みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

新涼

2017年08月19日 | 俳句日記

半径5m以内に聞こえていた蝉の声も、
あちら〜の方へ行ってしまった。
晴れ渡る青空も、眼をしかめずに見る事
が出来るようになった。

窓も戸も、開け放していても、熱風が入
り込むこともない。
午睡の枕元を涼しい風が、こちらを覗き
込みながら通り過ぎる。

身体中の筋肉が弛緩して、脳ミソまでが
解放されて、たゆとう時間が意味もなく
過ぎて行く。
机の上のクロトンの葉先が少し揺れた。

秋って、こんな素敵な季節だったのか⁉︎

〈新涼や 枕の脇を 通り抜け〉放浪子
季語・新涼(秋)

8月19日〔土〕晴れ
日一日と秋色が深まっていく。
季節の主役が少しずつ交代している。
トランプ政権も色が変わり始めた。
安倍政権も色が褪せ始めた。
天が動き始めている。