“春はサクランボ。太陽に照らされるときれいな赤色に光る実はかわいらしい。三つ子の実があると愛らしく食べるのがもったいなくなる。口にすると甘く幸福感に浸ってしまう。
夏はスイカ。縁側に座って食べるのもよいが、自然の中で川で冷やして食べるとみずみずしく、また違う味を味わうのもよい。砂浜でスイカ割りをして食べるのもまたよし。
秋はリンゴ。そのまま食べるのも甘くておいしいが、バーベキューなどで食べる焼きリンゴはなめらかな食感と果汁にいやされる。昼間に食べるより、夕暮れ時に外で食べると風情を感じる。
冬はミカン。こたつに入って口にするのは言うまでもないが、かまくらの中で口にしたら心が温まり、体も自然と温かくなる。また一人で食べるより、家族で食べるのがいい。”(11月27日付け中日新聞)
愛知県豊田市の中学2年・倉知さん(女)の投稿文です。季節毎に味わう果物をあげ、その気持ちを書く。快い文に詩を覚えます。果物が好物の人は多いでしょう。ボクはここにあげられた果物はすべて大好きです。スイカとミカンは家で作っています。今年もスイカはよく成りました。思い存分食べられました。そしてスイカにはボクがまだ小学生の頃の思い出があります。畑へ父といった時、父がその場で割ってくれて食べました。生暖かいスイカでしたが、いい思い出です。ミカンは、父が植えてくれたミカンの木がまだあります。父が亡くなってもう40年ですから、植えて50年くらいたっているでしょう。数は少ないが、今年も成っています。数年前に、新しい木を2本植えました。今年は2人で食べる分は成りました。サクランボとリンゴの木はありません。サクランボ狩りに出かけた時、思い切り食べるくらいです。リンゴは時折妻が買ってきます。
最近の子どもは果物をあまり好まないと聞きます。特にリンゴやミカンなど皮を剥くのは、面倒で嫌うという話を聞きました。ボクには信じられない話です。その点、外やこたつで食べる嬉しさを語る倉知さんはボクの感覚そのままです。
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