goo blog サービス終了のお知らせ 

TAZUKO多鶴子

ページ内の文章及び作品の著作権はTAZUKO多鶴子が有するものとし、他者がそれらを無断で転載することを固く禁止とします。

天才画家『青木繁』の言葉

2007-12-13 | TAZUKO多鶴子からの伝言

私が画家としての道を追いかけるきっかけになったのは
祖父や両親、様々な絵の先生方の出会いや環境があったからです。
また更に、もう一つの大きなきっかけは
『青木繁』の絵と生涯に触れる出会いがありました。
それは私を感動させ
その方向へ強く導いてくれました。
『青木繁』は天才だと思います。
絵画だけで無く文学少年でもあった彼は
短い人生にも関わらず多くの文章と短歌を残しています。
現在の私は
まさに『青木繁』の奥深い言葉が痛い程理解できます。
そして『青木繁』は
今後の私も導いてくれる事と思います。
今日はその中の彼の言葉の一つをご紹介します。
下記をご覧下さい。



  非常に上手い画が拵らへてみたい

 (ラファエル卅七年の生涯を四つ合わせた丈け長命して、
   そして四四十六、十六倍以上の上手な絵)

  又同時に平淡な適当な、

  誰にも分かるうまくない絵が作ってみたい、

                 後者が我目的である。

                      青木 繁



<天才的尺八演奏者と言われる『福田蘭堂』は『青木繁』の長男。
 また、先日亡くなった植木等と同じメンバー(ハナ肇とクレージーキャッツ)の
 石橋エータロー(料理研究家・故人)は『青木繁』の孫。>


参考資料:『日本の名画32 青木繁』
      編集者:河北倫明
      発行者:野間省一
      発行社:株式会社講談社