てんち米店 東京府中のこだわり米屋 無農薬玄米・出産内祝い米・引越し挨拶品・披露宴両親贈答米

日々のあれこれ、米屋としての徒然を気分のままに。玄米・精米・環境・町づくりetc!

新米と聞くと語感はいいが、「走り」はねぇ~

2013-09-09 23:36:23 | お米

とうとう、なにかにつけて遅い当店にも新米が (^_^)

しかし、ただ、

「新米到着!」

などと喜んでいられません。

 

農産物や水産物の新物、

「走り」

と言います。

 

「新しい」というのはいいイメージですが、

実際は、

一番最初の頃の入荷物は、

品質が把握できずに、

かなりの振れ幅を覚悟します。

 

「走り」は、知っている人にとっては、

決して、飛びつく代物ではありません。

 

「女房を質にいれても食わねばならぬ“初鰹”」

なんて言われますが、

本当にその価値があったのか?

あ、女房を質に入れることが先の目的だったら、話は別ですが (^_^)

 

米に戻りますと、

新米は、間違いなく、青臭さがあって、

「新米だ!」と感じます。

でも、意外と味がしなかったり、

なにより、精米が難しかったり。

 

「このお米の精米はこうする」というノウハウが、

新米からしばらくは、全く役に立たないことも。

 

11月くらいになると、そして、年が明けると、

粒が締まるのか、

だいたいいつもと同じようになるのだけれど。

 

それに、今は、古米の管理もいいから、

品質のぶれを最低限に抑えたい業務用は、

出来るだけ古米で引っ張りたいですね。