次は何を描こうな。たまにはお母さんが喜びそうなものを描こうか。もう保護者を心配させるような絵を描くなよ!と言いたいところですが、きっとまた描くと思います。乞うご期待!笑
 
 
 
『社畜の休日』:テロ子(2年)
 昨年度のU21から油彩を初め、船描いて結果残したから次もそういう感じかなと思ったらまさかの羊。地面にすごく苦労してましたが、最終的には画面全体をしっかり描けたんで良かったと思います。良くを言えば羊の顔であろうか。もふもふの毛の部分と顔の毛の部分の描き分けとか、鼻とか。画面の中央にあるからこそ、もっともっと描いても良かったかなと思います。
 題名については「は?何言ってんだ、こいつ」と思いましたが、実はけっこう賛同者が多いというか、グッときてる人が多いことを知り、驚いている私。ま、これもジェネレーションギャップってやつかもしれませんね。笑
 これで、船、羊とけっこう描けるものは増えてきました。
   次、ここからどう展開するかがすごく大事だぞい!?



『無意味な装置』:監督(2年)
 初めは全く別のきっかけを顧問が与え考えていたのですが、ギブアップ。笑 一から考え出したのがこの無意味な装置です。このシュールなコンセプトを考え出しましたが、本校にある材料、道具で形にするにはなかなか困難を極めました。有機溶剤を使うので大会直前は「くせぇ~。出てけ~。外でやれ~!!」と美術室を追い出され孤独にがんばることになりましたが、持ち前の「絵は下手だが地道にがんばる(笑)」性格で完成させることができました。
 今後はもっともっとたくさんの作品を見て、制作して、研究して、自分の決定的な経験値を高めていけば、自分の構想をどのような形、方法、手段で造形として為すか、言葉を換えれば“具現化する”ことがもっとできるようになるはずです。
絵が上手くなるかどうかはわからんんんん!!笑
 
 
   さてさて、長くなりましたが、ご覧になればうちの部員がどれだけがんばってるかおわかりになると思います。
   こういう環境はそうそうありませんので、もし有意義な高校生活を送りたい!!という人がいたらぜひ入部してください。「でも絵ぇ下手だし…」って思う必要なし。誰もが初心者です。こっから描いて描いて作っていけばいいだけの話。
    美術部って人生に直結する数少ない部活だと思います。マジで。バスケ部やめて美術部入って岩教の美デザ現役合格したOBだっています。結局のところ、本人の生き方次第です。昨年度から少し部員減らそうって思ってて、いろいろ画策していたのですが、全国出して顧問は俄然やる気に満ち溢れております!!

   やー、全道大会終わってから、酒が旨いのなんのって。やるよ、わたしゃ〜。
 
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【作品アーカイブ】第49回全道美術展出品作品~151027

2015-10-27 00:17:43 | 作品アーカイブ
10/15~16に全道大会が終わりました。
本校から石狩支部美術展を経て全道大会に出品された作品は数なら札幌大谷さんに次ぐ数を出すことができました。全道優秀作品も石狩支部では国際情報さんと並ぶ4点。結果として良かった良かった。
某美術系予備校の先生から「会場行きましたけど、すごいんですね、先生のところ」とお褒めの言葉もいただくことができました。
ウヘヘ。でしょ?実はすごいんです、うちの生徒。笑
ま、社交辞令だと思いますけど…でも、せっかくのお褒めの言葉ですから素直にありがたく頂戴します。笑
それでは恒例の、今回の全道大会に出品した作品を紹介します。



『アリサ』:大将(3年)*全道優秀賞
気がつきゃ3年連続全道優秀。すごいね。
年度当初は「ヌードが描きたい」と言ってかなり苦しんでいましたが、結局着衣の友人を描くことになりました。
ほんとはサポートしてあげたかったんですけど、やっぱ本人はモデルには思い入れがないと描けない子なわけだし、実際「脱ぐ!」と手を挙げてくれた子もいるんですが…未成年のヌードを描くのはね。やっぱね。法律を調べるとグレーすぎたので今回はあきらめてもらいました。
さて、本人はホキ美術館にも足を運び、「表現とは」という部分でこの半年相当苦労したことを間近に見ていたので、結果が出て何よりです。決して写真の模写にならないように…絵画だからできることを忘れず細密描写に挑戦したことは本人の糧になることでしょう。
反省点は背景ですかね。スイートピー?ジャーマンアイリス?を描いていたのですがとてもじゃないけど絵になっていなかったんで残念ながら削除。
これからはいよいよ受験です。現在石膏デッサンに挑戦中。受験に全道優秀3年連続で取ったなどという実績は1mmの役にも立ちません。
眼前の課題から逃げるな~。
気合い入れてがんばって~。



『なんですか』:クリボー(3年)*全道優秀賞
顧問が勝手に「過小評価されている」と被害妄想を持っている子。やっぱこの子は描けてると思います、やっぱ。ラストに全道優秀取れたことはほんと良かったです。
この絵を見ただけではたぶんわからないと思うんですけど、相当な光速筆致で描き上げる子です。
課題だった明度を克服し、人物の描き込み、背景の描き込み、そして全体の調和。足がちょっと変だけどどこに出しても恥ずかしくないぜい。よくやった。うん。
反省点と言えば内輪ネタで申し訳ないのですが、モチーフ選定に関わる経緯と一時期かなりの問題になったセクハラ行為かね。笑
でも全道優秀とったから恩赦ということで、関係の皆様におかれましてはご理解のほどよろしくお願いします。
さて、クリボーもいよいよ受験。
メンタルさえだいじょうぶであれば基本だいじょうぶでしょう。ほんと。
でも、もしかしたらストレスでセクハラ行為が再発するかもしれませんので近くにいる人は気をつけてください。笑



『水葬』:お菊(3年)*全道優秀賞
何だかんだ言って3年間水彩で通し、見事全道優秀を取ったことは賞賛に値します。
昨年はかなりメルヘンチックでしたが、今年は見ようによってはかなり鬼気迫る集合で、メルヘンチックを持ちつつも軽すぎない良い作品になったと思います。文芸部の挿絵をずっと描き続けてきていろいろ得たものも大きかったのでしょうなぁ。3年間で得たことが凝縮された一枚になりました。
でもこれはもっと大きくて長い作品の方が良さが通じるかも~。もっと世界観を表現するにはね。ま、本人も美術系大学への進学を希望しているので、今回の作品のコンセプトや制作で得たことを後々の作品に反映させてほしいものです。
とにかく固い決意を持って取り組んでくれ~。



『夜観』:サイコアンカー(3年)
アカペラ部と掛け持ちしながら美術部での制作はたいへんだったことでしょう。前回の校外展では作品を完成させることができず、見に来たモデルの子は凍り付き、お母さんからは酷評の言葉をいただき、心機一転取り組んだ今回の作品。最後優秀の美で終えることができて良かったです。
色に関する勘は良かったので、入部してからずっと絵の具を置く…という表現方法をとってきたわけですが、今回の絵はただただ単純な作業だけでなく、場所場所、部分部分でちょいちょい変えております。その点が成長だし、スタイリッシュな仕上がりになった点だと思います。
ま、〆切前日にパニクって泣いたエピソードがありますが、これこそまさにハイスクールライフですね。
結局顧問は彼女が歌う姿を見ることはありませんでした。笑



『深世界探査』:ダミアン(2年)
本人は否定していますが、かなり「人間嫌い」な子です。画面下部を埋め尽くすのは“腸”…
何て言ったらいい!!!笑
今回はかなり早い段階から取り組み、仕上げました。まじめだし、部長としての責任感も持ってるし、制作への取り組みも良いけど
人間が嫌い…笑
ま、一時期に比べたら少しは人間を好きになってるみたいなんで、ゆっくりいきましょう。笑
全体的に青くなりすぎたという反省点を本人は持ってるみたいですが、これは画面全体が青くなりすぎたというよりも、見せたいところをどこに持っていくかが弱くなったのが痛かったように思います。
人物の表現に関してはかなり指摘してきましたが、やっぱり腸の描き込みが楽しかったようで、ここが突出して色彩が豊かなんですね。
ここだね。
横に伸ばした牛骨も人物も、腸くらい色彩が豊かであれば青い画面の中で、もっと羽を伸ばせたと思います。
ま、徐々に人間が好きになってるみたいだからだいじょうぶでしょう!笑



『スーヴニールにつつまれて』:サダメン(2年)
勉強もできるしまじめな子なんで、いろいろと悩んでたみたいですが早くから取り組んだし計画的に作業してたし、途中で犬のうんこを踏む疑惑というアクシデントはありましたが結果が出て何よりです。笑
器用ではないけど人物や物の描き分け、全体の雰囲気を考えながら一つ一つ描き進めていったことが見る人に伝わったのではないでしょうか。こういうコツコツ積み重ねた作品は見る人にとっても良い気持ちを与えるので奇をてらわずがんばってほしいものです。
…などと言っておきながら、実は本人の次の作品はかなりぶっ飛んだ方向にいこうとしております。
そうそうない作品ですからね。計画的に進めて間に合えば良いなと。
で、結局のところ、「スーヴニール」って何なのかね。教えてもらったんだけど全然記憶に定着しない。笑



『西3丁目』:ドク(1年)*全道優秀賞
フォトモンタージュというか、シャドーアートというか、線引きが少々難しいのですが評価されて本当にうれしい作品です。高文連ではほとんど目にしない系統の作品ですから。こういう新しい表現(決して新しくはないんだけど)をどんどん出していかないとね。若いんだから。笑
驚いたのはこれを油彩だと思ってる人が想像以上に多いところ! いろいろと複雑な気持ちです。油は一切使われておりません。いたって健康的、ノンオイリー。笑
今回は高文連でも珍しい作品だし評価されましたが、今後は本人が自己摸倣に陥らないように顧問としても気合いを入れて指導したいと思います。次の計画は立てられているんですけどね。
本人は足をつりやすい、かなりの虚弱体質という一面がありますが、常に前へ前へ、制作に取り組んでほしいものです。



『6:32』:ワキサン(1年)
個人的に上手いと思うんです、実は。1年だけど「空気感」を上手く見せてるなと。こういうのは大事にしてほしいなぁ。何をどうしてこの空気感を出すってことではないんです。この辺はやっぱり“勘”ですんで。とにかく良い感じ。
これは通学中のJRの車内なわけですが、ただこの「日常を切り取る」という作業はえてして写真の劣化コピーに陥りやすいんですけど、そのへんを克服してるのは素晴らしいなぁと思うわけです。ホッパー…と言ったら褒めすぎか。笑
でも、次の作品は笑っちゃうほど全然違う作品ですんで皆さんご期待ください。
何でこの空気感をもっと前面に出す作品作らないの!?と思う人もいらっしゃるとは思うんですが、でもそっちの方がおもしろいのでGOなわけです。笑



『土鎖』:監督(1年)
そもそも野球部出身で、選択芸術は音楽を選択していて、お母さんが「(美術は)全っ然っっダメッッッ!」っていう子がまさかの美術部に入部。
どこで間違った?笑
実際、北陵祭に出した漫画の模写ではドカベンをまさかのクリスマスカラーで塗るという愚行を犯し「こりゃあかん」的要素満載だったわけですが顧問指導の下、陶芸に挑戦して無事入選することができました。
そもそも選択芸術で音楽を選択するくらい(まだ言ってる笑)、美術が嫌いで不器用な人間ですから極めて単純作業しかできないわけです。しょうがないので単位ユニットを集合させるという方針から本人が出した結果は「鎖」。毎日毎日粘土をねって絞り器で出して整えてつなげて… アホみたく長い作業でしたが野球部で培った精神力のたまものか、きちんと取り組んだので結果がついてきたのでしょう。
今はでかい体を小さく丸めながら油絵に挑戦しています。
ま、ゆっくりでいい。真剣にがんばれ。


今回の良い結果も、何だかんだ言って部員みんなで切磋琢磨した結果だと思います。
さ、無駄に考えず前のめりで動いていくぜぃ、美術部諸君!
座して死を待つより出でて活路を求めん!
悩む暇があるなら闇雲に作れ!
絵に魂を売れ!

…ということで、今後も札幌北陵高校美術部をよろしくお願いします。
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【作品アーカイブ】第48回全道美術展出品作品~141006

2014-10-06 00:25:21 | 作品アーカイブ
さてさて、忘れないうちに作品アーカイブを作らねば、ということできちんと作りましたよ、私。
今回は顧問が北陵に着任してから過去最多の9点が全道大会に出品され、うち2点が全道優秀作品として選ばれました。
油断して失墜しないよう部員諸君は必死に制作していってくれ~。高校3年間はあっという間だからね。
ということで、第48回全道美術展・研究大会に出品された9点の作品を紹介します。


『DOOR TO SKY』:ポイ(3年)
初めての全道大会出品。うれしかったことでしょう。正直、ポイの思考って何言いたいのかわからなさすぎることが多くって、構図案を顧問に持ってくるたびに「言ってる意味がわからない」、「これを描きたいというおまえを疑う」などとかまして軽く折りましたが結果が出て何よりです。
本人は建築関係への進路を考えているので、正直ここが弱点にならなければ良いなと。クライアントが何を欲しているのかしっかり考え、『ド○ームハウス』みたいな方向に行かないことを願うばかりです。笑
若干、扉や雲の描き込みが弱かったり、青の主張が強く1枚の絵としてのトータル感は弱いけど、一生懸命描き込みをしたことが伝わる良い作品だと思います。


『今日の晩メシはスシだ!』:タクト(3年)
こちらも全道大会初出品。おめでとう。
醤油が物理的に無茶な動きしてたり、『進撃の巨人』臭がするなど全体的に人を不安定な気持ちにさせるシュール感が蔓延しておりますが、昨年「この子を描きたい!」というモデルが見つかったこと、本人の方向性からエル・グレコやキアロスクーロなんかを学ばせたことが上手く良い方向に出たのかなぁと思います。
本人はうちの学校でも勉強ができる方なんで、これを機にさらに勉学に励んでほしいなと。


『三ツ星レストランの裏側』:リョータ(3年)
こいつの制作はまず説教から始まりました。「おまえは今まで何を学んできたのか」、「こんな写真の劣化コピーを持ってくるんじゃねぇよ、○すぞ」と。持ってきた構図をもうケチョンケチョンにして叩き斬ってやりましたよ、わたしゃ~。で、できた構図がこれ。飯時には見たくない気持ち悪い作品。笑
たぶんこれを見て石田徹也さんを思い出す人もいると思いますが、その通りです。顧問の蔵書も貸してあげて「自分の思考をどのように画面に突っ込むか」相当考えさせました。
まだまだ画面構成は稚拙でありますが、昨年のロックウェル、そして今年の石田徹也と本人が研究したこと、そして本人が今まで美術部の中で生活し考えたことなどを、リョータの3年間を凝縮させたおもしろい作品だと思います。


『百鬼夜行』:+(2年) 全道優秀作品
実は、美術部として今年こいつに投資した金額は50,000円を超えます。制作中「投資を回収できない不良債権はぁ…」と毎日のように耳元でささやき戦術。笑
もともと上手い奴なんですが、まぁ世の中をなめており取り組みが遅い。今年だって構図のできあがりは遅いし、締め切りすぎてから「先生~、題名変えたいんですけど~」って言ってくる始末。おかげで画面のどこにも百鬼夜行感はありません。笑
まぁ投資は回収できたと思えますが、これを機にね、きちんと制作してほしいなぁ。ま、おめでとう。


『水槽のなか』:お菊(2年)
関係者の皆様、水彩って昨今の高文連で最も結果を出すのが難しいジャンルだと思いません?
顧問は個人的に感じています。油彩やペン画の持つ密度が水彩を淘汰している…言い換えればその密度に勝てるだけの作品を作れば良いのですが…そんなの言うのは簡単だけどさ、難しいです、ほんと。
今回の作品は、そんな水彩の難しい密度や抜けや構成を上手いことまとめることができた良い作品だと思います。
でも、地味に次がたいへんだよ?笑


『nobilmente』:大将(2年) 全道優秀作品
昨年、タコと金管楽器を合体させた『新型軟体管楽器』を描いた大将は「タコはかわいくないから描きたくない」という名言を残し、お姉さんを描くことになりました。壇蜜さんではありません。壇蜜さんに雰囲気が良く似たお姉さんです。笑
本人は1年の時からかなり描ける方でしたが、努力を怠らず今回もかなりの描き込みを見せました。特に何も言うことはないくらいがんばったと思うよ? 問題はこっからだ。
1年後半から細密画に傾倒し、「先生、ホキ美術館連れてってください」「うるせ~、てめーで行け。行く時は俺は一人で行く」というやりとりが続いています。ほんと、早く見に行った方がいいと思います。笑
ここからは進路も踏まえ考えて制作しなければいけない大事な大事なラスト1年間。気合入れてがんばってほしいものです。


『stress』:クリボー(2年)
よくわからないんだけど、個人的にクリボーの作品ってけっこう過小評価されてると思うんです。これ、けっこう描けてると思うんですけどね。支部大会の時に「これ、かなり描けてますよね」と、とある先生からお褒めの言葉をいただきましたが、実は総じてあんまり評判が良くありません。何でなのか正直、顧問はわからないんです。けっこう描けてると思うんだけど。ほんと。
…ということで、クリボーは「モデルが悪い!」という結論を導き出しまして、現在モデルをちゃいなから大将のお姉さんに変更し制作しています。笑


『特殊細菌部隊“シロコドク”』:NIKE(2年)
元少林寺拳法部。正拳突きをしている最中に「俺、なんでこんなことをしているんだろう」と疑問が生じ美術部に入部してきた変わり種です。笑
けっこう作れる奴でしたが、やはり制作となると、かっこいい・かっこ悪いの線引きが難しくこの形になるまで相当の時間を要しました。土台は粘土で原型を作り型取りしてホワイトのシリコンで固め、洗濯機のホースやヘアスプレー、芳香剤のキャップ、ジャージのファスナーなどを塗装し融合させ、面白い作品ができたと思います。ただ、体型があまりにでっぷりしすぎて「片足で立っている」という見せ場の1つが伝わりにくかった点は顧問も反省。
ちなみに、こいつは最近「何か、将来美術の教員もありかな~って最近思うんですよね」って言い出してます。
…そんなに甘くね~んだよ、たわけ。笑


『黙る』:ナス中山(1年)
大好きな先輩、ゆ~ちゅあ~んをトイレに無理矢理連れ込みモデルにしてました、こいつ。笑
まだまだ人体、背景など稚拙なところは散見されますが、モチーフにかける思いが手を休むことなく繰り返し繰り返し動かし、結果を導き出したのかもしれません。
1年生唯一の入選おめでとう。今後どういう作品を作るのかたいへん楽しみなところです。
でも、結局ゆ~ちゅあ~んしか描かないんだろうけど。笑

さ、次は3月の校外展に向けての制作です。大会とかではないのでモチベーションが上がらない人もいると思いますが、こーゆー結果がない機会だからこそ、できる「実験」があります。
部員諸君は無駄にしないように。これからのためにがんばってくれー。
3年生は受験がんばろ~。校外展がんばってもいいよ?笑
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【作品アーカイブ】第47回全道美術展出品作品~140113

2014-01-13 01:10:41 | 作品アーカイブ
気づいたらアップするのを忘れていた…
…ということで、今年度の高文連全道大会出品作品(他、一作品)を紹介したいと思います。


『新型軟体管楽器』:大将(1年) 全道優秀作品
1年ながらここまで描ける奴はいないからね。驚きました。その部員からの扱いの悪さからも、OGであるΩの再来かと思われるほどの。笑
初めは楽器を描いていましたが、ただ何かを描くのは「まんま高文連」だからね。将来的なことを考えたら意味ね~よ、ということでタコと組み合わせた作品になりました。見てのとおり、大将の良いところは楽器とタコの画像を見て自分の頭の中で構成して画面に表現できるところであります。こーゆー感性はなくさないでほしいね。30年後、「今日の日曜美術館は『軟体動物を描いて30年』、画家の大将さんです」を目指せ、って言ったんですけど、本人は「タコはかわいくないから描かない」そうです。もったいね~。笑
まぁ今後が楽しみです。くれぐれも「写真の模写大会」に身を堕とすなよ。


『コーヒーは大人の証』:リョータ(2年)
何となく伝わればうれしいんですが、顧問がリョータに勧めたのはアメリカの画家ロックウェルでした。本人もいろいろ悩んだ挙げ句やっとこさ行き着いたところなのですが入選して何より。去年、ヨドバシカメラを描いていたとは思えないぐらい作品の質が向上したよ。笑
発想という部分では良いところは突けた。だからこそ、まだまだ技術を高めないといけないわな。自分の思想をより鑑賞者に伝えられるように。本人は途中入部ながら部長という役職に就き、優秀な後輩も増えて考えるところも多いみたいですが、折れずにがんばってほしいところです。


『頭上注意』:巨神兵(2年)
夏休み中に持って帰って制作、音沙汰なし。ん~、OBの座頭~市~を思い出す… 不安は的中。持って来た時には「え、思いの外スカスカ… どうすんの、これ」でしたが無事入選いたしました。良かったね。
実際、初めはスカスカに感じましたが描いているところは描いていて、正確じゃないところがまたインパクトが出てて良かったのかなと思います。
しかし、これが通用するのも今回だけ。ぎちぎちに描けばいいってもんじゃないが、できるだけ早くに動いて作品の完成度を高めてくれぃ。


『ミイラ』:ちゃいな(1年)
うれしい誤算。笑
本人はミイラが好きというかなり危険な嗜好を持っていて、「ミイラ描きたい」と言われた時には「変なやつ入部しちゃったな」と思ってたんですけど。笑
制作中、背景のね、草はおもしろくなったなぁと思ってたけど、「でも、入選は厳しいだろうな」と思っていたら入選しちゃいました。ほへぇ。
コントラストが良かったのかなぁ。まぁ、服もガッチリ描かれているし評価された事を素直に喜びましょ。


『夜香蘭』:くりぼー(1年)
こっちは悲しい誤算。顧問的には「1年で花をここまで描ける奴はいない」と思っていたんですが「え。佳作? マジで」ってな感じ。折れた、気持ちが。笑
顧問としてはこれを入選しなかったからと簡単に歴史の闇に葬ることができないので(非常に珍しいこと。笑)、ここに紹介します。
ま、本人はいたってまじめな人間ですし、これからもきちんと描いてくれることと信じていますよ!

今年度は入選作品が4点、うち全道優秀作品が1点でした。ん~、昨年度の結果と比べると若干見劣りがするのは致し方なし。それもこれも顧問の気持ちが若干折れていたことに起因するのは否めません(何故、折れたかは言わないけど)。
でもね、高教研に行って意識が変わりましたからね。
新年も迎えたし気合い入れていきますよ。高みを目指して行きましょう!
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【作品アーカイブ】第6回道展U21入賞者作品~130212

2013-02-12 17:00:30 | 作品アーカイブ
奨励賞1名。入選10名。完全なる敗北です…。まぁ昨年ができすぎっちゃ出来杉君だったんだけど。

フェイスブックに書いたんですが、この敗北の責任は顧問にあります。戦時中だったら切腹ものです。しないけど。

やはりモチーフをきちんと決めさせないでゴーサインを出したことが決定的だったと思います。そこはやはりべったり張り付いて見てやらなければいけなかったところで。結局、動機がフワフワしてるからモチベーションが上がらない、完成度が上がらないという悪循環に至ったのでした。ゲー。
でも、クヨクヨしてても仕方ないので反省しつつリベンジに向けてがんばらせようと思います。

今回は一人だけ奨励賞に入ったサビコの作品を紹介します。
今日は体力がないので書きませんが、後日他の出品作品も紹介する予定です。





『廃れた水道管』:2年サビコ
奨励賞受賞作品

もはや、おなじみとなっているサビコの『廃れた』シリーズです。
今回、サビコに出した課題は

「高文連に出品した『廃れた階段』から離れて、一から画面を構成する作品を制作しろぃ」

というものでした。基本的にサビコの制作方法はちょっと変わっていて、初めからサビの位置や質感は計画的にあるわけではないんです。ある程度画面を仕上げるてから、一気に感情のおもむくまま画面をサビさせていきます。見ていると、RPGに出てくるような攻撃魔法的な印象さえ感じさせます。せっかく描いた画面がサビコの手によってどんどん朽ちていく。そんな感じ。
でも、それがいい。特にサビコのメンタルが悪ければ悪いほど、その攻撃魔法なサビの激しさが増していくようです。笑

この辺については以前書いた記事「創造性のダークサイド」をご覧いただくと、よりおわかりいただけると思います。


さて、今回何故こんな課題を出したかというと、階段だったり廃屋だったりをサビさせるという行為は一度リセットした方が良いかなと思ったわけです。これが橋になったり学校になったり道路になったりしても、結局のところ、何だか自己摸倣の域を出ないと判断しました。何かに挑戦したり、試してみるにはこの機会しかない!ということでサビコに考えさせたところ、水道管の練習を始めまして今回の作品が生まれました。
彼女は相当苦しんだみたいです。すでにあるものを描く今までとは違い、全てを自分の頭の中で構成し表現しなければならない。
でも、ある程度は表現できたのかなと思います。

やはり技術どーこーよりも本人の持っている感情、モチベーションが重要なんだなと、この作品を見たら思いますね。




さ、気合い入れていくぞ!

…と思ったらテスト1週間前で明後日から部活禁止期間に…。笑
部員諸君は勉強しつつ、高文連に向けて考えといてください。

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【推薦受験】北海道教育大学岩見沢校持参作品~130128

2013-01-28 00:00:27 | 作品アーカイブ
『放課後』F50(制作期間約2か月)

海苔が岩教大受験のため秋から制作した作品です。
夏からいろいろ話し合いましたが、やっぱり「ごちゃごちゃした構図を描きたい」と本人から話があり構図が決定。この時点でどんなに時間を確保しても制作時間は今までで最短の2か月。最終的には、美術室では集中して制作できないので準備室に仮設ですがアトリエを作り、軟禁状態で制作となりました。笑

これを見ると、制作時の海苔の鬼気迫る感じを思い出します。
「絶対受かってやるんだ」という気持ちと、いつもより1か月以上短い決定的に足りない制作時間、そこからの焦り。
制作最終日、タイムリミットを迎えたところで海苔は泣いちゃいました。きっと、「できた!」とか「やっと終わった!」とかって感情ではなく、「ちきしょう、これっぽっちしか描けなかった」という悔し涙だったと思います。事実、本人はこの絵嫌いですし。笑
その後、保護者に迎えに来てもらい車に積んで次の日の試験に向かいました。

持っていった作品は、F30が2枚、F50が2枚、静物デッサンが1枚、ポートフォリオ。決して多くありません。
当日の面接試験では、極限までテンパってパニクった海苔が受験番号を忘れたり面接練習とはまったく答えをかまし、それからの毎日「おぢだ~。じにだ~い(落ちた~。死にた~い)」とうるさかったのですが、無事合格通知が届きました。
本人はたいへんつらい思いをして制作したのを知っているので、合格の報を聞いた時には自分のことのようにうれしかったです。



実は、この50号を描く前に海苔から「最低100号を描きたい」という申し出がありました。実際、岩教大の推薦受験には100号、150号という大きさの作品を持っていく生徒が多くいます。というか、ほとんどとも言っていいくらい。しかし顧問的には100号、150号というでかい作品は何やら
受験のために描いてるっていうか、そもそも「でっかいどう、ほっかいどう」みたいな感じがして嫌で。
「大きけりゃいいってもんじゃないだろ。要は作品の描き込みの量じゃない? 完成度が大切じゃない? もしも岩教大の先生が「でっかいどう、ほっかいどう」がいいって言うんなら、そんな学校行かなくてい~わ」と、海苔を説得し、もしかしたら道展U21に出せるしということで50号を制作させました。
内心ドキドキもんでしたけど。笑

本当に北海道教育大学岩見沢校の関係者の皆様、ありがとうございました。海苔を評価していただき心から感謝しております。



合格が決まってからというもの、海苔は道展U21に向けてこれまでとはまったく違う作品を描いています。まるで憑き物が落ちたように、いろいろ考えながら新しい表現を探しています。
海苔の行き着く先は何処でしょう。楽しみです。

兎に角、このままだと本人の手で潰されて歴史の闇に葬り去られそうなので今回アップした次第です。笑



今回は作品については特に語りません。彼女の苦しい2か月が皆様に伝わればそれが全てだと思います。
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【美術部】第46回全道美術展結果報告&出品作品一覧~121015

2012-10-15 02:20:21 | 作品アーカイブ
全道大会が終わりました。本校は結果として

3年 Ω、にゅーとん、海苔
2年 ペコ、サビコ

以上の5人が全道優秀作品として表彰されました。
もう出来すぎです。本当に良い結果をいただくことができました。評価していただいた皆様ありがとうございました。
ということで、ここで全道大会に出品した作品を紹介したいと思います。





『ゆらゆら』:Ω(3年) 全道優秀作品


女の子(どんぶりん)が海底近くで漂っている感じが上手く表現されています。どんぶりんには相当無理な姿勢でモデルになってもらったから、よく見ると下半身には緊張感が感じられ“ゆらゆら”にはなっていないけど雰囲気は確実に伝わる作品です。
背景の描き込みも人物の描き込みもかなり踏み込んでいるし、ただモデルをそのまま描くだけでなく海中にいたらどうなるかという想定をきちんと取り込んでいるから“ゆらゆら”が矛盾していない。実にΩの技術が、才能がプラスな形で火を噴いた作品だと思います。

1年の高文連でキリンを描いて全道優秀、U21でペンギン描いてこけて、2年の高文連でカメレオン描いて大コケして、U21で佐野ちゃん描いて奨励賞取って、今回「鹿描きたい」って俺のところに来た時には流石に一発強めに殴ってやろうかと思いましたよ、正直。笑 1年で成功して路頭に迷う典型だったか、おまえも…と。でも何とか持ち直してくれて良かったです。顧問は事あるごとに言ってますけど高校生が動物を描いた絵が嫌いなんです。何故かと言うと基本的にその動物をきちんと見ているわけじゃないから“何を描いているのかわからない絵”が多い。たとえ身近にいる大好きな愛犬の絵を描いたとしても、犬の本質に迫ってないから完成時には“犬の剥製描いた”みたいな作品が多いように感じます。もし動物を描くなら本当に生きた絵を描かないとダメだと思う。でも、そんなのそう簡単にできるわけないし。ダメ、この話そろそろ終わろう。

海中でゆらゆらしてるから死体なのか? 仮に死体だとしてもこの絵から不愉快さは感じられません。人物をきちんと描いたから美しささえ感じさせます。そういう意味でもこの作品はすばらしいと言えるのではないでしょうか。





『浮かぶ幻』:にゅーとん(3年) 全道優秀作品


2年の高文連では空中に浮かぶ鯨型飛行船を上からの視点で描いたわけですが、今回は地上の人物目線で描きました。実際に札幌駅前に行き写真を撮影して(本来であればスケッチしたいけど人が多すぎて邪魔になるからね)何度も何度も構図を組んだ甲斐がありました。

にゅーとんの絵は兎角いつも共通の弱点があります。要素を詰め込みすぎる、ゆえに説明が必要になることが多くなるという弱点。今回も当初はその弱点がありましたが、それをどれだけシンプルにまとめるか、1枚の絵だけでどれだけ人に違和感のないインパクトを与えるか、たくさん悩んで直して描いていきました。結果からも表現には成功したようなので顧問もホッとしています。
実際に存在しない飛行物と実際に存在する街。これを上手く調和させることはできたのではないでしょうか。

ま、何てったって顧問の父の形見のペンを使用して作品を制作しているわけですからね~。顧問だって失敗したら「お前何指導してたんだ」と親父に祟り殺されちゃうからね。笑 …なんて上手くいったら笑って言うことができる。笑
今度実家に帰った時には胸張って仏前に報告してきます。





『the last』:海苔(3年) 全道優秀作品


昨年度のU21で顧問を描いて優秀賞を受賞し、最後の高文連で顧問を描くって言われた時には超大反対しました。はい、それはもう。でも根負けしました。そこまで意志が固いならと。初めに描いていた30号はまったく別な構図で50%くらいは描いていたんですけど「まだ、間に合うからちょっとやめようず。これエスキースということで」とこの構図に描き直させたのは良い思い出です。笑

「ごちゃごちゃした空間が描きたい」から「美術室を描く」。「モチーフは友人とかいろいろ試した」結果「顧問がいちばんしっくりくる」という、まるで巷を騒がしているゴミ屋敷の主人のような存在の顧問ですが、それはそれで本質を捉えているから困る。笑 そういう意味で本質をきちんと描いた作品だと思います。

海苔には話しましたが、支部美術展でこの絵を前に「やっとこういう絵に出会えた」と喜んでいた初老の女性がいらっしゃいました。この言葉がどれだけのほめ言葉かってことです。自分の感情や表現したいものをガツガツと表現するのは間違いではないのだが鑑賞する人にとっては、それが時として「おなかいっぱい」「重荷」になることはよくあることです。見る人にとって様々でしょうけども、今回の海苔の絵は美術室、顧問の本質を切り取り、実に丁寧に表現できた絵だったんだなぁと思います。

まぁでも何度見ても生徒受けはしないよなぁ。モデルが悪いのか。笑





『パイプ・タイプ・アパート』:(U)(3年)


黒、白、色の3原色、あと2,3色。実はこれだけでこういうの描けるって早々できることではないと思う。実際高文連の流れからしたら、もっと緻密に~細密に~ってな感じを求められるから、こんなペタペタ(絵の具を塗る音)、キュッキュッ(マジックで描く音)みたいな作品は入選できなかった可能性すらある。でも入選したから勝ち~。笑

すべての部屋で見所があるように、部屋の1つ1つにどれだけ個性を出せるかを念頭に指導しましたが、まぁ上手いこと表現できました。(U)はこの辺の才能はあると思うんですがね、何よりフィジカルとメンタルが弱いからなぁ。今日は欠席かと思っていたら16時に「こんにちわ~」だもんね。おっと、この話はタブーか。笑

とにかく見てて楽しい、部屋の1つ1つを見るたびに発見がある良い作品だと思います。大会会場の中でも数少ない“高校生が部屋に飾っても恥ずかしくない作品”だと顧問は思っておりますです。






『color chairs』:どんぶりん(3年) 


唯一の立体作品です。ほんと紛れもなく文字通り椅子の集合体であります。気が遠くなるくらいスタイロフォームを切って、やすりで削って… 200弱くらいの椅子ができたんだったかな。それをどうやって組むか頭を悩ませて… グラデーションになるようにスチレンボンドで接着していって… 支部美術展でブッ倒れたという伝説の作品です。笑 昨年の全道大会では搬出時に壊すというパフォーマンスを行うなど、どんぶりんの作品は何かと話題性があるんだなぁ。笑

ユニットを作り集合させるという方法は単純な方法ですが、案外良く見せるってのは難しいものでこの点に関しては本当に大変でした。実際、もっと良い方法はあったんですけども出品規定にそぐわず断念したりで、まぁたいへんだった作品です。けどインパクトもあるし技術の押し付けもないし、高校生の作品として、かわいくさわやかに仕上がった作品だと思います。

評価カードに「ボンドのはみ出しとかがないともっと良かった」と書かれてありました。ひとつ弁護させてもらえば、本当におっしゃるとおりなんですけど、ボンドがはみ出るくらいガチガチに固定しないと倒れるんです。笑 





『ラトゥールの目で』:ペコ(2年) 全道優秀作品


個人的にはたぶん今回の出品作品の中でも1,2を争うくらい顧問が気合を入れて指導した作品です。
絵に対する姿勢を話して資料を探させペコがチョイスしたのはラ・トゥールでした。そこから2人で話を進めペコは“あえて”立体感を捨てるという賭けに出て結果は全道優秀。勝ったんだか負けたんだかわからない結果になりました。笑

1枚の絵としてね。高文連とか関係なく1枚の絵をどうやって完成させるか、そこだけを考えて制作しました。だからこそペコはあえて立体感を捨てるという暴挙とも言える行動に出て背景も漆黒にしたわけです。背景の闇だってね、手抜きであーゆー風にしてるんじゃないんですよ。けっこうかなりの時間をかけて何層も何層も絵の具を重ねて闇にしたんです。あの絵を見た高校生に「実際にあの闇を描いてみろよ、できるか?おまえらによ」と言いたい。簡単に見えて簡単じゃないんだぜ?
あー、何かぐちっぽくなってる。ごめんなさい。

で、最後に何を言いたいかというとペコの題名のセンスは相変わらずだということです。笑 早く何とかしろよ。





『廃れた階段』:サビコ(2年) 全道優秀作品


こっちは正直うれしい誤算。だってポストから階段が出てるって何だよ。美術展に出てる場合じゃないだろ、病院行けよってな感じです。サビコってほんとに真剣に絵に向き合ってるんだか向き合ってないんだか、というか何を考えているかわからない部員なんですが、今回はお父さんに協力してもらい取材に行って様々な資料を準備して取り組みました。途中いろいろあって背景を大幅に変えたり試行錯誤しながら制作を進めていったわけです。でも、締め切り2日前に(というか2日もあるのに)疲れ果ててしまったのか突如「できました」と終了宣言。

顧問はここで市立函館高校美術部の根っこさんの話をしました。
「サビコ、おまえはできたと思ってるかもしれないけどよ。ここもここもここだって全然まだ描けるじゃん。根っこさん思い出してみろよ、あの子ならこーゆーところをもっときちんと書くぞ? おまえは明らかに根っこさんに劣るんだよ、クズ、カス」

根っこさんに負けたくないという気持ちかもしれませんし、全道大会で会うんだという気持ちだったかもしれません。顧問にはわかりませんが、とにかくここからサビコの制作は明らかに変わりました。残り2日、本当にガシガシキャンバスに向かい合って制作を進めた姿は今も「怖ぇ~」って感じで顧問の頭に焼き付いています。

別にきれいごと言うわけじゃないけど、一緒にがんばってる人間がいると違うんだなぁと。これは時として教員の指導とか教育なんかよりずっと大きなエネルギーを生むんだなぁと実感した作品です。

(4:17)
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