卒業式が終わりました。
卒業式の式辞で、私が述べたかったことは、「精神的にタフな人物」になってほしいといったことでした。
最近の若い人に、精神的に脆い人が増えてきているのではないか、という危機感が、私の中にあるからです。
卒業式のエピソードを一つ。
卒業式を始める前に、たまたま同窓生の方が通りかかり、校地内を見学されていて、「卒業式に参加してもいいですか」と、本校職員に語り掛けたそうです。
本校の職員は、「どうぞ、どうぞ」と、会場に招き入れてくれたそうな。
聞くところによると、その方は、自分の卒業式は、大学入試があり、出席できなかったそうです。
かつては、国公立大学の1期校の試験日程と卒業式がダブっていましたから。
「何十年かぶりに、念願かない、卒業式に参列し、校歌も歌うことができた」と、感激されたそうです。
これって、野沢北高校らしいいい話です。
卒業式の写真を係から入手しましたので、以下、紹介します。
卒業生入場
卒業生入場に合わせ、吹奏楽班が演奏
卒業生呼名
卒業証書授与
学校長式辞
横山PTA会長祝辞
在校生代表送辞
卒業生代表答辞
卒業記念品として、ジェットヒーターをいただきました。
卒業生退場
冒頭の写真は、PTA通信『あざみ沢通信』第33号の1ページ目です。
「多様性」について、私の今の思いを執筆しました。
さて、本日から、断続的に特編授業を実施します。
かつて、本県は、卒業式終了後、入試業務もあり、授業を行わずに、「空白の1か月」などと言われたこともありましたが、今ではそんなことはありません。きっちり、特編授業で対応する学校も増えてきました。
本校では、3月5日、14日、15日、16日、19日、20日が、その特編授業日になります。
本日は、1学年では、普通科探究、理数科課題研究の授業もあります。
2学年は、国語・地歴公民・数学・理科・英語の5教科で実施します。
1学年は、国語・数学・理科・英語・探究(理数科は課題研究)を行います。
いずれも、6時限まで行います。
今度の4月からの授業を先行して行う教科もあれば、今年度のまとめ的なことを行う教科もあると聞いています。
明日から13日まで、後期選抜試験関係で、生徒諸君は、登校禁止の日もあり、結構長い間、休みとなります。日ごろできなかったことを、こうした機会にしてほしいと思います。
私の思いは、ぜひ、高校生に、こうした機会に、読書をしてほしいと思うのです。
私の見るところ、高校生の読書量が、足りません。
3年生の面接練習に付き合っているときに、当然、自分が進みたい分野の基礎的な書籍を読んでいるだろうと思って、聞いてみると、何も読んでいないということもありまして、一緒に学校図書館に出向き、「こんな本を読んでみたらどうか」と勧めたこともありました。
探究係から、1年生の生徒諸君に配られた「通信」にも、本を読むようにと書かれていました。
本校生徒諸君は、学習・そして部活動等々、忙しいことは十分承知していますが、ぜひ、こうした機会に、本を読んでほしいと思います。
話は変わり、小諸新聞に、本校で教鞭をとられた、依田行舟先生の記事が掲載されていました。
以下からご覧いただけます。