チーム駿河湾

静岡県水産技術研究所の職員が公私を問わず入手した静岡の海、漁業、海の生き物の旬な情報を発信します。

駿河湾内に暖水波及

2011年12月22日 | 日記
 12月上旬の暖水波及の後、駿河湾内の水温は低下し、15~17℃となっていました。このまま、水温は低下し、真冬の海になるかなと思われましたが、また暖水波及が起きる状況になってきました。

 12月19日以降の海況速報では、遠州灘に黒潮小蛇行からの暖水舌があり、徐々に東に移動しています。


 妻良や波勝崎沖では昨日から今日にかけて水温が16℃から19℃に上昇しました(下図)。今後、駿河湾内に暖水が進入してくると考えられます。水温が低下している状況での暖水の進入なので、急潮が発生する可能性が高くなります。急潮の発生に注意してください。これで、秋から続いていた高温傾向がしばらく続くでしょう。