寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2627話) 傘の持ち方

2018年06月10日 | 意見

 “私は電車通学をしているが、駅を利用する人の傘の持ち方が気になっている。長い傘を閉じた状態で持ち手を握ったまま歩くと傘の先が地面に当たるからか、持ち手の少し下を握っている人をよく見る。そのまま腕を振って歩けば手にした傘が前後に大きく揺れ、傘の先端は後ろを歩く人の腰の高さぐらいになる。私はそんな光景を見るたび、「当たるんじゃないか」と心配になる。
 駅の階段を上っていたら、こんな持ち方をしている人が私の斜め前を歩いていた。私の横には母親に手を引かれた五歳ぐらいの女の子がいた。前を歩く人の傘の先端が女の子の目の高さになることもあった。
 私自身、傘の持ち方を学校で教わった記憶はなく、先生には「傘の先を引きずらないように」としか言われなかった。でも人のふり見てわがふり直せだ。他人を傷つけかねないことは戒めないと。こんな少しの思いやりがあれば、皆がもっと気持ち良く過ごせる社会になるはずだ。”(5月22日付け中日新聞)

 愛知県豊橋市の大学生・戸田さん(男・21)の投稿文です。これは電車通勤していた時、ボクもよく感じていたことである。特に昇り階段では大人にも非常に危険である。傘の先がちょうど目の前に来るのである。トラブルはないだろうか。最近は被害でも受けない限り、注意する人は少ない。ボクも言ったことはほとんどない。言って何を言われるか分からない社会である。良いと思ったことでトラブルになることもある。本当は言わねばいけないのだろうが、避けている。
 同じようなことでエスカレーターのかけ上がりがある。これも全く危険なことである。少し触れたら転倒さえある。これこそ被害は一人で済まない。「歩かないでください」と書いたあるのに、ほとんどが全く無視である。そして歩かない人は、片側を空け、列を作って待ってエスカレーターを利用している。これについては、ボクは空いている方をさっさと利用することにしている。そして歩かない。歩こうとする人は当然歩けない。意地悪と思えるような行為であるが、人の安全のためである。ボクはこれを通している。まだ誰からも文句を言われたことはない。皆、歩いてはいけないことを知っているのだ。


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