札幌にはロイズという製菓会社がありまして。
濃厚だけれども、ふんわりとした軽い口溶け。
そこのお店には、プレゼントやお祝いのお返しなどに使うような
ちょっとオシャレなカンジのチョコやクッキーなんかを売っていて。
そこには、ベーカリーコーナーもあって、まあまあ美味しいパンが揃っていて
私は、クロワッサンにホイップクリームをたっぷりサンドした
「ふわっとクロワッサン」というパンがお気に入りなのですが
更に、その上をいくパンがあるのです。
その名も、「パンナフレスカ」
パンって、ブレッドのことこと思ったら
イタリア語で「生クリーム」を指すらしい。
このパン、実は店内でしか食べることのできないパンで
お会計時に、特になんの説明もないのですが
袋に入れてくれるなどの、持ち帰りの用意はしてくれません。
当たり前のように、トレーに紙おしぼりとデザースプーンが付いてくるだけ。
なんか、偉そう、
しかし、このパン。
確かにすんごい生クリーム。
小ぶりのコッペパンを縦割りにしてパカっと開き
乳の濃ゆいホイップクリームを景気良く絞り出した感じ。
食べにくそう。
なるほど、だからのデザートスプーン。
あまりのクリームの量に、流石に手に持ってぱくりとかぶりつく勇気が湧かず
先ずは、スプーンでクリームを味わうことに。
濃厚だけれども、ふんわりとした軽い口溶け。
甘さは控えめ。
パンは、失礼ながら至って「普通」
とにかく、クリーム。
全体の3分の2は、クリーム。
普通にパンを買いに行ったのに、持ち帰ることのできないパンを買って食べる私って。
やるな、ロイズ。