東京都指定障害福祉サービス事業者LLCてくてくゆかりのブログ

東京都指定障害福祉事業者LLCてくてくのスタッフや周辺の人々が週変わりで語るブログです。

渚のふたり を観て

2014年02月25日 | てくてくのまいにち
見たことがない、聞いたことがないから、
僕には記憶というものがない。
宇宙に浮かんでいる宇宙人なんだ。

主人公ヨンチャンにとっては日常的で普通の感性が
私にとってはとても新鮮で素晴らしく思える。
たくさんのものをもらえる気がする。

ひとりでも出かけられるようにならなければと
福祉センター行きのマイクロバスにひとり乗るヨンチャン。
ひとり見送るスンホ。
スンホは妻というより母になっている。

私の記憶がよみがえる。
君が3歳の時に初めてひとりで療育センター行きのバスに乗った日
君は生まれて初めて私から離れてひとりでバスに乗った
私たちは、初めて別々の時を過ごすことになった
今でも、はっきり思い出すことができる
黄色いヘッドギアをかぶり
リュックサックを背負って
1人でバスに乗る君の姿
私は涙でぐしゃぐしゃになってバスを見送った
その記憶は音のない映像
母が君と私に「おめでとう」と言った日
その記憶は音声

この場面で、遠い記憶が浮かび上がった
映画を紹介してくれた Iさん、
この企画をしている
MASCメディアアクセスサポートセンターに感謝。

ささき


コメント
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