塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 三輪山あたり 三輪山登拝_2

2010-10-28 06:26:33 | 街巡り_2010
 神が宿る山であるだけに全てが神々しく、粛々と山頂を目指す。
岩の自然階段や人工の手が入った丸太の階段も設置され、老若男
女が誰でも登拝出来るように整備されている。
 その大昔、崇神天皇の頃、天皇は二人の皇子に夢で世継ぎを決
めることにした。兄の豊城命は自ら神山に登り、東に向かって刀
を振り回した。弟の活目命は自ら神山に登り、縄を四方に張って
粟を食べる雀を追い払った。
 それにより兄は東国を治めさせ、弟は四方に気遣い穀物の実り
に気を配ったため皇太子に指名され、後の垂仁天皇となる。
 さて、登拝も残りわずかとなったところで下山される方とすれ
違ったので、挨拶と残りの距離を確認すると、あと4分の1との
ことで、再び駆け上るように足を前に出した。
 景色は明るく開けてきて、その先に鳥井と祠が見える。これが
「高宮神社」で、その廻りが板で囲われていた。小さい祠である
が延喜式の社で祭神は日向御子神。その社の正面手前の岩に“霊”
の文字が刻まれており、これこそパワースポット。早速、その岩
に手のひらをかざした。
 この社から東北側に50m程進んだところに聖域「奥津磐座」
があった。30平米ほどが注連縄で囲われており高さ2mほどの
磐が連なって鎮座していた。
 登拝口を8時半にスタートして、この聖域到着で腕時計を覗
くと針は9時5分を指していた。10分ほど聖域で清らかな空気
を吸い込み英気を養って下山。それこそ、天狗が駆け下るように
降り登拝口で時間を見たら9時半だった。約60分の行程だ。
(奈良県桜井市三輪字狭井)
奥津磐座  奥津磐座_2

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