東京都指定障害福祉サービス事業者LLCてくてくゆかりのブログ

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「新しき村」へ行ってきました。

2013年10月01日 | てくてくのまいにち
埼玉県入間郡毛呂山町にある「新しき村」へ行ってきました。

新しき村は、武者小路実篤とその仲間たちが現世にユートピアを建設しようと考えて、1918(大正7)年に設立した生活共同体です。
当初は宮崎県で開村しましたが、ダム建設によって村が水没するという事情から埼玉県毛呂山町へ移転しました。

搾取も闘争もない「理想的な村」として建設された新しき村は、戦争の苦難(戦時中も1世帯だけが頑張って居住し続けたそうです)などを乗り越えて、現在も細々と、しかし、たくましく存続しています。



新しき村公会堂です。
中に入ると食堂のようになっていて、村民の方々はここで集会をするのだそうです。
村外の人へ向けて卵や野菜を売ったりもしています。


近年は太陽光発電も行い、電力の自給自足体制も整えつつあります。

新しき村の中には「武者小路実篤記念美術館」というものもあり、実篤の「野太い美意識」みたいなものを見ることができます。

ヒッピー文化などの脈絡においても共同生活を営むコミューン運動は重要な位置を占めていますが、「新しき村」はコミューン運動の「大御所」っていう感じですね。

村民の方々もおおらかで風格のある方が多かったように思います。

安田

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1 コメント

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新しき村 (ささき )
2013-10-02 22:12:57
今もあるんですね。母の叔母、私の祖母の妹が、ここに入村していました。彼女はその後、千葉県の農家に嫁ぎました。先日、法事があってその息子と久しぶりに会いました。定年退職して千葉で畑をやっています。私が「夏はツルムラサキでしょう。」というと、「どんどんできるけど、どうやって食べるの?」と聞かれました。
私は夏の元気をツルムラサキからもらっています。
おひたしにして、細かく刻んで食べるのが一番です。
ささき
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