a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

Dea Loher "Diebe" TEE vol.9

2017-09-05 12:28:48 | 東京公演
TEE東京演劇アンサンブル公演
『泥棒たち』
Dea Loher作 三輪玲子訳 公家義徳演出
2017/09/08-18 @ブレヒトの芝居小屋
平日19時 土日祝14時


★登場人物の紹介 09
ミラ・ハルベ 正木ひかり


撮影:松浦範子


ミラは未成年の女の子。
ガービの古着屋で働いている。
恋人のヨーゼフ・エアバルメンは中年男で、ミラはヨーゼフがだいすき。
名前のタトゥーまで彫った。
で、こどもができた。
ヨーゼフは産んでくれ~と頼むけれど、ミラは迷っている。

「あたし知らないの、お父さんが誰か。
なんで子供なんか持てるの、自分が知らないのに、自分がどこから来たか。」

精子バンクの精子によってできたミラ。
中絶できる期限が迫っている……。

精子や卵子の提供を受けてやっとこどもを授かる夫婦がいる。
一方で、自分のアイデンティティがつかめずに、足下が不安定なまま生きている子(人)もいる。
今回この作品では、子を持ちたいと願って科学の力で解決した親から生まれた"こどもの思い"の方に焦点があてられている。

正木ひかりはこの役でブレイク!!
発散!!
エネルギー!!

相手役の竹口のみならず、稽古場全体にひかりパワーチャージ!!
肝の坐ったギャル・パワー全開のひかりを、ぜひご覧ください。
洪美玉のガービとの張り合いも見所!!

稽古は佳境。真壁知恵子の照明入って、稲村朋子さんの衣裳も最終チェック。
国広和毅さんの音楽と島猛さんの音が調整中。
女たちは本領発揮してたんだけど、やっと男の子たちが男になってきました。
ヘン、だけど、なんかおもしろい舞台になります!!


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

東京演劇アンサンブル公演
泥棒たち

Dea Loher “Diebe”
デーア・ローアー/作
三輪玲子/訳
論創社刊『泥棒たち/黒い湖のほとりで』より


演出 公家義徳
音楽 国広和毅
舞台美術 池田ともゆき
衣裳 稲村朋子
照明 真壁知恵子
音響 島猛
舞台監督 永濱渉
舞台監督助手 入江龍太
宣伝美術 久保貴之 奥秋圭
制作  小森明子 太田昭


■キャスト
フィン・トマソン(保険の外交員) 和田響き  
リンダ・トマソン(フィンの姉(妹)) 奈須弘子  
エルヴィン・トマソン(フィンとリンダの父親) 伊藤克  
トーマス・トマソン(警察官 フィン・トマソンの一家と親戚関係はない) 雨宮大夢  
モニカ・トマソン(その妻 スーパーの店長) 町田聡子  
シュミット氏(ゲルハルト)(医師) 浅井純彦  
シュミット夫人(イーダ)(その妻) 真野季節  
ヨーゼフ・エアバルメン(葬儀屋) 竹口範顕  
ミラ・ハルベ(その恋人 古着屋の従業員・未成年) 正木ひかり   
ガービ・ノヴォトニー(古着屋店主) 洪美玉  
ライナー・マハチェク(その恋人 スポーツ用品のセールスマン) 大橋隆一郎  
イーラ・ダヴィドフ(歌手) 志賀澤子


2017
9/8 Fri 19:00
9/9 Sat 14:00☆
9/10 Sun 14:00☆
9/11 Mon day off
9/12 Tue 19:00◇
9/13 Wed 19:00◇
9/14 Thu 19:00
9/15 Fri 19:00
9/16 Sat 14:00☆
9/17 Sun 14:00
9/18 Mon 14:00 

☆はアフタートーク
◇はLow Price Day 2,500円

当日券:4,500円
全席自由(一般):3,800円
全席自由(学生):3,000円
全席自由(Low Price Day)(一般・学生):2,500円


☆★アフタートーク★☆
9/9 翻訳/ドラマトゥルク・三輪玲子 ✖ 演出家・公家義徳
9/10 ドイツ演劇・庭山由佳 ✖ 演出家・公家義徳
9/16 演出家・生田みゆき(文学座) ✖ 演出家・公家義徳


リニューアルした劇団ホームページもぜひご覧ください。
http://www.tee.co.jp/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿