Teddy+tのソルトスプリング島便り

バンクーバーからソルトスプリング島に引っ越しました。
島の風景を主にUPしていきます。

Diana Krall

2005年06月28日 | Weblog
ジャズフェステイバルが、始りました。
そして、初日の夜
行って来ました、ダイアナクロールのコンサート。
歌は前から好きでしたが
彼女のコンサートは初めて行くのでドキドキでした。

コンサート会場は、Orheum Theatreという
こじんまりした所で
私達は1階後方席だったので
ちゃんと見えるか心配だったのですが
ミュージシャンの楽器を演奏する指の動きも
ばっちり見えて満足でした。
でも、双眼鏡があればもっと良かったかも。

前座のミュージシャン達の演奏後
10分の休憩があり、その間にトイレ行ったり
パンフレット買ったりして過ごしました。
ロビーは凄い人だった。
そして、待ちに待ったダイアナの出番(って友達か?)
鮮やかなブルーのドレスに身を包んだ彼女は
とってもきれいでした。
彼女の流れるようなピアノの演奏がはじまり
そこにドラム、ギター、バスが重なって
素晴らしい音楽が作られて行きます。
ピアノはなんというか指がピアノに吸い付いて
スイングしてるみたいで
ジャズは私の一生と物語ってました。
あ~やっぱり生は違うわねと
ビールのCMのようなことを呟いてしまった私。
お持ち帰りできないかしら?などとも思ってしまった私。

テレビで見る彼女のライブは
ほとんど喋ってる場面がなく割とシリアスに演奏してるところしか
知らなかったのですが
彼女割としゃべるんです。
ダイアナは
オスカーピーターソン(多分昔の有名なジャズシンガー)が
たった舞台に私もいるなんて
凄く緊張しててうまくしゃべれないわ。。。などと
いってたのですが
割とべらべらしゃべってました。
バンクーバーは彼女のホームタウン(詳しくはバンクーバーアイランドのナナイモなので
すが。)なのでローカルなジョークも飛び出してました。
今年のクリスマスに出るCDのレコーデイングを今していて
その中の1曲を披露してくれたんですが
まだ今練習中なんだけど
といいながら 途中で間違えてエレガントな顔で
”くそ!!”とかいってました。
ダイアナ男らしいぞ。(ってまたもや友達か?)

ダイアナクロールは父親の影響で小さい時から音楽に親しみ
4歳の時からピアノを習っていて
15歳の時すでに地元のレストラン、バーで
ライブをやっていたそうです。
それからスカラーシップでボストンの音楽学校に学び
LA,NY,トロントを経て、93年にファーストアルバムを出してます。
その後、出すアルバムがヒットしてグラミーや
たくさんの賞を貰っています。

大きな波に乗って、成功している彼女ですが
2002年に最愛の母を白血病で亡くし
しばらくは暗闇の中で
悲しみにくれていたそうです。
そんな中彼女の夫であるミュージシャン
エルビスコステロと
自分の愛する人々、愛するホームタウンの思い出
を語り明かし、イメージして
そしてそれを2人で曲と詞にしたものが
ニューCDに入っている
Departure Bayという歌。
とても切ない歌です。
彼女が人生で大切にしていること
Love,Family and coming home。
それがたくさんつまってる歌でもあります。

去年彼女は
夫とエルトンジョンと一緒に
チャリーテイーコンサートをここバンクーバーで行いました。
エルトンジョンのチャリテイーオークションも
助けになり約8万ドルの寄付が集まり
UBCホスピタルとバンクーバージェナラルホスピタルの
骨髄移植プログラムに送られました。
このお金は白血病患者さんのため
治療やリサーチ研究のために使われるそうです。

G曰く ”僕も寄付したんだよ。2500ドル”
私  ”えっ?すごいじゃん。でもどこにそんなお金が。。。”
G   ”会社からだから。でもしっかりサンキューレターは
   僕の名前になってたね。”
ってう~ん。いいのか?

さて、コンサートは最後スタンデイングオべーションで
Departure bayで締めくくられて終わりました。

ダイアナ”私は今、バンクーバーに住んでるのよ。
     この近くのホンビーストリートに家があるの”
今日はそこから来たとも言ってました。
しかし、あれだけ有名なのに高級住宅街ではなく
庶民的なホンビーストリートというのが
なんだかいいわ~と思ってしまった。
そしたら、Gが
他にもいろんな所に家があるにちがいないと
言ってて
そりゃそうかもな~と納得してしまった。

ダイアナクロール、クールなお方でした。



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3 コメント

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生ジャズ (truck)
2005-06-28 22:09:06
 今でかTの散歩の後小豆のかき氷を食べながら読みました。Diana Krallの名前を見ても始めピンときませんでしたが、CDのジャケットを見て知ってる(曲は分かりません)と思いました。生の演奏はさぞかし良かったでしょうね。実は私幼少の頃サックスを習っていてジャズにも挑戦しましたが、挫折しました、、、挫折していなければ今頃バンクーバーのどこかで演奏していたかも?!

 それにしても要所要所にでてくるGさんとの会話にはかなり笑ってしまいました。確かにコメントが的を得てますね。
返信する
探そう! (レベッカ)
2005-06-29 13:43:49
すっごく聴いてみたくなった。

さがそうっと!!
返信する
ダイアナクロール (御近所I)
2005-06-29 16:22:21
>truckちん。

ちんずけで失礼します。

小豆のかき氷食べたいっす~。

いいな~。日本の夏ってかんじですね~。

宮崎には、小豆とみかんや果物が入って

ミルクのシロップがかかったかき氷があって

名前は白熊と言ってました。

サックス習ってたんですか?

そしたらまだ吹けるでしょ?

私は小学生の時2年間ピアノ習ってて

先生がすごく厳しくて黄色バイエルで辞めてしまいましたが、今になってまたピアノが弾きたくなりGに電子ピアノを買ってもらいました。そして、この前日本に帰った時にビギナー用の教本を3冊買って来て自己流で弾いてます。ジャズ教本もあってエンジェルアイズは弾けるようになったけど、ビギナー用なのでポロロロ~んてなかんじで

Gに聞かせたら、何弾いてんのかさっぱり分からないと言われむっとしました。

でも、負けずに頑張ろうと思います。

truckちんもまたはじめたらいいのに。

サックスなんてかっこいいじゃないですか~。男前な楽器で。

聞いてみたいよ~。



>レベッカさん。

newCDも良いんですが(GはこのCDがお気に入りです)私はどちらかと言うと

The look of loveのCDのほうが好きです。

というのはこちらの方は知ってる歌(cry me riverやbesame muchoとか、レベッカさんも絶対聞いたら知ってるはず)がたくさん入ってるし、ほとんどがバラード調だから。

NewCDはエルビスコステロと一緒に作った歌が

6曲入っていて、どのどれもとても素敵ですが全体的にこれがジャズだ!!というかんじに仕上がってます。

人によるとダイアナクロールは今までのCDで歌わされてるようだったのが

今回のこのCDは今までのイメージから

脱却して本来のダイアナクロールに

帰ったのでは?とも言われてます。

それは、やはり夫の影響があるんじゃないかと。私はそんなに深く分析して聞いてる訳ではないのでほんとの所は良く分かりませんが

newCDはソフトなジャズではなく割と

力強い感じを受けました。

あっ!でもdeparture bayは静かで切なくなる

曲です。

母親が亡くなった年のクリスマスのことなんかも歌詞で出て来てすごく愛してたんだな~というのが伝わって来ます。

ちなみにdeparture bayは彼女の故里

ナナイモにフェリーの発着所があり

そこを題名にしたようです。

小さなフェリーターミナルなんですが

バンクーバーやバンクーバーアイランドの

周りのある小さな島々の掛け橋となって

毎日フェリーが行き交っています。







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