a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

夏フェス……岸和田!!

2011-08-10 14:02:02 | The Play for Children & Young People
一昨年に参加して、
『批評対話』との衝撃的な出会いから2年、
ようやく参加することができました。

8月3日~5日の3日間。
『ラリー ぼくが言わずにいたこと』の上演をしました!!
まずは、満席の客席。
フェスティバルの中で、
高学年向きの作品がほとんどなかったことで、
多くのお客さんが来てくれたようです。
それに加えて、創造団体も。
これは緊張しますよね~。

客席はとにかく静か。
僕は途中からしか見れてないのですが、
とにかく見ることへの集中、を感じました。

ラリークラブのとあるシーンで、
前日のプレジャーBの公演でいただいた、
あるものを使わせていただいちゃいました。
こういうのは、
フェスティバルならではかな、なんて。

大阪では久しぶりの東京演劇アンサンブルの公演。
正直、慣れてない、というか、
僕らの演劇のスタイルに多少の戸惑いはあったようです。
けれど、『ラリー』班は、積極果敢に、やろうとしていることをした。
普段の学校公演とは違う反応。

終演後のお客さんの反応も様々で、
いろいろとお話ししました。
感想文も半分くらい読ませていただき、
予想通りの部分もあったかな、と思います。
そんな思いを胸に、翌日の『批評対話』にのぞみました。

日本人だけの『批評対話』ということで、
これまでとの違いを楽しみにしていました。
ただ、1時間半で3作品という、
短い時間のため、
正直物足りなかったのが感想。
もう少し突っ込んだ話が聞けるかな、と思ったのですが、
なかなか難しかったです。
それでも、多くの時間を僕らのために使ってくれて、
ほんと、うれしい限りです。

東京演劇アンサンブルの演劇論というものが、
やはり得意なものであり、
それが何なのかを話していくと面白いはずなのですが、
堂も否定的にとらえて話すことがあって、
残念でした。
すべてわかりやすく、感情過多に演じることが、
演劇ではないと僕は思うのですが、
いかがでしょうか?

僕らは日常の仕事をしているので、
そこに何の疑問もないのですが、
なんだかその部分がちぐはぐになってしまいました。
最初に、
「10代の感想に難しかったというのがあり、
面白かったというものがあった。
一方、60代で難しいという人と、
感動したという感想があります。
この難しいということをどう考えるのか、話したい」
ということで進めようと試みてくれたのですが、
結局その話にはなりませんでした。
その部分で、突っ込んで話せると、
僕らがやろうとすることが、より分かってもらえるし、
それだったら、あそこはどうだろう、
というような展開になったかもしれないな、とも思いました。

それでも、久しぶりに大阪で公演をし、
他の創造団体とも出会い、
九州や、中・四国、北信越からも観に来てくれて、
また、東京演劇アンサンブルの作品を知ってもらえて嬉しかったです。

惜しむらくは、
一緒に呑めなかったなぁ、ということが残念です。
でも、
また、新たにいろんな人に出会えて、
そういう貴重な出会いが、
フェスティバルの魅力だな、ということも感じました。
だって、
来年も出たい、と思ったもんね。

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