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また撃って来た、困った事である。
考えてみれば彼の国は、先の大戦という
夏が終わっても、その時の夏を引きずっ
て生き残った、溢れ蚊のようなものだ。
民族自決の意思の元に、独立を果たした
国では無い。
当時の周辺大国の覇権構造に依って人工
的に作られた気の毒な国といえる。
そして、約3000万の国民が、僅か10万
足らずの人民軍幹部に支配されて、しか
も、そのほとんどが飢えていると聞く。
共産主義の政治力学は破綻したのに。
普通の人間ならば、不思議に思うはずだ
ろうに、そんな気の毒な国民を誰も、ど
の国も、助けようとしない事を。
危険度は、日に日に増大している事を。
戦争◯ナーズなんて防虫剤をぶら下げて
済むことでは無い。
〈目覚め時 飛ぶな溢れ蚊 煩わし〉放浪子
季語・溢れ蚊(秋)
8月29日〔火〕晴れ
久々に、懐かしいお世話になった人々と
幾人も交信した。
と言うのも、居所が確定したからだ。
ご無沙汰を詫びるばかりであった。
「父帰る」の勝手な親父も、その後は
この通りであったのかもしれない。
明日も、いい日にな〜れ。