フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

山のてっぺんから

2009-05-16 20:24:48 | Weblog
ほら、雪国だとか寒いところだと耳に感じよく聞こえてくる「北の国から」とか「雪国だより」とか言葉やさしい響きのタイトルが多くて素敵なんだけどこの南国では、「南国便り」だとかノンベンダらりんとしたタイトルは通用しません。言葉の旨みより切れです。だからタイトルは、「大月町の山のてっぺんから」だけです。これでだいたい、トマトかな小夏かなと想像して大月なら小夏だなと思うと小夏の袋の中にこれを書いた紙が入れてあってそれだけでブランドの確立と美味さのシズル感を出すから田舎は図々しいと言うか素朴と言うか。


先っちょだかてっぺんだか知らないけどしなびた器量の悪い蜜柑いれてこんなの商品にするのかよと手にすると6個はいって320円。安さに惹かれて買ってみるとこれが、美味しい!こんどは、こっちが頭のてっぺんからしびれました。森林面積80何パーセントの県だから山の上で、てっぺんトマトとか蜜柑とかお茶とか作っているんです。収穫量は少ないけどその分時間と手間が掛けられるから思いのほか美味しいものが生まれるんです。ただ、知られてないだけで。僕なんかは、知られないほうがいいなと思うんですが作るほうは、安定した収入が要りますからそうも言ってられないのでしょう。いつまでも素朴さのあるもの作りを願うだけです。
コメント
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