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自ら挑戦する人が欲しい、という会社の人事部の人たちから

2010-08-24 11:16:54 | 日記
こんにちは。

今日は毎週火曜日に定期連載の
読売新聞「就活ON」を勝手に
やり玉?にあげようと思います。

新聞に書かれていることを
無条件に受身で読むよりは

疑問や提言をさしはさんで考えて読むことは
健全であろうと考えています。


◆自ら挑戦する人が欲しい


本日8月24日の記事は
人事の目スペシャル「採用担当者座談会」

・日本生命
・全日本空輸
・中央三井信託銀行
・味の素

4社の人事部採用担当者の座談会です。

「どんな人材が欲しいのか」という質問に答えている部分を
ピックアップしてみました。

・自分で考えて自分で行動する「自律自転」型
(日本生命)

・積極性や好奇心をもって取組める人。協調性やコミュニケーション能力
(中央三井信託銀行)

・ものを変えていくことに挑戦する勇気と実行力を持った人材。
(全日本空輸)

・新しい価値を創造できる人。
(味の素)


◆取材記者の感想が


取材記者の感想に

「業種は違っても、企業が求める人材にそう変わりはないことが改めてわかりました」
とあるのです。

私の感想は
かなり違うんですよ。


「社会人として求められる一般的な基礎能力」についての
質問で返答したのならそうだろう。

しかしここは各社の求める人材像が述べられていて、よく読めば
「業種(業界)ごとに求められている価値観は違う」のです。


学生向けのアドバイスで、丁寧な記事をまとめるのなら

「業界ごとに価値観の優先順位に違いがある」
「そのような業界研究をこの時期から具体的に勉強しよう」
と結んで欲しかったです。


高いチャンレンジ精神も必要で、また
協調性も必要、コミュニケーション力も必要・・
あれもこれもみんな必要だとしたら?

そんな都合の良い理想像ばかり
新聞で書かれてしまうと、多くの就活学生が
どうしても自信喪失になるのは目に見えています。


取材記者の感想のままだとしたら

読者は就活における自己イメージの焦点が定まらず
総花的にいろんな企業を応募して
結局全滅する学生をさらに増幅させるような気がします。



◆企業も個人も『個性的で創造的なもの』が生き残る


これからは企業も個人も『個性的で創造的なもの』が生き残るだろう
というのが予測される未来社会であります。


就職活動に伴う知的な作業(エントリーシート記入、志望理由の構想など)
や社会人としてのマナー訓練は大切です。それが就職活動の入口に存在している
ハードルの一つであることも私は認識しています。


しかしその上で最近考えることは

学生に無用な自信喪失を与えてしまう
「就職活動における、企業が求める都合の良い理想像」
を無理に当てはめるような就職アドバイスよりは


「自分の個性や能力が社会(会社)から求められているんだ!」
と学生が自分で納得して確信できる
『内側から湧き出る自信、職業意識、社会への使命感』
を指し示すようでありたいと思います。


このブログが『就活ポインター』という名称なのは
こういう想いがあるからなのですよ。


ということで
ではまた