青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

TBSから訴えられないとは思うが

2012年05月20日 23時18分22秒 | 日常

(画像:思い付き)

えー、と言う訳で今年三回目の長電詣でからさっき無事に帰宅しました。今日は一日長野地方はお暑うございまして、土日のハードスケジュールもあり若干バテ気味でございます。またまた画像関係が大量に発生しておりますが、整理には若干の時間を要するものと思われますので期待しているよ!って方はチャンネルはそのままでお待ちください(笑)。え?期待してない人はどうすんのかって?ブラウザの戻るボタンがお前の目の前にあんだろゴルァ。そしてこの意味不明な画像は何かってーと、まあ色々ありましてこないだ引退した2000系リンゴ電車の側面に描かれた長野電鉄の社紋を超接近戦でまじまじと見ていたら、なんか「水戸黄門のオープニングみてえだな」とまーた訳の分かんない事を思ったんだよね。人には「その発想はなかった」って割合言われがちなアタマ持ってるみたいだけど、暑さでそのネジがさらに緩んでしまったんだろう。そして今日はだいぶネタっぽいの見てしまったせいでこんなものを作ってしまったんだろうな。そうだそうに違いない。


んで、今日の出来事をタイトルで表すとこうなるw
東野英心も由美かおるも伊吹吾朗も出ては来ないが、苦情は受け付けません。

♪じーんせい楽ありゃクーモハーユニー
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呟く一日

2012年05月19日 22時40分40秒 | 日常

(画像:陽炎の中から鯨、現れて。@信濃吉田駅)

今年三回目の長野。今年は長電強化年なのか、善光寺平詣でもレギュラー化しているような…
以下、本日何があったのかはツイートの転載でダイジェストw

・さて、4時間くらい寝たからすっきり。予定通りに長野へ向け車をスタートさせるのであった。
・129沿いのいつものコスモに寄ったらレギュラーが138円だった。だいぶ下がって来たよ。円高だからなのだろうか。
・深夜から明け方の街道筋はオールブルーシグナルだが、たまに歩行者が歩行者用ボタンを押して私の行く手を阻む。日本三大チッと舌打ちする瞬間である(怒り新党風に)。
・高尾山インター入口。とても安全運転なレガシィB4に行く手を(ry まあいい事なんだけどさ。
・しかし高尾山インターの流入路のトリッキーさは凄いな。狭い面積にフルサイズのインター作るとこうなるのか。
・太陽にほえろ!のオープニングのような真っ赤な朝陽が上って来た。まああれは夕陽なんだけど。
・圏央道快走しもうすぐ鶴ケ島。そういや圏央道って開通当時初は鈴木蘭々ちゃんがCMやってたよな。まだネクスコがJHだった頃のお話。
・神流川を渡り藤岡JCT。心でそっと手を合わせる。
・眠くもないし疲れてもないがトイレに行きたいので甘楽PAで小休止。今朝は割と冷える。
・ナックが聞こえづらくなり群馬の鋸山こと妙義山が見えて来た(←例えがおかしい)
・浅間山トンネル 入山トンネル 稲村山トンネル 北野牧トンネル 高岩山トンネル 大山トンネル 日暮(にっくれ)山トンネル 八風山トンネル 門於伽流山(あかるさん)トンネル 上信越道のサミット群馬長野県境のトンネル名をつぶやいてみました。
・正確に書くとあかる山トンネルの「あ」は門構えの真ん中に於と言う字が入るのだが、こんな漢字はここ以外で見た事がない。
・佐久平あたりからずっと北アルプスが見えてる。本当にいい天気だな。美麻〜白馬あたりから水の入った田んぼを絡めて山を撮るのもいいかもなあ。
・FM長野で何故か岩崎宏美特集。一人カラオケタイムを満喫しつつ更埴インターに到着してしまった(笑)。家から3時間半か。
・とりあえずセブンイレブンで朝メシ買った。さてどうしよう。こんな時間から何を撮るよ??
・信濃吉田から長野方面に向かって歩きはじめよう。天気もいいし。
・美和神社@本郷。歩くと暑くて暑くて…木陰にて一休み。風は爽やかでさすがに信州だねえ。
・木陰で休んでいたら見知らぬばーさまに「茶飲むかや?」と言われてペットボトルを渡される(笑)。ゆけむり通過は美和神社鳥居抜き。
・長電撮りはめづらしいのかやたらと声をかけられる。またも見知らぬばーさまに「最近東京で見た電車が走ってるんざますよ」とか言われた。う〜ん、現役は既にみんな東京で走ってた電車だがな…(笑)。
・ちょいと鐘鋳川でゆけむり&お猿をやっつけて湯田中方面へ。りんごの花は残ってるかや〜。


・改めて今撮った順光巡行のゆけむり写真を見る。やはりカッコイイですよHISEは。どこらへんがと言われると困るけんども。
・天気が良いので桜沢俯瞰。田んぼに水が入りはじめたし、夕方まで天気みたいだし、中野止まりの夕方ゆけむりをここでやってみようと思う。
・山ノ内のりんごの花は既に終了のお知らせ。ま〜季節ものはしゃ〜ないない。
・さて、夕方のいい時間になるまで小布施の穴観音温泉で休憩。復帰は信州中野17時のゆけむりから。
・今宵のお宿にチェックイン。嫁さん連れてたらぶっ飛ばされそうなレベルのしなび宿(笑)今日の泊まり一名、宿の人間ばーさん一名、もし何かあったらどうするw
・マッチ一本火事の元と言うが、この宿はマッチ一本で火事確定の赤ランプ(笑)。ばーさまも乾燥しててよく燃(ry
・再び夕暮れ桜沢大俯瞰。いま太陽が飯縄山の向こうに消えた。あと10分待ってて欲しかったけど自然は自然、しゃーないない。
・夜間瀬の山から夜景を見物。善光寺平がキラキラとしてます。
・にしても北信の夜は寒い。バルブやんのはいいけど寒い。早く温泉行きたい。
・しなび宿に戻って来た。さすがに疲れたなあ。おばあちゃんはまだ寝ないで起きててくれたw締め出されたらどうしようかと。←今ここ

結論:今日は何かとばーさんに好かれる
さ、温泉入って来よっと。
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富士の高嶺にミトーカ投下

2012年05月16日 22時36分49秒 | 日常

(春名残りの坂道を@赤坂~都留市間)

陽射しはさんさんと降り注ぐ山梨県は都留界隈、沿線に晩春の名残のような菜の花畑を見付けて一枚。やって来たのは東日本初のミトーカデザイン(たぶん)こと「富士登山電車1号」河口湖行き。菜の花の前ボカシなんぞ狙い過ぎてる写真の典型だと思うのだが、これはこれでうま~く額縁に見立てて撮るのって難しいものですね。風が吹くと菜の花が動いて思った構図から離れちゃうトコとか、多分に運任せな感じがする。これで全面に菜の花の黄色を入れて大ボケ味を出すと今はやりの「ゆる鉄」っぽくなるんでしょうかね?

 

「電車はないのか」と言うヨメさんの急なオーダー、そりゃあこの辺りに富士急行線が走っているのは知っていますが、さりとて富士急行ってパークアンドライドみたいなシステムがあるのか聞いたことがない。とりあえず主幹駅である都留市駅に行ってみる事に。都留市駅と言うからには都留市の玄関口ではあるのだが、中央道のICもあるし国道のバイパスは街外れを通ってしまうしで、なんとな~く寂しい感じ。駅前では富士急タクシーの運ちゃんが車を並べて思いっ切り暇をこいている。
窓口のオネーサンに「車で来たんだけど、富士登山電車に乗りたいんで一時貸しの駐車場ある?」と聞いてみたものの結果は…昔はやってたそうなんだがね。コインパーキングなんてシャレたものもありそうもないし、どっかないんすかね~としぶとく食い下がっていると、ヒマこき運ちゃんが一部始終を聞いていたようで、「ちょっとくらいならあっこで大丈夫だ!」と信号1個先の閉店したスーパーの駐車場を案内されるw。サンキュー運ちゃん。


富士吉田までの往復切符を買い、家族三人駅のホームへ。「STATION MASTER」と書かれた駅長室、地方の私鉄じゃないと見られなくなりましたね。木造の上屋のある島式ホームには、構内踏切を渡ってトントントン。こうやって地方私鉄や三セクばっか回ってると、よっぽどこっちの方がバリアフリーな感じを受けたりもする(笑)。橋上駅舎なんかで子供連れてると、階段の登ったり降りたりで子供を抱きかかえたりせにゃならんのだが、荷物持ってたりすると大変なんだよね!(←切実)。


ホームで待つ事10分程度、富士登山電車が到着。二世代程度前の京王の主力車両である5000系の改造車ですから、関東の人には多少馴染みがありそうな…まだ京王帝都電鉄(K.T.R)って言ってた時代の京王のエース車両ですね。末期は競馬場線とか動物園線とか、相模原線や高尾線の折り返し運用に使われてましたが、この時期の週末は新宿からの朝の競馬急行に入って10連で武蔵野をかっ飛ばす事も多かったなあ。片開き3扉の18m車とお手頃サイズなので地方で第二の人生を送っている車両も多いのですが、富士急だと八王子のちょいと先だからすぐ会いに行く事が出来ます。ファンの多い名車だったのでね。

   

富士山観光のテコ入れとしてこんな車両を作った富士急。外観は富士急創業当時の車両色である「さび朱色」をベースに、3扉を1個潰して2扉化→内装も木材を基調とした富士山向きのベンチシートを中心に観光気分を盛り上げるしつらえは、JR九州の大半の車両とか、和歌山電鉄の車両デザインで名を馳せた水戸岡鋭治氏謹製でございます。ヨメさん、「こんなかわいい車両が走ってるんだ!」と評価が高いようですが、「いさぶろう・しんぺい」とか「はやとの風」とか「海幸山幸」とかを既に体験している身にはな~んかどっかで見た事あるような?と思ったのも事実(笑)。木目調、ベンチシート、ロゴマーク、のれん、レタリングってミトーカデザインの定番っちゃあ定番だしね。まあそんなヲタ目線よりヨメさんと子供が喜んでいる事が重要なのかもしれません。この層が来ないと鉄道復権の起爆剤にはならんでしょうからなあ。


富士登山電車の運転席。運転席の背面部は一段高くなっており、子供でもカンタンにカブリツキが出来るようになっているのがミトーカ流。ミトーカデザインって女性や子供が楽しめるようにと言うのが基本線みたいですからね。車内は大幅に手が入ってはいますが、マスコン回りは何となく記憶にありますね。うんうん、こんなだったよ。昭和42年日本車両製造ですから、もう45年選手ですね。馬車軌道1372mmの京王帝都から譲渡されてるから、足回りは狭軌の営団FS510に換装されてますが、それって長電の鯨さんと同じじゃないですか。


起点の大月駅が標高358m、終点の河口湖駅が標高857mとその標高差は約500m。標高差で言えば、箱根登山鉄道の小田原~強羅間と遜色がないんですが、車窓の風景が意外に住宅街やら田園風景なんでそんなに登っているのかと言う事に気が付かない人も案外多いのかもしれません。乗ってみると一方的な片勾配なんですよね。そんな線形を「登山電車」と言う形にしてウリにしてみましたって事でしょうか。公共交通と言えども黙って乗ってくれる時代でもないし、一般ユーザーの需要を喚起するには、やっぱりコンセプチュアルな方がいいですよね。

そんなこんなで30分、あっという間に電車は富士吉田駅改め富士山駅に到着。
車両の内装はともかく、乗ってた観光アテンダントのお姉さんが私たち家族にすごく優しかったのが好印象(笑)。
写真の右端にちょっと見切れているお姉さん、お世話になったね!
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早起きは成り行き任せ

2012年05月13日 21時51分11秒 | 日常

(キャベツがポイントね@つけうどん大・500円)

最近、子供を寝かしつけているとそのまま子供と一緒に早々とガーガー寝てしまう事が多い。そうなると歯も磨かず服も着替えずなのでだいたい変な時間に起きる。今日もそんな寝方をしてしまい朝5時に起きてしまったのだが、5月も中旬になると朝5時でもすっかり明るいのね。少し冷えて乾いた朝の空気を吸いつつベランダでタバコを一服燻らせば、澄んだ空の向こうに丹沢と富士の峰。何だか朝からとてもいい天気になる予感がするので、とりあえず風呂を沸かし直して身を清め、寝ている嫁さんと子供の周りで朝からガタガタと物音を立て、寝ぼけ顔をして起きて来た二人に「あまりにも天気がいいから出掛けるぞ」と伝えてケツを叩く。どこへ?ってそんなん決めてないがな。あ、そう言えば最近山梨の方って行ってないよね。静岡方面ばっかだから、ちょいと山梨行って吉田のうどんでも食って来ようか?遠い?いや~、吉田とか都留辺りなら大して遠くないよ。この手の思いつきはノリと勢いが大事。早く出れば出ただけどうにでもなる。モタモタするのが一番ダメなんだよね。
世の中讃岐うどんは持て囃されてますが、まだまだ吉田のうどんはマイナーですかねえ。たまにすご~く食べたくなるんですが…手打ちの麺は讃岐うどんのコシとは一線を隔すガチガチの歯ごたえ、伊勢うどんと比べたらダイヤモンドのような硬さだろうか。一本一本をよく噛みしめて食べるからアゴが疲れんだよね(笑)。煮干しとカツオの効いた味噌醤油味の濃い出汁に、すりだねと言われる辛子味噌を入れてアグアグと食べつつ添えられた茹でキャベツのシャキシャキとした感じがいい箸休め。こんだけ食ってもだいたいワンコイン以下と言うコスパの良さは、ポピュラーになった讃岐うどんに無くなった「地域限定もんのアクの強さ」みたいなのが残ってるのが魅力的。昼メシは親子学生職場の仲間、みんな揃ってうどんを食うのが山梨郡内、特に吉田と都留の倣いなり。


親子三人で腹いっぱい小麦粉食って1000円ちょっと。さて、と車のハンドルを握ったところでのヨメの一言。

「ここらへんは電車はないの?」

最近、全く興味のなかったこのジャンルを子供と一緒に付き合っているうちに、「第三セクターって何なの??」「全線非電化って何??」とか質問して来るようになったヨメさんですが、だんだん分かってきたようです(笑)。そうと決まれば話は早い。ここらへんには、開業当時の塗色を身にまとい、最近華麗にデビューした観光列車があるのです。これ、乗ってみよう。
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それぞれの「顔」

2012年05月12日 21時41分00秒 | 日常

(こどもといっしょに@相鉄かしわ台車両基地)

連休明けの最初の土日ってのは、世の中の人のオサイフ事情も寂しい&疲労と言う事で概して出掛けるには穴なのだが、悲しいかな子供がグズグズして結局近場へ。正統派小田急ファンとして教育して来た我が息子でありますが、今日はちょびっと趣向を変えてかしわ台の車両基地@相鉄へ。相州は天気予報に反してどよんとした土曜日でしたが、束の間の晴れ間を仰ぎ見る。


お、見やすい位置に旧7000系と9000系が並べられとりますね。しかも9000系は旧塗装車。最近は相鉄のコーポレートカラーであるブルーとオレンジのラインを巻いたシルバーの塗装にみんな塗り替えられてしまったから貴重です。旧7000系はそろそろお役御免なので塗り替える事もしないんでしょうが、こちらは存在自体が貴重な車両になってしまいました。妙に角が立った大きな切妻の断面に、目玉が端に寄った間延び顔がいわゆる「相鉄顔」だと思うのですが、小田急顔もなくなって、こちら相鉄顔も風前の灯と言って差し支えないのかもしれません。前面下部にジャンパ線がいっぱいベタベタしてる顔ってのは好きですね。富山地鉄の14760とかさ。


相鉄のもう一つの特徴である外付けディスクブレーキは…まあまだ当分なくなんないかなと。なんでこんな台車になってるかと言うと、車軸に対してモーターを平行に置くか直角に置くかの違いです。難しいから細かくは申しませんが、世の中の電車はだいたい平行置きにしてるのだが相鉄は長年直角置きにしてまして、この構造だと仕組みは簡単なんだがスペースの関係上台車の内側にブレーキが収められないから外付けにせざるを得ないんですね。ブレーキなんて大事なもんを外に放り出すってどうなのよ、とも思うのですが、それはそれで保守がカンタンだったりいい事もあるらしい。ただし台車はデカイので、走ると速度の割にはゴロゴロとよう音を立てます。


相鉄の車両の妙な独自性は、相互乗り入れがなく相手先の車両との規格の統一性をあまり考えずに済んだのも理由ですが、東部方面線建設によるJRと東急との相互乗り入れを契機に、この辺りの「相鉄イズム」を持った車両は一気に葬り去られる事は間違いなさそうです。これは最近導入された11000系の台車ですが、E231と同じボルスタレスでモノリンクだもんなあ。乗り入れするのにJRの規格に揃えないと怒られちゃうんだろうねえ。

横浜と海老名の間に封じ込められた相州のガラパゴスにも、ジワジワ変革の時が迫っていそうです。
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