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思わず泣けてしまいました(;_;)

2011-02-14 01:46:37 | Weblog
皆さん、室谷信雄さんを 御存知でしょうか?

かつて「玉ねぎ食べ過ぎてハゲた」と、ハゲを売り物にしたネタで お茶の間を笑いの渦に巻き込んだ、吉本新喜劇の座長まで勤めた お笑い芸人さんです。「……わ~れ~」で お馴染みのハゲた気のいいオジサンです。私は大好きでした。(*^_^*)


近頃、とんと姿を見なくなっていたので、存在自体 忘れかけていました。若い人達は、多分 知らない人が殆どだと思います。


今日、お客さんが途切れた時にテレビに切り替え、《行列のできる法律相談所》を観ていたら、室谷信雄さんのことを取り上げていました。


新喜劇の座長になって、『さぁ これから』という40歳の時に、喉頭ガンが見つかり、手術。声を失います。声が出なければ、お笑い芸人としては生きていけない。室谷さんは、誰にも迷惑をかけないよう芸能界から身を引き、すべての芸人さんたちとの関係を断ち切ったそうです。


ところが、昔 寝食を共にしたこともある後輩 《間 寛平》が、前立腺ガンを患いながらも、夢であるマラソンを続行している姿を見て、室谷さんは寛平さんを励ますために海外へ飛び、寛平さんに会いに行きました。


寛平さんも号泣、室谷さんも出ない声を必死で出して「ごめんな、ごめんな」と謝りながら号泣。そして「大丈夫やから! 頑張れ!」と寛平さんの肩に腕を回して励ましておられました。


スタジオにも室谷さんを呼んで、そこで紳助も号泣。まだ漫才で駆け出しの頃、新喜劇の人には無視されるか、キツい言葉でイジメられていた時分に、大先輩の室谷さんだけが、自分達みたいな者にまで敬語で「おはようございます。どないですか?調子は?」と、優しく接してくれたそうです。

大先輩だろうと売れなくなると、売れてる後輩に借金をして逃げてしまうような人もいる。寛平さんも人の借金を、今までに1億ぐらいは返していると、紳助は言います。そんな大先輩の多い中、室谷さんは とても きっちりした方で、誰にも迷惑をかけることなどなく、また これからという時にガンに なられて、芸人を辞めなければならなかったこと。それが紳助も『悔しい』と言って泣いていました。


芸人として生きていけなくなった時、すべての芸人さんとの関係を断ち切った室谷さんの気持ち。私は すごくよく解ります。私も、もしTETEを閉めるようなことになったら、皆さんの前から きれいに消えようと思っていましたから…。(その覚悟は、いつでもできています。)


でも、体を壊すこともなく、私は皆さんの おかげでTETEを10年も続けていくことが できました。有り難いことです。感謝です。これからは、さらに新たな目標を持って続けていかなければ…。


今日、室谷信雄さんがガンを克服して、元気に65歳に なられていたことに、心から感激しました。厳しい状況を乗り越えられて、とても いい表情をしておられました。誰の身の上にも苦難は降りかかります。それを乗り越えた時、以前とは比べものにならないぐらい力が ついて、強くなっている自分に気がつきます。長く続く暗いトンネルも、前へ前へと進んで行けば必ず明るい道へとつながっています。信じて進んで行きましょう。


明日も また笑顔で、前へ前へと進んで行こうね!
('-^*)
おやすみなさい。

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