a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

a letter from 『送りの夏』vol.3

2023-02-12 13:45:24 | 劇団員リレートーク
今回ブログを担当します眞壁知恵子です。
照明スタッフです。

今回の公演『送りの夏』は錦糸町にある、
「すみだパークシアター倉」という劇場での公演になります。



1年前に劇場下見に行きました。
第一印象はブレヒトの芝居小屋(東京演劇アンサンブルが3年前まで拠点としていた武蔵関の劇場)
天井はキャットウォークでタッパも奥行きもだいたい同じ・・・かな。
客席は固定席。(ブレヒトの芝居小屋は客席は舞台によって自由に配置できたけど)
ブラックボックスでどこか懐かしい感じがしました。





1月末にも再度下見に行きました。
舞台装置が具体的になってきたのでいろいろ想像しながら見てきました。
この空間をどう生かせるのかワクワクします。
今いる劇団員のほとんどはキャットウォーク仕込みに慣れているので「これこれ!」
「懐かし〜」なんてなるのかな?

それから劇団では公演の1ヶ月半前くらいに
「ポスター貼り」なるチラシやポスターをお店などに貼らしてもらったりする行動日があります。
劇場の最寄り駅や池袋、渋谷、新座、江古田、下北沢、高円寺、武蔵関などなど2人ペアで行動します。
私が今回担当したのは「東武スカイツリー駅、押上駅」です。
公家さんと行って来ました。



まったくの新規開拓の地です。何のデータもありません。
歩くこと2時間半・・・
色々出会いがありました。元役者さんがやっている喫茶店だったり、
息子が芝居をやっていたり、
中には「絶対に観に行くね〜」と手を振って見送りしてくださる方もいました。
忙しい時間帯でも丁寧に対応してくださる店が多く、
下町感があって気さくで温かみのある人たちだな〜と感じました。
気がつくと日がどっぷり暮れていました。



あるあるですが終わってからポスターを貼らしていただいた店でちょいと一杯。



カウンターの常連さんがビールとおつまみカレーをご馳走してくれました。
チラシも手に取っていただき少しお話も出来ました。

こんなふうに地道な行動で地元の人に東京演劇アンサンブルを知っていただくのも大切なことです。

さて読み稽古もあと2日。
舞台立て込みがあり、いよいよ立ち稽古になります。
衣裳や音楽、振り付けなど様々なものが加わって行きます。

そして最後に照明が加わってどうなるんでしょう?
みんなから刺激をたくさんもらってそれを返していけるように。
(自分に言い聞かせています)

みなさま「送りの夏」すみだパークシアター倉へお越しください。


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東京演劇アンサンブル公演

送りの夏

作=三崎亜記『バスジャック』(集英社文庫刊)より
脚本=西上寛樹
演出=三木元太

2023
3/17 Fri 19:00
3/18 Sat 14:00/19:00★
3/19 Sun 14:00
3/20 Mon 19:00
3/21 Tue 14:00
すみだパークシアター倉

全席自由
前売一般3800円 前売U30 3000円
★=Low Price Day 2500円
当日4500円

staff
音楽/中野亮輔(青年座)
舞台美術/三木元太
振付/明樹由佳
衣裳/清野佳苗
音響/島猛
照明/真壁知恵子
宣伝美術/奥秋圭
舞台監督/雨宮大夢
制作/太田昭 小森明子

cast
徳永麻美/永野愛理
徳永晴美/奈須弘子
徳永康之/和田響き
幸村幸一/永濱渉
辻原弘一/小田勇輔
辻原美智/山﨑智子
種村義一/浅井純彦
山下啓太/雨宮大夢
黒田蒼哲/公家義徳
ご近所1/志賀澤子
ご近所2/真野季節

公演詳細、チケットのお申し込みはHPにて

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