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就職試験~自分の重点は絞りこめ!◆傾斜生産方式の知恵◆

2010-08-27 10:13:39 | 日記
こんにちは。

今週はずっと読売新聞、日本テレビの
読売グループをネタにしてますが

わが一族は「巨人ファン」というだけの
ことで、他に特別の他意はありません


それはそれとして
昨日紹介した池上彰さんの生解説
最新「就職試験」のブログ内容から
もう少し書いてみますね


◆企業の求めるものは、完成形ではない


先に結論づけますと

★特長を一つだけに絞って勝負するほうが
採用内定への確率が高い。


★マニュアル化され、すべてに平均点の学生よりも
「一つだけインパクトのある学生」のほうが
採用側には「印象が残るもの」である。


★企業が求める理想像はあくまで理想像であるので
必ずしも全部を満たさなくても良い。
100点ではなくとも、合格ラインであれば
内定が取れます。


資格試験の勉強法にも共通していますが
合格ラインの点数だけに絞って勉強するほうが
効率が良い。



◆そして傾斜生産方式の考え方で


ここでぱっと思い出したのが
『傾斜生産方式』という言葉です。


第二次世界大戦後の日本の経済復興のために導入された
priority production system の訳です。


ものすごく簡単にまとめると

★経済復興のために一番必要な
「石炭と鉄」に資金のすべてを集中していく

という方法でした。

★基幹産業の復興に必要な鉄を作るためには
製鉄所に大量の鉄鉱石と火力が必要でした。

★そのために「鉄鉱石の輸入と石炭の増産」
にすべての資金を大量に注ぎ込んだのです。

なんだか参考になりますよね?


傾斜生産方式が実際に戦後日本の経済復興に
はたした効果については
いろいろな研究が出ているので触れません。

ここではあくまで就職活動において
「必要なものを重点化するのだ」という考え方を
するための事例として取り上げました。


◆いろいろな考え方から学んでいきましょう


『大事な事からやっていく』ということは
本当に当たり前のことだと思うのですが

現実の生活や社会の中では
なかなか難しいものですね


priority production systemという
『言われてみれば当たり前の考え方』を

アメリカ占領軍(GHQ)から
導入しなければならなかった終戦直後の日本から
60年は過ぎているはずなのですが


現在の我々(日本人)はまだいろんな部分で
『言われてみれば当たり前の考え方』が
先進国家として身についているのかどうか?


時には思考の視野も広げながら、まずは
いろいろな考え方から学んでいきましょう


来週から9月。

学生の就職活動は本格始動しますね

ではまた。