「流浪の月」

「流浪の月」　凪良　ゆう著　　創元文芸文庫

凪良ゆうの小説を読むことは自分の中にある優しさを疑う契機となる。

解説の最初に書かれた言葉

流浪の月において、フォーカスされた言葉は優しさだ。

人は誰もが秘密を抱えて生きている。

「普通」じゃないのは、自分だけじゃない。

そう思えば、自分の手にした「命綱」を握る力が

かすかに強まるはずだ。

その感触を他者も感じているはずだと思うとき

本当の優しさが生まれる。  （解説より）

登場人物はロリコン趣味の大学生と誘拐された少女の話。

15年経って再会した二人に訪れる誹謗と中傷の嵐

その「普通」でない関係にお互いの優しさが生まれるとき、

生きる上で確固たる命綱へと変化してゆき、

二人は同じ方向へと力強く生きていく。

二人の家庭環境から「普通」でない人格へと変貌することの事実。

人間の優しさについていろいろな方向から

考えさせられた。

水仙の花

密やかに匂い初めたり水仙は睦月の庭に凜と立ちをり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夕庵

１/７日

暖かい日差しで水仙も開きかけた

帰りは電車で帰るつもりが孫に送ってもらった。

電車のホームで待っていた女性が

線路に突き落とされたというニュースに

危ないからと嬉しい孫の気遣いだった。

今日で楽しかった私のお正月も終わった。

これからは1日1日充実した日を送りたい。

隣家ではクリスマスローズが新年に真っ白な花を咲かせた

初詣

1月4日

　今年の初詣は娘宅近くの氏神様の岸城神社へ。

岸城神社は岸和田城天守閣の東側に鎮座し、

お城の鎮守の神であり、岸和田だんじり祭りの聖なる場所。

元々は地元の農民たちが五穀豊穣を祈って

神明社を築いたのが始まりとされる。

昭和29年に再建されたとある。散策スポットとして人気の神社。

賑やかな絵馬

　　　　　　　

岸和田城

春になると桜咲く風景は見事！

お堀では暖かい日差しの中で鴨たちが遊んでいた。

この鴨はホシハジロ？

どなたかが餌を持って来られたか、一斉に岸近くまで来た

羽田空港 飛行機の火災

1/2日

羽田空港で着陸した日本航空の旅客機と海保機の衝突炎上事故！！

乗客379人の全員の脱出成功と海保機の5人死亡と機長重傷。

二日続けて起こった重大事故！

TVに釘付けの一日だった。これから詳しい事故原因が追及される。

大荒れの辰年の新年はこうして明けた。

テトに癒やされながら何となく過ぎた3日

テトの食欲も快調でお散歩も楽しい

こんな日が長く続きますように・・・・

テト

辰年のお正月

1/2　　テトたちのお迎えで娘宅へ行く。

左テト　　右ルイ

久しぶりなのにお互いに素っ気ないね

今年のお正月はことのほか暖かく穏やかな新年の朝であった。

1/1日 午後4時06分

石川県能登地方に震度7の地震が発生！！

NHKの速報で津波注意報が出され

TVの女性アナの避難するようにとの緊迫した声が流れた。

こちらでは震度3で、眩暈かな？と感じるほどだった。

柏崎刈羽原発に異常はなしとの放送に一安心する間もまく

倒壊した家屋が次々にわかる。

能登半島は兄弟で旅行をした想い出がいっぱいある。

朝市で店のおばさんとおしゃべりしたこと、

お漬物を売っていたおばさんがビルの石段に腰掛けて

静かに読書をしながらお客さんを待っていたこと、

若い娘さんが包丁さばきよろしく干物を作っていたこと、

海になだれるように作られた千枚田や昔ながらの作法の塩田所、

又の日は

立派な灯籠が並んだキリコ会館やランプの宿など

岩窟から見た夕陽の美しかったこと！

この宿は奇跡的に軽症で済み、泊まり客をヘリで金沢まで送ったとあった。

この日ではまだ大惨事の様子はわからず

テトとお散歩