このところ、連日のように業務用米のお問い合わせ。
さっきも、都内の中華料理店から。
すっごい、丁寧な日本語だったので、若い子がちゃんとしゃべろうとして、硬くなっているのかな、と思ったら、大陸の方でした。
当店の一番安い品種と価格を伝えたら、
「あ、わかりました」で、ジャンジャン。
今までのところから、同じような価格で買えなくなった、ばらつきがひどい、などで、慌てて、探しているんでしょうね。
あまり、面倒だから、最初に、
「失礼ですが、今まで10kg3000円くらいで、買っていて、値上げを通告されたということですか?」
と聞くようにしています。
「だったら、しばらくは、どこ探しても無理ですよ。
今年の3月から相場が上がっているので、
在庫がある限りは安値も出来たでしょうし、
相場で買っても、利益無視して販売していたんでしょう。
新米相場が安くなることを期待して。
今の業者さんを大事にしてあげてください。
本当に困った時に、頼りになるのは、そういうところだけですから。」
で、終わりにしています。
一膳当たりの原価云々をいくら説明しても、
月の払い総額しか見ていない人に
何を言っても難しいです。
客を逃がしているかもしれないのに。
まぁ、経営姿勢は相手が決めることですから、外野がとやかく言うことじゃないけど。
でも、
以前はカリフォルニアで、今はウルグアイで
米作りをしている田牧さんが
「日本の外食の米がひどい。
こんな米を平気で食べていたら、
日本の米作りの足腰がダメになってしまう。」
と嘆いていたのを思い出しました。