タイ保健省疾病管理局によると、2023年1月1日から11月1日までのデング熱累計患者数は123,081人で、死亡者数は139人でした。患者数は前年同時期の3.4倍でした。
デング熱ウイルスには4つの株があり、2つの異なる株に感染した人はより重篤な症状を発症しやすいとのこと。
デング熱に罹患している可能性があると考えている人々には、自分で薬を入手することを控えるようアドバイスしました。すぐに医師の診察を受ける必要があります。
また、肝硬変や月経中の女性などの基礎疾患のある成人が行動を遅らせると、命に関わる可能性があると警告しました。
タイでもノーマスクが目立つようになってきました。
コロナに感染する人は多少はいますが、数えるほどに減少しました。
代わりにタイではインフルが大流行、風邪も流行っています。
熱があるとコロナ?インフル?風邪?と自己判断しがちですが、タイに来たことがある人はこの3つのほかに、蚊による感染症(ジカ熱、デング熱、マラリア)も選択肢として考えなければなりません。
蚊による感染症は一定期間の潜伏期を経て発症しますので、蚊に刺されて後、忘れたころに思い知らされるのです。
どの感染症も重篤化すれば危険なのは同じですが、蚊による感染症以外はワクチンや治療薬があります。
蚊による感染症はワクチンはなく、治療薬もないため対処療法(熱には熱の薬と症状に合わせて薬を飲むこと)しかないのです。
コロナやインフルと比べれば蚊による感染症など軽く考えがちですが、一番危険と言って過言ではありません。
年々感染者は増加しています。
特にこれから妊娠を控えた女性やそのパートナー、極論すれば年齢を問わず、子供を作る予定のある男女すべて、ジカ熱に感染すれば頭の小さな子供が生まれてくる可能性があります。
デング熱やマラリアは命を落とす危険性もある感染症です。
今年の雨季は長引くとの予想が出されました。
雨上がりの外では、ちょっと日陰に入ると、蚊がこれでもかというほど飛び回っています。
タイではなるべき長袖長ズボンを着用し、肌の露出を防ぐのが一番です。
汗をかいたり黒っぽい服装にも蚊は寄ってきます。
私は庭仕事をするときには、携帯用カトリス+超音波蚊避け器+蚊よけクリームと徹底しています。(蚊よけクリームが一番効きます。タイのコンビニで売っています)
多分デング熱には免疫ができていると思いますが、長時間に作業で蚊に刺されると仕事どころじゃなくなります。
木が多いので、蚊の発生数も半端ではありません。
雨上がりの地面にできた水たまりから蚊が発生しているのをよく見ます。
タイは蚊とアリ(シロアリも)、ヤモリの天国なのです。