TAZUKO多鶴子

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『パウル・クレ-展』ぼあらさんのお姉様の講演見事でした!

2011-04-30 | TAZUKO多鶴子からの伝言


今日は京都国立近代美術館まで『パウル・クレー展』を観て来ました。
その展覧会も楽しみだったのですが、
実は~その後始まる『講演』を
更にもっと楽しみにしていたのです。
題名は『切断の時代ー20世紀におけるクレー制作のプロセス』。
講師は河本真理先生(元京都造形大学の先生で現在は広島大学大学院准教授)。

以前のブログでもお知らせしました通り
その河本真理先生の妹さんと以前から親しくさせて頂いてます。
妹さんは岡山の紀伊国屋書店の個展で出会った温かで気さくな
才女『ぼあらさん』…今日ビックリ!外国語ペラペラです。
ぼあらさんは女ひとりで300日間、
アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、オセアニアの約30カ国、100都市をめぐる旅…世界一周して来られた方。
岡山シティFM79.0MHzレディオモモ開局10周年記念ラジオ番組
毎週金曜日19~20時 LAWSONプレゼンツ「ぼあらの地球はまあるいよ!」を1年間に渡ってラジオ出演された方でもあります。
そんな行動的で気さくな素敵な女性!

今日は、そのぼあらさんと彼女の素敵なご主人のご配慮で
人気の講演の為に中には入れない状態から
どうにか講演会場に入ることができました(^ ^)
講演は最高でした(^ ^)/~

ぼあらさん。
本当にありがとう!
ご主人にも宜しくお伝え下さい!
どうかこれからも宜しくお願いしますね。
そして今日の優しさを私は絶対に忘れません!!


人と人との巡り合わせにいつも不思議を感じています。
素敵な方々の出会いに感謝。感謝です。
いつまでも
いつまでも大切に温めていきたいとTAZUKO多鶴子は思います。




『ピタゴラス』から学ぶこと

2011-04-29 | TAZUKO多鶴子からの伝言

今日は有名な『ピタゴラスの定理』でも知られている
『ピタゴラス』の残した
<黄金詩篇><名言>等を書き込みます。
彼の優れた数学的思考は
自然から学び、
輪廻転生の思想からの発想だということが分かります。
それが今日の近代の基盤を創ったのですね。
しかし、残念ながら
近年の人類は自然を忘れていた時代ではないでしょうか。
自然からの学び。
それは何時の時代でも尊く、
そして無くてはならないのではないかと私は思います。


<黄金詩篇>

まず不滅の神に対して汝の勤めを果たすべし
親御と近親者を敬い
徳において第一の者を友となし
彼の話に注意深く耳を傾けるべし
ささいな欠点で友を力に任せて捨てるな

怒り、怠惰、贅沢は避けよ
邪悪なものを慎め
しかし己を最も恐れるべし

肝に命じよ、人は皆死ぬべく定められている
富はそれを得た時と同じように速やかに失われる

苦しみは、神のおぼし召しによってもたらされるので、喜んで受けよ
だが、一切の気苦労を除くように努め
正しい者がいつも最高の利益を得るとは限らないことを思え

人の甘い言葉に惑わされるな
荒々しい脅迫に恐れをなして正しい覚悟を捨てるな
もし何かをしようとするなら、まずよく考えよ
後で悔やむようなことはしてはならぬ
まず自分に向いている事を学ぶようにせよ

運動と食事に節制を心掛け
平静な落ち着きの中に己を保つべし
虚栄心がもたらす浪費を戒め
浅ましくなってもいけない
何事も中庸が最善である

自省の日記を3回繰り返すまでは
夜、目を閉じて休んではならない
どんな過ちを犯したか、何をしたか、何をしていないか
このように初めから終わりまで総括を行い
悪行のためには悲しみ、善行を喜べ

恐れることはない、人はもともと天上の種族である
神聖な自然により何を抱擁すべきかを教えられ
それを追求すれば、魂を肉体の汚れから守ることになる

控えよ、理性を用いて心のたづなを引け
そうすれば天上へと昇り、肉体からは自由になる
そなたは死を免れた聖人であり、もはや滅びることはない

               …… ピタゴラス ……



<ピタゴラス>(紀元前582年 ~496年)
ピタゴラスの定理などで知られる、古代ギリシアの数学者、哲学者。彼の数学や輪廻転生についての思想はプラトンにも大きな影響を与えた。「サモスの賢人」、「クロトンの哲学者」とも呼ばれた。古代ギリシア語の発音により忠実に表記するならばピュタゴラス、ピュータゴラースとなる。



『ピタゴラスの残した名言』
*万事に先立って汝自身を尊敬せよ。
*怒りは無謀をもって始り、後悔をもって終る。
*沈黙することを学びなさい。静まった心に耳をすませ、吸収させなさい。
*人は必要に迫られるとすぐに実力を発揮する。
*自制することのできない人間を自由の人と呼ぶことはできない。



参考資料:『Key:雑学事典』・『ウィキペディア』




『審美眼』がある人々は『絵画』で心が満たされます。

2011-04-26 | TAZUKO多鶴子からの伝言
   
  絵描きは絵を描き
  求められる人々に描いた絵を手渡すことに使命があると私は確信しています。
  そんな絵を観て過ごすことで
  審美眼がある人々はお金など無くても幸せになります。

  過去の歴史でも日本では青山二郎、
  ロシアではシチューキン等の審美眼を持つ人々の生き方がそれを証明しています。

  今日は、その中でシチューキンをご紹介します。   
  マティスやピカソは20世紀の芸術の流れを変えた画家だと言われてますが
  ロシアの大実業家の審美眼が20世紀の芸術を導いた言っても過言でない絵画収集家がいます。
  その名はシチューキン。
  一般で多くは知られていない名です。
  彼は、当時まだ無名だった画家
  マチス・ピカソの絵を一早く見抜き殆ど値段のついてない二人の絵を買って行きました。
  そんな彼を画商達は
  彼が来る度に、陰では馬鹿にして嘲笑していたと云われています。
  現在、彼の収集作品はエルミタージュ美術館とプーシキン美術館に所蔵されています。
  そして
  ロシア革命が起こり
  財産も美術品も全て奪われたシチューキンは、パリに亡命後
  貧しい中でも苦労しながら、無名だったディフィの作品を手に入れています。
  地位や財産は失いましたが、
  審美眼は失われる事無く、絵に囲まれて心が満たされながら
  晩年も幸せに過ごしたと云われています。

  

  私は現在
  台湾・イタリアの個展をはじめ、日本各地の個展活動を行っています。
  今までの個展活動の中で、台湾やイタリアも思い出深いですが
  日本では特に、紀伊国屋書店(岡山店・広島店・高松店・加古川店)の思い出や人々との出会いは
  忘れてはならないものが多々あります。
  また、ここでの絵のご注文や絵が売れた数の多さには驚かされることも度々でした。
  おそらく、売却された絵やご注文枚数は100枚を超え、
  数えきれないほどなのです。
  ブログ写真の絵もその一枚。
  ご注文の内容の殆どは
  『大切な人』であったり『可愛がっている犬や猫』であったり
  『思い出の一シーン』を
  絵で残して一生の思い出として部屋に飾りたい…。
  等でした。

  中には男の子が母親に教えていることもありました。

  「今の僕はここにしかいないよ!大きくなったらここにいる僕と違うよ。
   だからここにしかいない僕を、世界で一枚しかない大切な絵にして残そうよ!」

  小学生の幼い子供でしたが
  流石にこの言葉には驚かされました。


  一枚の写真では表現しきれないものが『絵』にはあります。
  描かれる側(風景や静物も含みます)の心と
  画家の心の眼が一つになる時一枚の絵は完成します。
  
  絵画は全ての人々に『心を癒し』『心を育み』『心を豊か』にします!

  これは、絵を描く人々だけでなく
  描かれる人々や絵を鑑賞する人々も同じだと私は思います。
  むしろ鑑賞する側に『審美眼』があれば、
  絵を描かなくても深く、広く、満たされると確信しています。

  絵画は人々を幸せにします!
  私は痛感し、揺るぎなくこの言葉を皆様にお伝えできます。


  

『火の鳥』第四章の絵が完成しました!

2011-04-23 | 『火の鳥』シリーズ作品

 以前から取りかかっているシリーズ作品
 『火の鳥』第四章がやっと昨日完成しました!

 ブログ作品がその絵の一部です。
 今回も作品全体を公開しておりません。
 絵の全体は…
 個展会場(おそらく青森個展)で初めて発表する予定です。
 ネット公開では実物の良さが分かり辛いと感じるので
 どうしても会場でご覧頂きたいと思うのです。
 いつの日か、近畿地方でも発表すると思いますので
 西日本の方はその時ご覧になって下さいね。

 今回思いを込めたものは
 東北関東大震災や原発被害で日本が苦しい今
 『再生』としての願いを込めました。
 作家としてこの時期だからこそ
 描かねばならないという思いで描いた作品です。

 シリーズ作品として
 勿論!今回も『関口求』氏がこの絵に詩を加えます。
 詩が加えられて初めて完成する『火の鳥』シリーズ。

 詩が完成しましたらブログにて公開致しますので
 今暫くお待ち下さい。