フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

驚くべき数字

2011-03-26 09:32:08 | Weblog
NHKのラジオで聞いただけだから数字が少し正確でないかもしれないけど、福島原発の近くに住んでいた住民104名にアンケートした結果、それでも原発必要52%原発は要らない47%でこれまで原発を推進してきた住民の心の変化が表れていると言ってた。この期におよんでも57%が賛成と言うのに自分は驚愕した。理由は、仕事がなくなるとの経済的なものが多かった。命あってのものだねと思うけどな。原発って建てる前から凄く金が舞うという話は本当だったんだね。金で魂を売るというのは現実なんだ。まるで沖縄の米軍基地問題と同だね。同じでないのは、米軍基地には日本人が兵役として取られることがないけど原発事故は、親子代々までに放射能汚染のDNAが受け継がれていくということだ。原発事故後、3月17日をもって放射能ガイダンス基準がそれまでの30倍と20倍に緩められてそれでもまだすぐには健康に被害を及ぼさないと言ってる国の発表をその人たちは素直に信じて自分達の町だけは後で手厚く保障してくれるとおもっているのだろうか。汚染地区となれば30年は立ち入り禁止区域となるのに。もうすでに原子力に代わる発電システムの構築は進んでいると思う。これは、想像だけど。コストがかかりすぎるため見捨てられた案や修正要求の出た案をもう一度見直して原子力に代わる安全なエネルギーを確保すべき方向転換に来てると思うけどな。福島原発事故で発生時一番早く60キロ先の福島県庁に避難したのは、原子力安全保障委員の7名全員だったと言う事実と現在の被爆の危険がある作業には東電の社員ではなく下請け、孫うけの作業員がやらされている事実を考えると富の再配分を掲げた「小泉構造改革」は、どこで道を間違ったのだろうかと思うし、「脱官僚をめざし政権交代を果たした」現政権は、いまだに官僚の作成した原稿を見ながら分かりにくいあいまいな表現で国民に発表を繰り返すのだろう。これも、終息後の補償額の軽減を考えての措置だと言われてもしかたがない。52%の人は、それでいいんだろうか。残りの47%の人の立ち上がりに僕は期待したい。
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