河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

「ケプラー186f」について

2014-04-22 23:26:39 | 日記
今宵、銀河鉄道の夜に訪問していただき、ありがとうございます。
現実の世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待します!

今回は宇宙について、皆さまが「目まい」がするような記事を書きますが、少々我慢してください。

暑い祭りの喧騒が消え去り、公園のベンチに腰掛けながら真夏の夜空を何気なく見上げると、「おりひめ星」と「ひこ星」が満点の夜空に輝いていました。

おりひめ星は通称「ヴェガ」と呼ばれ、琴座の1等星(アルファ星=琴座で一番輝いている白色の星=スペクトル型A=表面温度1万度以上)で地球から26・5光年離れている恒星(太陽のように核融合反応で熱を放ち自ら輝いている星)です。

ひこ星は通称「アルタイル」と呼ばれ、「わし座」の1等星(スペクトル型A白色=表面温度1万度以上)で地球から16・5光年離れている白色の恒星です。

この2つの星と白鳥座の1等星(アルファ星)デネブ(スペクトル型A白色=地球から1500光年以上の距離)が、「真夏の夜空の大三角形」を作っています。

「ケプラー186f」は、このデネブが所属する白鳥座の方向に位置しています。



上の図の中心が太陽系とすると、「ケプラー186f」はちょうど中心から500光年離れた小さい黒点の位置にあります。
(銀河系の中心は、太陽系から約3万光年離れたXの方向に位置しています。

この図は、銀河系座標軸といい、皆さまが仮に将来、宇宙旅行に行かれた時に迷子になったとしても、太陽系の位置と、目指す恒星系が分かる仕組みとなっていますので、「宇宙用のナビ」に入力しておきますと、無事に地球に帰還できます。

【銀河座標系について】
銀河中心方向と銀河面を基準とした天球座標系。主に銀経と銀緯で表す。

*前記図は銀河座標系
銀経 =銀河中心を 0°の位置として反時計回りを正の方向とする。360°で一周する。
銀緯 = 銀河面を 0°の位置としてこれに垂直な方向をそれぞれ±90°の範囲で表す。


銀河座標系を、太陽を原点(0,0,0)とした 3 次元の直交座標に変換する。
まず、各軸の定義をする。
x 軸 … 銀河中心方向を正の方向とする。