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塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

「街を巡る」壬生浪士を訪ねる「近藤勇生家跡」

2008-03-15 16:18:24 | 壬生浪士の墓
 高幡不動駅から武蔵野台駅で下車し、西武多摩川線に乗り換え・白
糸台駅から多摩駅で下車。人見街道を進むと「近藤勇」の生家跡があ
る。
 近藤勇(天保5年1834~慶応4年1868)は、武州多摩川郡上石
原村で、宮川久次郎の末っ子として誕生、幼名を勝五郎といった。
 剣の素質があったようで、15歳で天然理心流の近藤周助の門に入
り、メキメキ腕を上げ、近藤家の養子に迎えられる。28歳の時、四
代目襲名の野試合が文久元年(1861)8月27日、大國魂神社(現
在の東京競馬場付近)で行われた。その時期に名前を「近藤勇昌宜」
(まさよし)としている。
 また、その試合では、京で新撰組として活躍する土方歳三、沖田
総司、井上源三郎、山南敬助等が参加している。
 生家跡の街道のとい面に「撥雲館」(はつうんかん)が残っている。
これは、天然理心流5代目を継いだ近藤勇五郎(勇の長兄・音五郎の
次男)が、明治9年(1876)に道場を建てたものである。中は納屋に
なっていた。
(調布市野水1-6-8)

撥雲館

「街を巡る」壬生浪士を訪ねる「高幡不動」

2008-03-15 16:11:08 | 壬生浪士の墓
 土方歳三の位牌が納められているという高幡山金剛寺へ向かっ
た。通称、高幡不動に伺うのは初めて。鬱蒼とした杜の中に寺は
あった。
 こちらの寺は、平安時代初期に慈覚大師・円仁が関東鎮護の霊
場として、この地に不動堂を建て、不動明王を安置したことに始
まる。
 とりあえず、仁王門を入り旗かけの松の左脇に土方歳三の像が
ある。その並びには「新撰組両雄の碑」という近藤勇と土方の事
績を記したものである。文の選者は当時の幕府典医頭・松本良順
で、篆額は幕末の京都守護職を務めた会津藩主・松平容保が書い
ている。新撰組は京都守護職の配下にあった。
 そして、この境内の一番奥にある大日堂に向い、堂前で黙祷を
捧げた。
(日野市高幡)

大日堂

「街を巡る」壬生浪士を訪ねる「土方歳三の墓」

2008-03-15 16:06:03 | 壬生浪士の墓
 資料館を後に石田寺(せきでんじ)を目指した。この辺りの民
家の表札を見ると“土方”姓が多い。
 愛宕山地蔵院石田寺は、慶安元年(1361)に僧・吉祥坊慶興
が建立。一時、廃寺となり、天文13年(1544)、多摩川の大洪
水の時に観音像が石田村に流れ着き、村人がそこに観音堂を建て、
祀ったという。それから文禄2年(1593)に僧・慶心が石田寺
として建立して現在に至る。
 門前からもよく目立つ大きなカヤの木があり、境内に入るとさ
らに圧倒される。幹は4.5m、高さは26mあり、約600年の樹
齢を誇っており、この木はメスで、秋には実をたわわに付けるそ
うだ。
 墓の近くには「土方歳三義豊之碑」が立てられていた。これは
歳三が亡くなってから100年が経った昭和43年(1968)に、
子孫の方が明治100周年を祈念して建立されている。
 そして、いつも生花が絶えないといわれる歳三の墓。戒名は、
「歳進院殿誠山義豊大居士」と彫られていた。位牌は、この寺に
なく、土方家の菩提寺である高幡山金剛寺(高幡不動)の大日堂
に納められている。
(日野市石田1-1-10)

石田寺とカヤの木

「街を巡る」壬生浪士を訊ねる「土方歳三資料館」

2008-03-15 15:58:06 | 壬生浪士の墓
 浅田次郎原作の「壬生義士伝」を読み、さらに原作から大いに
飛躍した映画を観て、最近刊行されたその手の本をむさぼり読ん
だところ、新撰組のイメージが少しずつ変わってきた。
 そんな矢先、先日、メールを頂いた方にお応えしようと、新撰
組副局長・土方歳三(天保6年・1835~明治2年・1869)の
生家と墓を訊ねるため、週末の麺処巡りを終え、少し遠出をする
こととなった。
 京王線・高幡不動駅で下車し、多摩都市モノレール(2000年
1月10日開業)に乗り換え、一駅先の万願寺駅で下車。多摩都
市モノレールは中央高速を通るたびに、そのレールをよく眺めて
いたが、今回乗ったのは初めて。
 まずは土方の生家(ほんとは違う)の資料館を目指す。何故生
家でないのか、土方ファンならスラスラ述べられるであろうが、
ご存じない方のために。
 生家は、石田寺のすぐ北側にあるとうかん森の東方にあった。
しかし、弘化3年(1846)、彼が12歳の時に多摩川の洪水によ
り、家の一部が流された。残った母屋を移築して現在の資料館の
場所となった。
 この資料館は土方の子孫の方の住宅にもなっている。開園日は
第1・3日曜日の正午から4時まで(入館料500円)なので、
この日は入れず。またいずれか伺おう。
 土方資料館 http://www.hijikata-toshizo.jp/index.html
(日野市石田60)

多摩都市モノレールとうかん森