a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

公演翌日は…。

2010-09-21 15:33:40 | 東京公演
昨日をもちまして、
チェーホフ生誕150年として公演しました、
『避暑に訪れた人びと』は公演終了いたしました。
連日、評判が評判を呼び、
駆けつけていただいたお客様たちに、
まずは感謝をさせていただきたいと思います。

私たちの創造の中心であったタリさんが亡くなって、
間もなく4年になります。
この間タリさんの“遺産”ともいえる作品を上演しながら、
劇団の未来を模索してきました。
レパートリー1つを決めるのにも、
何度も、何度も会議をやりなおし、
話を重ねた日々があります。

その中で今年は、
3月の『山脈-やまなみ』(木下順二・作)、
9月の『避暑に訪れた人びと』(ゴーリキー・作 大塚直・訳)、
という大がかりな作品に挑戦し、
劇団の浮沈を賭けた取り組みをしました。
私たちの創造は先へ進めるのか。

今回の公演で、
その大きな手ごたえを感じたというのが、
率直な感想です。
もちろん評価はごらんいただいた皆さんにしていただくことだと思っていますが、
これから始まる秋の学校公演も楽しみとなってきました。

公演翌日の今日は、
すべてのバラしをしていますが、
鮮やかな緑は、すでに見る影もありません。



夜からは、
早くも『セチュアンの善人』の稽古が始まります。
『避暑を訪れた人びと』のヴァルヴァーラ役で、
大きく飛躍した桑原睦が、
シェンテ/シュイタとしてどんな舞台を作るのか。
秋の学校公演もまた、飛躍のステージになれば、と思っています。

1週間遅れて『ラリー』の稽古も始まります。
若い研究生チームは、
『おじいちゃんの口笛』のワークショップに行きます。

1つの芝居を終えて、
いよいよ、劇団もまた外に向かって動き出します。
これからの東京演劇アンサンブルにご注目いただき、
一層のご支援を頂ければと思います!!
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いよいよ | トップ | 秋の旅 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿