東京都指定障害福祉サービス事業者LLCてくてくゆかりのブログ

東京都指定障害福祉事業者LLCてくてくのスタッフや周辺の人々が週変わりで語るブログです。

「避難勧告」についてどう考えるか

2014年09月23日 | てくてくのまいにち
広島などで大きな被害を出した土砂災害から一ヶ月が経過しました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

被災の続報を聴き、改めて災害対策について考えさせられることがありました。
特に次の2点は重要だと思います。

・土砂崩れの被害発生が確認された後になって、避難勧告が出されたこと。
・避難勧告が出された後も、対象地域の9割の人が避難勧告の発表を知らなかったこと。

この2点から学ぶことは、まず「避難勧告が出されてから対応していては手遅れになることもある」ということです。
そして、「避難勧告を知ることが意外と難しい」ということです。

災害が発生する前に、起こりうる災害を知り、あらかじめ対策を練り、避難勧告や避難誘導に頼らない自律的な避難に備えることが肝心だと改めて考えさせられました。
その一方で、避難勧告の発表を知らないでいることにより、被災のリスクが高まることは必然です。
避難勧告の伝達方法としてはサイレンが鳴ったり、拡声器付き広報車による呼びかけが行なわれたりすることもあるそうですが、町会組織や消防団など地元のネットワークを通じた口頭伝達も行なわれると言います。
防災は個々人で行なうことも重要ですが、同時に「地域の防災力を高める」という観点からの対策に参画することも大切だと感じました。

安田
コメント (1)
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