河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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「富山交番襲撃事件~日本の安全神話崩壊」

2018-06-27 22:45:46 | 日記

今宵、「銀河鉄道の夜」に訪問していただき、ありがとうございます。

現実世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待します。

 

先ずは、今回の事件で亡くなられた警察官と警備員の方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。

 

本来ならば今回、「現代版ノアの方舟~豪雨災害、巨大震災発生時の避難場所」(後編)の記事を掲載する予定でしたが、本年6月26日に「富山交番襲撃事件」が発生したことから急遽、次回に延期することになりましたので悪しからず、ご了承下さい。

 

「富山交番襲撃事件」の概要については、ここをクリックしてください。

こちらもどうぞ。

 

(期間限定記事につき、削除後は本ブログ末尾に掲載してありますので、そちらを閲覧願います)

 

今年に入ってからは連日、このような凶悪事件が全国各地で発生していますが、いったい、日本の治安はどうなってしまったのでしょうか。

 

このブログで、続発する凶悪犯罪を糾弾し刑法厳罰化を訴えることが、何だか虚しくなってきました。

例えて言えば、「竹やり」を持った私が、核武装した「日弁連+凶悪犯罪者」に単独で立ち向かっていくようなものだと思えてしまうのです。

 

一方、先日の「参議院予算委員会」や「本日の党首討論」では、相変わらず「モリかけ問題」ばかりを追求し、国民不在の「不毛な議論」に終始していました。

もはや、この国の政治家は全く頼りになりません。

 

こうなってくると、日本国内では「何か」を根本的に変えない限り、いずれ、国内の治安が崩壊し、国民が安全に日常生活を過ごすことなど不可能な時代に突入してしまうのでは、と危惧するばかりです。すでに、「国内の安全神話が崩壊」している状況ですが……。

 

「富山交番襲撃事件」の報道に、「通り的魔犯罪」と「学校」というキーワードから、私はすぐに、あの忌まわしい「大阪教育大付属池田小児童殺傷事件」を思い出したのです。

 

しかし今回、「富山交番襲撃事件」では、学校の対応は下記のとおり特筆すべきものでした。

1 「刃物を持った男が交番付近を逃走中」、学校にそんな知らせが入ったため、校舎1階の戸締まりを徹底し、下校も見合わせた。

 

2 その直後、校内の前庭付近に不審者と倒れている人を確認し、警察と消防に通報。男性の教職員は「さすまた」を持って警戒にあたった。

 

3 当時校内には、校外学習だった4年生を除き、児童約400人がいた。児童は前庭を避けて教室から体育館に移動。「先生はみんなを守る」と伝え、児童は落ち着いた様子で待機していた。

 

4 警察から身柄確保の連絡を受け、保護者にメールなどで引き渡しによる下校を伝えた。


以上、学校の適切な対応により子どもたちは全員同事件に巻きこまれることなく、無事に帰宅できました。

 

 なお、事件当時、学校は耐震化の工事中であり、亡くなった警備員の中村信一さん(68歳)は4月から工事車両などの警備にあたっていました。

「保護者の車の送迎も誘導し、子どもたちにも声をかけてくれていた。職員とも声を交わす間柄だった」という、優しい方だったそうです。

 

本当に、中村信一さん、そして亡くなった警察官の稲泉健一警部補(46歳)がお気の毒です。残されたご遺族の方々の近況なども報じられていましたが、怒りよりも、被害者が死亡してしまったことのほうがショックだったようです。

 

「日弁連のエライ弁護士さん」たちにより、この犯人は犯行当時、「心神喪失」あるいは「心身耗弱」ということで「刑法第39条」が適用されてしまい、極刑を免れてしまう可能性が大です。

 

日弁連さん、このような状況にあっても「日本の死刑制度廃止」を提唱するのですか……わかりました。

 

安倍総理にお願いがあります。

「モリかけ問題」はチャラにしますから、「仇討ち制度」を復活させてください。

 

凶悪殺人事件に巻きこまれてしまった被害者や遺族は「特殊な人々」です。

一方、犯人は「凶悪で特別な生物」です。したがいまして、私たち一般人の尺度で「死刑制度の可否」を論じて判断すべきではないと思います。

「殺人犯」と「被害者遺族」という「一般人が立ち入れない異次元世界の掟」ともいうべき「仇討ち制度」を復活させ、犯罪被害者や遺族の無念を晴らすことが、この世の道理ではないでしょうか。

 

ついでに、もう一つお願いしたいのですが、「個々の警察官の権限を米国と同程度までに強化」してほしいのです。ただでさえ近年では、「犯罪者の人権擁護」に偏重した風潮がはびこり、警察力が弱体化してこのような「警察官殺害事件」が続発する恐れは十分にあります。

「赤い売国奴」が騒いでも気にしないでください。警察官を襲撃しようとした者を即刻射殺してもかまわない、という程度まで警察官の権限を強化すべきです。

そうでないと、また同様な事件が続発して一般市民も巻き添えになり、かけがえのない大切な命が失われてしまうといった悲惨な結果が繰り返されるだけですから。

 

 

 

 

【期間限定記事削除後閲覧】

※白昼銃声、緊迫の小学校 児童に「先生はみんなを守る」

 

 

富山市中心部の住宅街で26日午後、銃声が響いた。交番の警察官を襲って拳銃を強奪した男は、近くの小学校の警備員に発砲したとされ、警察官と警備員が死亡。男も校内で別の警察官に撃たれて重体とみられている。白昼の銃撃に、住民や児童の保護者らの間に衝撃が走った。

 

「このような痛ましい事件が発生し、大変遺憾で、あってはならないことだ」。26日午後6時、奥田小の理科室に集まった報道陣を前に飯野義明校長はこわばった表情で語った。

 

校内に緊張が走ったのはその4時間ほど前だった。刃物を持った男が交番付近を逃走中――。学校にそんな知らせが入った。校舎1階の戸締まりを徹底し、下校も見合わせた。

 

その直後、校内の前庭付近に不審者と倒れている人を確認し、警察と消防に通報。男性の教職員は「さすまた」を持って警戒にあたった。ただ、校長は男が拳銃を持っていたことまでは知らなかった。

 

当時校内には、校外学習だった4年生を除き、児童約400人がいた。児童は前庭を避けて教室から体育館に移動。「先生はみんなを守る」と伝え、児童は落ち着いた様子で待機していた。

 

警察から身柄確保の連絡を受け、保護者にメールなどで引き渡しによる下校を伝えた。

 

学校は耐震化の工事中だった。亡くなった中村信一さん(68)は4月から工事車両などの警備にあたっていた。「保護者の車の送迎も誘導し、子どもたちにも声をかけてくれていた。職員とも声を交わす間柄だった」と肩を落とした。

 

27日は休校にし、5年生の宿泊学習は延期する。校長は「不安を感じる児童のケアが必要であれば、市の支援を受けたい」と語った。

 

学校近くに住む男性(41)は1年生の娘と6年生の息子が通う。パトカーのサイレンで外に出ると、学校前に集まる警察官を見た。まもなく「パンパン」という発砲音を聞いた。学校からはまず、「子どもたちは体育館にいる。しばらく待ってください」と電話があった。その後、「午後4時から引き渡します」との連絡を受け、迎えに行った。「心配した。こんな事件が起きるなんて思いもしなかった。警備員の方は優しい人で、よくあいさつを交わしました」と話した。

 

娘が通う40代女性は、午後2時50分に学校から「敷地内に不審者が侵入しました」というメールを受け取った。その後、午後4時ごろのメールで「不審者が確保されました。全員無事」と伝えられた。「下校が(事件の)時間と重なっていたらどうなっていたかわからない」と話した。

 

午後5時過ぎに1年生の息子を迎えに来た40代女性は「(2001年に起きた)大阪教育大付属池田小の(児童殺傷)事件を思い出した。警備員の方が亡くなられたと聞いたが、(子どもたち)みんなを守ってくれて感謝しています。ニュースで発砲事件と知り、びっくりした」と涙ながらに語った。

 

■県警が緊急会見

「交番勤務の警察官が拳銃を奪取され、使用されたことは、誠に遺憾であります。また、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます」

 

事件発生から約3時間後、富山県警が開いた緊急会見。山田知裕本部長は、終始硬い表情で事件の概要を説明し、「近隣住民の皆さまには多大な不安を与え、誠に申し訳なく思っております」と頭を下げた。

 

亡くなった稲泉健一警部補(46)は1992年に富山県警に入り、富山中央署や派出所などの勤務を経て、2017年3月に奥田交番に配属。所長を務めていた。会見に出席した同署の前田幹二署長は「勤勉で前向きな人だった」と声を震わせた。

 

山田本部長は「拳銃を奪取された状況を含め、事案の全容解明を進めるとともに、再発防止策を講じてまいりたい」と強調した。ただ、当時の詳しい状況について問われると「確認中」「まだわからない」と繰り返し、前田署長らと回答を相談する場面も。拳銃の管理に問題が無かったかどうかは、「しっかり検証した上でお話ししなくてはならないかと(考える)。今はそこまで。申し訳ないです」と語った。

 

 

※© 産経新聞 提供 富山県立山町役場で自衛隊入隊予定者として激励を受ける島津慧大容疑者(広報たてやま平成27年4月号より)

 

富山市の交番で警察官が刺殺され、奪われた拳銃で警備員が撃たれて死亡した事件で、警備員に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕された富山県立山町の元自衛官、島津慧大(けいた)容疑者(21)が事件当日、「アルバイト先で上司を殴った。バイトをやめる」との趣旨の内容を無料通信アプリ「LINE」で家族に伝えていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。

 

富山県警はこのメッセージと事件との関連や動機を調べている。アルバイト先の関係者によると、実際に勤務中に上司を殴り、いなくなったという。

 

一方、島津容疑者が交番襲撃時、種類の異なる刃物を少なくとも4本以上所持していたことも判明。鉈(なた)やサバイバルナイフのようなものを用意しており、県警は周到に計画して犯行に及んだ可能性があるとみている。

 

県警によると、島津容疑者は逮捕された際、警察官に撃たれて入院中。重体だが、意識はあるといい、県警はいったん釈放し、回復を待って事情を聴く方針。県警は27日朝から交番や同市立奥田小学校などの実況見分を始め、詳しい犯行状況を調べている。

 

島津容疑者は事件当日の26日、アルバイト先である富山市内のファストフード店を早退。午後2時すぎ、同市久方町の県警富山中央署奥田交番の裏口をノックし、応対した所長の稲泉(いないずみ)健一警部補(46)にいきなり襲いかかった。

 

この際、刃物を1本手にしていたという。稲泉警部補を数十回にわたって刺すなどした島津容疑者は拳銃を奪って逃走。交番の裏口付近には刃物が1本落ちていた。

 

同25分ごろに学校の改修工事の警備員、中村信一さん(68)に発砲。直後に駆けつけた警察官に、両手に刃物を1本ずつ持って襲いかかろうとして撃たれた。奥田小周辺で押収した島津容疑者のリュックサックに少なくとも刃物1本が入っていたという。