とうとう、なにかにつけて遅い当店にも新米が (^_^)
しかし、ただ、
「新米到着!」
などと喜んでいられません。
農産物や水産物の新物、
「走り」
と言います。
「新しい」というのはいいイメージですが、
実際は、
一番最初の頃の入荷物は、
品質が把握できずに、
かなりの振れ幅を覚悟します。
「走り」は、知っている人にとっては、
決して、飛びつく代物ではありません。
「女房を質にいれても食わねばならぬ“初鰹”」
なんて言われますが、
本当にその価値があったのか?
あ、女房を質に入れることが先の目的だったら、話は別ですが (^_^)
米に戻りますと、
新米は、間違いなく、青臭さがあって、
「新米だ!」と感じます。
でも、意外と味がしなかったり、
なにより、精米が難しかったり。
「このお米の精米はこうする」というノウハウが、
新米からしばらくは、全く役に立たないことも。
11月くらいになると、そして、年が明けると、
粒が締まるのか、
だいたいいつもと同じようになるのだけれど。
それに、今は、古米の管理もいいから、
品質のぶれを最低限に抑えたい業務用は、
出来るだけ古米で引っ張りたいですね。