みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

処暑

2017年08月23日 | 俳句日記

今日は「処暑」。
「処」には「収める」という意味がある
ことから、暑さが収まる時期を処暑と言
うようになった。

午前六時の日の出を「春分の日」とすれば、夏至が正午で、午後六時の日の入り
が「秋分の日」である。
午後一時が小暑、二時大暑、三時立秋。

処暑は、二十四節気の10節目であるから
午後の四時に当たる。
影が長く伸びて、カラスが山に帰るよう
に、平匡はみくりの元へ帰りたくなる。

これからの季節は、身も心も軽くなって
寄り道などしなくなること請け合いだ。
健全な新婚さんほど、そのようだ。
微笑ましいやら、羨ましいやら。

暑さのストレスが減ったせいか、お隣の
金木犀も随分と枝葉を伸ばした。
やがて、あの馥郁とした香りが漂う。
ただ、寝冷えには注意すること。

〈訳もなく 深呼吸して 処暑の朝〉放浪子
季語・処暑(秋)

8月23日〔水〕晴れ
目覚めると、外へ出たくなった。
遊歩道の入口のベンチに掛けて、
空を見上げて一服。
空は晴れても、心は重い。
仕方ない、歯医者へ行こう。