a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

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2020-02-10 18:59:44 | 稽古場ブログ
稽古場ブログ、今回はブログ係の私、雨宮大夢が書かせて頂きます!


さて、この『揺れる』という作品ですが、稽古期間はまもなく1ヶ月を越えます。



ト書も台詞の振り分けもなく、登場人物は何人でもいいという戯曲。
うちは15人でやるので、誰がどの台詞を言うかを全員で話しながら稽古してます。


台詞を割ってみて、読み稽古をして、仮立をして、また読み稽古に戻って、台詞を割り直して・・・の組み合わせ。


「ここはこの4人で割ってみて」「後半は皆で話し合って割ってみて」等、俳優がディスカッションして演出家・稽古場に提示することもしばしば。


少し違うけど、『ミラー』でやったデバイジングの稽古を思い出します。


共通してるのは、ほとんど皆出っぱなしだから毎日心身ともに疲れること。笑


先日劇団外の俳優・演出家の方と会う機会があり、今書いたこと等を話しました。

そうするとどの人も「面白そうだね、そして大変そうだね。でもそういう作品を本公演でやるっていうのは凄い。」と楽しみにしてる様子。


試してはやり直し、の繰り返しですが、段々とこの作品の大事なところや、今の自分たちにとって大事なところが見えてきました。


きっと俳優も演出家も、この作品に関わる人は全て「今の自分たち以上のもの」を獲得しないと掴めない、ということが分かっているんだと思います。


だから、稽古場で一人一人の一挙手一投足に集中してます。



僕のことで言えば、役の感情や動機、関係性を探っていく中で「じゃあお前はどうなんだ」と問いかけられているのを常に感じながら稽古しています。


あと1000字くらい書けそうなので、続きはパンフレットの文章に載せようと思います。笑


本番まではあと1ヶ月以上ありますが、どのような作品になるのか!

お楽しみを‼️




↑写真は出演者が持ち回りで行っているウォーミングアップ兼ワークショップ。


先週外部のワークショップに1週間参加させて頂いて、それを自分の劇団で試してみるとまた新たな発見がありました。




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