適材適所の会 新着活動状況

私たち適材適所の会は、「国産材の持続的活用と環境の両立」の大切さを
「木育」を通して訴えていく活動をしています。

我が国では植林困難な熱帯雨林広葉樹材がたくさん売れています(2)

2009-06-24 11:29:18 | 木の話し
 
  弊社ではこれらの熱帯雨林系のデッキ材は自社の物件では使いません。

だけどいくら言ってもダメな場合は「支給してください。取り付けだけはします。」という事になります。

以前あったそんな現場のお話。屋上にてのセランガンバツゥのウッドデッキの施工。

「(設計士の)先生なんでこんなのを使っちゃうの?」

「お客様がメンテナンスをしたくないからなるべく耐候性のある木を使うって事になったのよ。」

「それじゃぁ木にしなきゃいいじゃん。」

「いやぁ、やっぱ木がいいって言うんですよ。」

「ノーメンテナンスで木を使うんですか?」

「そういう事になりますね。」

「有機質で生物資源である木をノーメンテナンス?それってバチ当たりません?子 供は好きだから欲しい。
 だけど子育てや、人としての成長に必要なしつけはやりたくない。ノーメンテナ ンス!おかしくないですか?
 しかも植林困難な木を。」
 
「・・・・。」

「ウッドデッキなんて手をかければかけるだけ長持ちします。メンテナンスという行為は、外部使用の為、
樹齢以上の長持ちができないのを知ってて木を使用させて頂く人間のせめてもの報いと長持ちへの願いだと
思うんですがね。ほったらかしでもイイ大人に育て!ほったらかしでも長持ちしろ!じゃバチあたりますわ。」

「・・・。そうだね。」(実話)  (加藤)