寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3727話) 偉人に学ぶ

2024年09月17日 | 行動
 “日本人の平均寿命は女性87歳、男性81歳ー。医療の進歩もあって随分長くなった気がするものの、やはり肝心なのは生きた期間より、どう生きたかではなかろうか。
 6月の関東旅行で妻と千葉県の伊能忠孝記念館を訪ねた。忠孝は日本地図の作成で有名だが、それを始めたのは55歳と知って驚いた。73歳で亡くなるまでに9回、計3.5万km以上を歩いて測量したというのだから頭が下がる。持病の気管支炎に苦しみつつの作業だと聞き、並々ならぬ情熱を感じずにはいられなかった。自らの可能性を追求し、挑戦し続けた彼の姿は、没後200年を経た現代でも輝かしく映る。
 私は趣味でウオーキングや読書に励んでいるが、忠敬みたいに50代で新しいことに取り組みたいと思う。”(8月24日付け中日新聞)


 愛知県犬山市の自営業・重田さん(男・51)の投稿文です。重田さんは伊能忠敬記念館を訪れられた。そしてこの偉人からいろいろなことを学ばれた。特に高齢になってからの功績に感動された。重田さんはまだ51歳、男の平均寿命は81歳。伊能忠敬の大事業はこの年代の中で始められ、功績も示された。これではウカウカしておられない、今から新しいことを始めても十分成し遂げられる。そんな気持ちになられたのである。そして「生きた期間より、どう生きたかではなかろうか」と言われる。「ただ生きてきた、だけではいけない、どう生きるかである」と言われる。もっともである。どうせ生きるならのんべんだらりではなく、生きがいを持っていきたい。頑張って欲しいと思う。ボクは平均寿命まであとわずかである。