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TAZUKO多鶴子

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『一音成仏』和の音と現代の日本文化芸術

2007-07-08 | TAZUKO多鶴子からの伝言
『一音成仏』
一つの音で仏に成る。
一音だけで
世界…
更に
宇宙の根源に辿り着く
精神性の奥深い『禅』の音。

これは
日本の伝統的な楽器
『尺八』
の音と云われる。
一音だけで全てを表現する大変奥深い音色。
近年では
『一音成仏』と云われるものが
『和楽器』全てにあるという説もある。
多音で表す『西洋楽器』とは全く違う『尺八(和楽器)』の捉え方。
最近『尺八』や『和楽器』を取り入れた
『JPOP』がたまにあるようだが、
『西洋楽器』をベースとした『尺八(和楽器)』であると感じられる。
精神性を追求する『尺八(和楽器)』が
『西洋楽器』に飲み込まれる…そう捉えれば
そこには精神性を失ったっことに繋がるような気がする。
同じように
『絵画』の世界や『文学』の世界に留まらず
『衣服、髪型、装飾品、建築物、香り、女性美などの文化』の美学も
西洋文化に飲み込まれ、
それをベースにしたグローバル化の時代のように私は観じる。
西洋は西洋の良さがあり、
アジアにはアジアの…
日本には日本の良さがある。
『自然』、
そして土地や風土が
人や歴史をつくり
その中で
芸術や文化やが生まれ…人類は進化してきた。
音楽や文学や絵画などの芸術を通して、
今という時代を
知る事が出来ると観じるのは、
私が自然を師とする
画家であるからかもしれない。