私が画家としての道を追いかけるきっかけになったのは
祖父や両親、様々な絵の先生方の出会いや環境があったからです。
また更に、もう一つの大きなきっかけは
『青木繁』の絵と生涯に触れる出会いがありました。
それは私を感動させ
その方向へ強く導いてくれました。
『青木繁』は天才だと思います。
絵画だけで無く文学少年でもあった彼は
短い人生にも関わらず多くの文章と短歌を残しています。
現在の私は
まさに『青木繁』の奥深い言葉が痛い程理解できます。
そして『青木繁』は
今後の私も導いてくれる事と思います。
今日はその中の彼の言葉の一つをご紹介します。
下記をご覧下さい。
非常に上手い画が拵らへてみたい
(ラファエル卅七年の生涯を四つ合わせた丈け長命して、
そして四四十六、十六倍以上の上手な絵)
又同時に平淡な適当な、
誰にも分かるうまくない絵が作ってみたい、
後者が我目的である。
青木 繁
<天才的尺八演奏者と言われる『福田蘭堂』は『青木繁』の長男。
また、先日亡くなった植木等と同じメンバー(ハナ肇とクレージーキャッツ)の
石橋エータロー(料理研究家・故人)は『青木繁』の孫。>
参考資料:『日本の名画32 青木繁』
編集者:河北倫明
発行者:野間省一
発行社:株式会社講談社