河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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「堀慶末被告死刑確定!」

2019-07-28 00:01:40 | 日記

今宵、「銀河鉄道の夜」に訪問していただき、ありがとうございます。

現実世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待いたします。

 

 

「この12年間はずっと堀の死刑判決を願っていた12年だったなっていうことを感じますね。ただ、(今回で)もう裁判とは縁が切れると思うと本当にほっとします」

 

「娘の事件で無期懲役になって、もうなす術はないと悔しい気持ちでいっぱいでしたが、きょうその日が迎えられて本当にうれしいですし、明日は娘が生きていれば43歳の誕生日になります。ちょうど13回忌の法要を行う予定でしたので、その前日にこのような判決が下されて、すっきりした気持ちで執り行うことができるんじゃないかと思って、本当にほっとしています」

 

12年間、ひたすら堀慶末被告の死刑判決を願い続けてきた磯谷富美子さんの率直なコメントです。

なお、「碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件」最高裁上告棄却に対する磯谷富美子さんと、同事件被害者遺族の馬氷夫妻の長男一樹さん(29)のコメントは次のとおりです。

 

こちらをクリック

 

期間限定記事のため、抹消後はブログ末尾参照

 

お母さん、本当にお疲れ様でした。

ようやく、一区切りつきましたね。後はゆっくりとご静養してください。

そして、故磯谷利恵さんの分まで末永く生きていただけるよう、心よりお祈り申し上げます。

 

今月19日午後、最高裁第二小法廷において、1998年6月に発生した「碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件」の主犯格である堀慶末被告に対し、最高裁は「犯行に主体的に関与し人命軽視の態度は顕著」と指摘し、同被告の上告を棄却しました。

 

これで、堀慶末被告の死刑が確定したわけですから、近々発令されるであろう「恩赦」により万が一、同被告が「無期懲役刑」に減刑されないうちに、死刑を執行してほしいものです。

 

まあ、通常ではあり得ない(恩赦の対象にならない凶悪犯罪)ですから、あのトランプ流にいけば「とてもよい知らせだ。あとは様子を見てみよう」となるわけです。

私はこれまで、堀慶末被告たちの悪行については、当ブログで徹底的に糾弾してきました。

また、私のように非力な個人では限界があるため、剣をペンに代えて本の出版という手段で鬼畜たちを「仕置き」し、刑法厳罰化を訴えてきました。

ですので、今回の堀慶末被告の死刑確定の報道を知り、ようやく「ひと仕事」が終わったと安堵し、これまでの時間が実に長かったと感じている次第です。

 

そして今回の裁判となった事件の詳細について、参考までに改めて記載します。「碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件」とは、こちらです(クリック)

 

「犯行に主体的に関与し人命軽視の態度は顕著」とは、まさに堀慶末被告たちの本性を見抜いた言葉です。ただし、共犯者のBとCは、殺害した被害者数が2名という「強盗殺人事件」にもかかわらず、無期懲役刑(Bは控訴せず確定、Cは上告棄却により確定)という納得できない刑罰に処されてしまったのです。

 

当ブログで何度もお伝えしてきたとおり、今の日本では、「被害者数が2名の殺人事件」の犯人には、死刑判決が下らないようです。

それがこの国の司法の現実であり、先述した「闇サイト殺人事件」被害者遺族の磯谷富美子さんは、犯人と同様にこの国の司法が許せない、と訴えていました。

 

刑法厳罰化しても凶悪犯罪は抑止できない、といわれてます。

たしかに、先日発生した「京都アニメーション放火事件」犯人のような精神的に正常でない者に対しては、刑法厳罰化などは全く意味がありません。

 

しかし、被害者遺族の「同害応報感情の慰撫」及び、また社会正義防衛上(凶悪殺人事件の犯人が出所後に再度同様な事件を繰り返さないため)の観点からも、現段階では死刑制度の存置及び早期執行を私は強く訴えているのです。

 

仮に、京都アニメーション放火事件の犯人が心神喪失という理由により「刑法第39条」のご加護で無罪となり措置入院後、再度一般社会に戻ったときのことを想像してみてください。

被害者や遺族は納得できるでしょうか? いや、その前に、この犯人が精神病院から退院後、犯人の近くに住んでいる人々は安心して眠れるでしょうか? というよりか、はたして近所の人々が無事に生きていけるのでしょうか……。

 

いずれは、地球上から「死刑制度」という極めて野蛮な行為などなくすべきでしょう。

しかし残念ながら、現段階における日本の治安状況下での「死刑制度廃止」は、善良な一般庶民を危険にさらすことになり、まだまだ時期尚早のようです。

 

取りあえずは、「碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件」の主犯格であり、「闇サイト殺人事件」の犯人でもある堀慶末被告の上告が棄却され、死刑が確定したということですので、故馬氷一男さんや妻の里美さん、そしてご遺族、さらに故磯谷利恵さんとご遺族の無念が晴れたことになりました。

 

【期間限定記事】

――以下、YAHOO JAPANニュース(毎日新聞)より引用――

 

闇サイト殺人事件で殺害された磯谷利恵さん(当時31歳)の母富美子さん(67)が19日、名古屋市内で記者会見し「間違いなく死刑が確定するだろうという思いの一方、どこかで不安な気持ちもあった。二度と堀被告に関わることがないと思うとほっとしている」と語った。

 翌20日は利恵さんが生きていれば43歳の誕生日。3年ほど前から「殺害された嫌な思い出の日よりも精神的に楽だし、あの子も喜ぶだろう」との思いで法要を誕生日に営んでいる。20日の十三回忌法要では「私も事件のことは早く忘れたい。あの子はなおさらだと思う」と普段通りを心がけるという。碧南事件で殺害された馬氷夫妻の遺族にも「悲しむことよりも楽しかった思い出を大事にしてもらいたい。前を向いて進んでほしい」と呼びかけた。

 

 一方、堀被告へのコメントを求められると「裁判では『生きて償う』と繰り返していた。人の命は簡単に奪っておきながら自分の命は大事ということで、全く反省していない」と述べた。【駒木智一】

 

 馬氷夫妻の長男一樹さん(29)は代理人弁護士を通じて「永かったなと言うのが率直な気持ち。結論は当然のことだと思っています。当然のことを最高裁も認めてくれたと受け止めています」とコメントした。

 

 ◇堀被告が関与した3事件の経緯

 

1998年6月     愛知県碧南市の馬氷一男さんと里美さん夫妻が行方不明に。数日後、同県高浜市で車のトランクから夫妻の遺体発見(碧南事件)

 

2006年7月     名古屋市守山区の民家で70代女性が首を絞められ現金などを奪われる(守山事件)

 

  07年8月     「闇サイト」で知り合った堀被告ら3人が名古屋市千種区の路上で磯谷利恵さんを拉致し愛知県愛西市の駐車場で殺害。3人のうち1人が愛知県警に自首して遺体発見(闇サイト殺人事件)

 

  09年3月     闇サイト殺人事件で名古屋地裁が強盗殺人などの罪で堀被告ら2人に死刑、1人に無期懲役の判決

 

  11年4月     名古屋高裁が地裁判決を一部破棄し、堀被告に無期懲役

 

  12年7月     最高裁が堀被告に関する検察側の上告を棄却する決定。無期懲役が確定

 

     8月     碧南事件の被害者宅の遺留物を愛知県警がDNA鑑定して堀被告が浮上、強盗殺人容疑などで逮捕

 

  13年1月     名古屋市守山区の女性への強盗殺人未遂容疑で再逮捕

 

  15年12月    名古屋地裁が夫妻への強盗殺人罪と守山区の女性への強盗殺人未遂罪で死刑判決

 

  16年11月    名古屋高裁が1審を支持し被告側の控訴を棄却

 

  19年 7月19日 最高裁が被告側の上告棄却