a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

マックス・フリッシュ祭

2018-03-10 13:01:04 | 東京公演
こんにちは。
コロス役の上條珠理です。
あっという間に3月が過ぎて行きます(汗

国弘さん作曲の、摩訶不思議な歌の数々を毎日歌いながら自転車通団(約30分)しております。




さて今月は、大阪と東京にてマックス・フリッシュの作品が上演されます。


大阪、清流劇場さんでは只今『アンドラ』を上演中です!





こちらは『ビーダーマン』とは全く異なりユダヤ人問題をベースに、人々の偏見や先入観、差別的言動、思い込みにより追い詰められそれを受け入れてしまう青年のお話です

あらすじを読んだ時から、心引かれる作品でありましたが、実はその青年アンドリを演じるのが昔からの友人である高口真吾氏!

更に初日の7日は稽古が休み!

これはもう、「運命と名付けられる」!
と思い立ち、行って参りました大阪!

夜行バスで0泊3日の旅、本当っに辛かったですが、良いもの観させて頂きましたので、悔いはありません。色々なヒントや勇気やる気を貰いました !

初めて読んだ時は、2つの戯曲のあまりの違いに戸惑いましたが、フリッシュの民衆に、自国スイスに対する厳しい目、そして現代を生きる私達への沢山の問いかけが、双方の芝居に込められております。


清流劇場さんの『アンドラ』は、大阪天王寺の一心寺シアター倶楽にて11日(日)まで上演中です。
http://seiryu-theater.jp



そしてそして、『ビーダーマンと放火犯たち』は初日まであと2週間!

この東西フリッシュ祭を、是非ともお見逃しなく
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