a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

TEEリレートークvol.1 ブレヒトの芝居小屋と僕 和田響き

2018-09-28 16:11:08 | 劇団員リレートーク
皆さま、こんにちは!劇団員の和田響きです!
少しずつ気温も冬めいてきましたね。
昨今は気候がめちゃめちゃですから、皆さまもどうか体調にはお気をつけください。
ちなみに僕は元気です!


今回の記事はタイトルでもあります、ブレヒトの芝居小屋についての想いなどを、湿っぽくならない程度に!綴っていきたいと思いやす。

僕は20歳の時に東京演劇アンサンブルに入団しました。声優プロダクションを辞め、アテもなくボーッとしている時に父に紹介されたのがこの劇団です──が、やはりそんな事を延々と書いてもしょうがないと思うので、やっぱり辞めます。

えー、僕の思うブレヒトの芝居小屋の好きなところトップ3!!

(とても盛り上がる素敵なBGMとSEが流れる)
ブログってのはいいもんですね、言ったもん勝ちなところがあって。
えー、気を取り直して。


第3位!
研究生公演『命を弄ぶ男ふたり』の時に「カッコ良く!」「もっとカッコ良く!」と稽古場で散々怒られながら歩いた板目! 
僕の人生ではじめて「お客さんに見られている!」なんて感じながら歩いた場所です。ゆっくり、綺麗に歩くのって大変!今でもいつも思います!


第2位!
小教室の換気扇下のピンク電話前

中でタバコ吸える時は大概そこにいますね!ついに劇団でも「換気扇」という免罪符が無きゃ喫煙者は肩身が狭くなりました!


第1位!
駐車場側の木のベンチのある喫煙所!


外かよ、という突っ込みは無しでお願いします。水を差すのはやめていただきたい。

辛い時、悲しい時、稽古がかったるいとき、いつもそこに逃げ込みました。天気の良い日にはぼんやり流れる雲を見つめました。先輩に「緊張したり、どうしようもない気持ちになったらどうしますか?」なんて聞いて「空を見る」なんて顔に似合わないメルヘンな答えが返ってきたのもその場所でした。僕にとってのかけがえのない場所です!



こうしてまとめてみると、自分の好きな場所にあるものは結局は人との思い出です。場所を作るのは「人」なんですね。
東京演劇アンサンブルの移転先は条件以外はまだ未定ですが、次の新しい場所も、新しく入る劇団員や、その場所にはじめてくるお客様、沢山の人の思い出が刻まれる場所になることを願います。



それと皆さん来年の1月12日(土)はスープ劇場がありますよ!?14時開演!作品はジョン・オズボーン作『怒りをこめてふり返れ』です!1ステージ限りなのでチケットが無くなる前に予約しないと危ないですよー!?
僕はアホほどしゃべります!それと雨宮大夢さんという先輩も出演します!演出は「空を見る」といった先輩です!また東京演劇アンサンブルの希少野生動植物種「山﨑智子」や学校公演の男子生徒のアイドル「永野愛理」も出演します!
クリスマス公演『銀河鉄道の夜』も含め、まだまだブレヒトの芝居小屋は企画が目白押し!さぁ移転までの間、芝居小屋を使い倒しましょー!!
それでは皆さま、またブレヒトの芝居小屋で!


アンサンブルのまんじゅう三姉妹でお別れです。
コメント
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