雑感録

環境にやさしいクルマ

アメリカがくしゃみをすれば日本がカゼをひく、
T●YOTAが咳をすれば日本は喘息になるというくらいの天下のTOY●TAだが、
巨大企業ながら先を見据えて手堅くやってるTOYOT▲ですら見込めなかったこの不況というのは、相当なもんなんだろうな。
しかし、この金融不況がなかったとしても、どのみち自動車メーカーは環境問題で岐路に立たされている。
CMなんかで「エコ替え」なんてのを打ち出してはいるが、所詮は気分と程度の問題。
ハイブリッドであれ低燃費であれ、二酸化炭素は排出する。
それがこれまでより少ないからエコだと言ってるだけで、殺人が傷害になるのとあんまり変わらない。
「環境に優しい」とは“これまでよりは”環境に優しいだけで、決して環境が良くなる訳ではないのだ。
一方で、「出かけたくなるカタチ」なんて打ち出しもやっている。
エコを考えるのならば、少なくともクルマで出かけてはいけないはずだ。
徒歩で、自転車で、遠くならバスで、電車でと、ライフスタイルそのものを変えなくてはならなくなる。
つまり、エコを謳えば謳うほど自動車メーカーは自分の首を絞めることになる。
そのうち電気自動車が実用化されるだろうが、電気はあくまで2次エネルギー。
電気そのものはクリーンでも、自然エネルギーによる発電でない限り、発電所で石油を燃やして二酸化炭素の排出に貢献している(もちろん二酸化炭素が出ない原子力発電という手はあるけどね。それとて大量の熱が発生するが)。
だから電気を使うな、クルマに乗るなという話をしているのではない。
そんな鼻につく自己矛盾をしゃあしゃあとやらんでほしいし、昨今のエコは自己満足のレベルどまりだよなあって思った次第。

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コメント一覧

G
自己レス
メーカー各社は期間工の撤廃を打ち出してきている。
不況を大義名分に、実は環境問題による逆境時代に備えた、先を見据えた対策なのかも、ってのはあまりにゲスの勘ぐりかな。
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