a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

第31回 戯曲を読む会のお知らせ

2022-11-12 12:42:13 | 芝居小屋企画


11月の戯曲を読む会のご案内です。



会の実施に際しまして、新型コロナ感染症拡散防止の観点より、以下のような対応をしてまいります。


・入場時に消毒、検温など感染症予防対策を実施します。
・参加人数に制限をかけさせていただきます。
・普段よりもこまめな換気
・ソーシャルディスタンスを意識した座席配置






この「戯曲を読む会」とは、劇団員の提案による、いろんな戯曲を皆で声に出して読んでみようという会です。


朗読会・読書会の戯曲版、というとイメージしやすいかもしれません。


ワークショップという形式ではないので、俳優ではない方でも気軽に参加しています。



第30回はジョン・オズボーン作『怒りをこめてふり返れ』を読みます。

2019年1月にブレヒトの芝居小屋でスープ劇場公演として上演された作品です。



そして・・・・・・


今回も・・・・・・



「学生無料」になります!!!!


若い方が戯曲に触れる機会を増やせたらと思ってのことです。


この会では長時間の作品や難解な作品はあまり取り上げません。


読んだときの率直な気持ちを大事にする場ですので、あまりハードルを上げすぎず、お気軽に参加してくれればと思います。



もちろん、戯曲に興味がある方や作品について話し合ってみたい方、「少しだけ演劇やってみたい・・・」と思っている方等も、是非ご参加下さい!


日時 11月26日(日) 18時00分~
場所 野火止RAUM(東京演劇アンサンブル稽古場)
参加費 500円(会場費等・学生無料)


参加希望の方は2日前までに048-423-2521、もしくはteeyomukai@gmail.comご連絡ください。
ご質問等もお気軽にお待ちしています。






これまでに取り上げた作家(敬称略)
アーノルド・ウェスカー、小沢正、アーサー・ミラー、ニール・サイモン、安部公房、篠原久美子、李ボラム、レジナルド・ローズ、坂手洋二、オスカー・ワイルド、岸田國士、J・B・プリーストリー、宮本研、テネシー・ウィリアムズ、カレル・チャペック、イヨネスコ、アゴタ・クリストフ、ピーター・シェーファー、宮沢賢治...等


チラシデザインは劇団員の山﨑智子です!

彼女も3年前の公演の出演者です。

背景を良く見ると・・・〇〇が見えてきます。


東京演劇アンサンブルHP
http://www.tee.co.jp



ジョン・オズボーン(1929―1994)
イギリスの劇作家。ロンドンに生まれる。大学中退後、業界新聞に勤めるかたわら詩や短編小説を書いていたが、19歳ごろから劇界に入り、俳優として舞台にも立った。クライトンとの合作『ジョージ・ディロンの墓碑銘』など二、三の劇作ののち、新人発掘に熱意のあったイギリス舞台協会に送った『怒りをこめてふり返れ』(1956)の大成功で、彼自身新進劇作家の先頭にたつとともに、現代イギリス演劇興隆にきっかけを与えることになった。ローレンス・オリビエが依頼し、かつ主演した次作の『寄席(よせ)芸人』(1957)は、舞台にしたミュージック・ホールを通して過去のイギリスの栄光への郷愁が色濃くにじみ出ている。
 ついでミュージカル仕立ての『ポール・スリッキーの世界』(1959)、ブレヒト風の叙事演劇『ルター』(1961)、カフカの不条理劇を思わせる『認められぬ証言』(1964)、ジェームズ朝悲劇に似た翻案物『支払われた負債』(1966)、写実的な風俗劇『アムステルダムのホテル』(1968)など、ほとんど一作ごとに変化する作風で執筆している。彼のいちばんの長所は、初期の作品に多くみられる、ほとんど一人芝居といってもよい主人公の台詞(せりふ)のエネルギーにあるように思われる。その後も戯曲を発表し続けていたが、あまり評判になることはなかった。

東京演劇アンサンブル
1954年4月,俳優座養成所を卒業した3期生の有志が結成。初めは劇団三期会を名のったが,67年12月現名称に改称した。早くからブレヒト作品に取組み,80年元映画スタジオを改装して設けた劇場「ブレヒトの芝居小屋」を開場,活動の拠点とする。広渡常敏演出によるブレヒト作『セチュアンの善人』,『ガリレイの生涯』,チェーホフ作『かもめ』などが代表作。岸田国士作品の連続上演も行なった。
2019年、40年間続いたブレヒトの芝居小屋を閉じ、埼玉県新座市野火止へ移転。元スープ工場を改装し、新劇場「野火止RAUM」をオープン。


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