塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

ミュージアム巡り 古文書 明状元図考 呉伯宗

2011-08-24 05:58:19 | ミュージアム巡り_2011
 続いて展示されていたのは中国の古文書。
 「明状元図考」は、明時代(1368~1661)に実施された科挙
(官吏登用試験)に首席(中国では状元という)で合格した人物
の逸話が絵入りで紹介された古文書だ。
 明の万暦35年(1607)に刊行されたもので、江戸幕府の蔵書
庫・紅葉山文庫に収蔵されていた全5巻。
 首席のトップを飾るのが「呉伯宗」。

 明の時代で初めて科挙が行われたのが、洪武4年(1371)に
実施された。この時に首席になったのが呉伯宗。彼は将来の立身
出世は約束されたもので、古文書の絵図には皇帝から拝領した上
着、シャク、冠を身にまとい得意満面の様子が描かれている。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)


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